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２１歳の女性が約２年振りに来院されました。高校で陸上をしていた時にヒザや腰、股関節の不調があり来院されていた時期がありました。とても素直でシャイでかわいらしい女の子でした。あれから数年が経ち、就職して立派な社会人になっておられました。１日立ち仕事だということで、疲れも溜まっていることと思います。身体の歪みは心配しているほど大きくはないものの筋肉の張りや疲れといったものが相当感じられました。凝って痛いと言われていた肩甲骨の内側は、本人の自覚通りガチガチで血流の悪さを感じさせます。それだけ頑張っているということですね。久しぶりに顔を見れて、元気な姿が見れて整体受けにきてもらって感謝です。お仕事も恋も悔いなく頑張ってください。そしてまた疲れたらおいでくださいね。『時間が経つのは早い！なぁ…』

８０代のご夫婦が来られています。ご主人がとてもお優しい方で「若い時に大変苦労をかけたから…」と奥さんをとても大切にされています。話では、掃除・洗濯・食事の用意や片付け・買い物などほとんどをご主人がされています。とても良い事だと思いますが、一方で奥さんの足腰がとても弱っておられるように感じました。「奥さんは１日何をして過ごされているのですか？」と聞くと「ほとんどゴロゴロ寝たり、テレビを観ています」とご主人さん。動かないと日に日に筋力が落ちていく話や、筋力が落ちると関節に負担が大きくなること、足の筋肉は全身の血の巡りに関係していて脳への血流が悪くなることなどをお話しました。奥さんを大切にするあまり少し?過保護?になっていると感じたのでそう言った話をしたのです。大切にするあまり、奥さんを健康から遠ざけているのです。無理はよくないですが、できることをやることが筋力低下を防ぐトレーニングになることを知っていただきたいです。『大切にされるからこそ身体のために良い習慣を！』

５０代の女性がヒザの不調で来院されました。長年右ヒザが悪く、かばっていた左足にも影響が出ています。ヒアルロン酸の注射や痛み止め、サプリメントなどで治療されてきましたが、整形外科で「右ヒザの軟骨内側がほとんど無い状態です。すぐに手術した方が良いです」と最近言われ、色々考えられて民間療法を試されることとなりました。もう１０年以上も正座をすることなく来られています。両ヒザとも９０度まで曲がりません。ヒザを着いてふき掃除したりすることもできません。骨盤も大きく開きヒザが外を向いた状態いわゆるＯ脚で歩かれます。整形外科で、術後はどんな感じなのか聞いてみたそうですが、「正座はできない」「歩く時は杖を常に使わなければいけない」「痛みは無くなるだろう」ということだそうです。何とか手術をしないで生活したい、できないのかと色々探されて当院に辿り着いたようです。今まで診たことがないくらい硬い臀部から太ももの筋肉、ほぼ動かない膝蓋骨(ヒザの皿)硬い股関節や足首。問題がいくつもありますが、ご本人の希望、手術しないで人生を終えるをしっかりサポートしていきます。『目標は人それぞれ』

来院者さんの中には歩くことがままならない方や、筋力が弱っていてふらつく方もおられます。そういった方々には整体だけでは生活の質を上げていく事が難しく、同時に脚力をつけていく必要があります。何かの本で見ましたが、以前テレビでよく見かけていたきんさんぎんさん姉妹のきんさんこと、成田きんさんは１０５歳から脚力強化のために筋トレを始めたそうです。始めた動機が?ぎんが私より早くしっかり歩いているから負けたくない?ということだったらしいです。開始した当初は足の筋肉は全くと言ってよいほど衰え骨と皮だけといった細さだったそうです。歩くのが困難の為、うつ伏せに寝て行う足のトレーニングを中心に、体力や筋力が付いてきたらトレーニングのレベルを上げるといった方法で毎日頑張られたようです。３ヶ月すると建物内をスラスラ歩けるまでになったそうです。何歳になっても体力や筋力は向上する事を証明してくれた感じです。とても感動しました。脚力が付く事によって、全身の血の巡りが良くなり、脳への血流が増えた事により、軽い認知症だったきんさんは、それをも克服されました。会話の中での質問に対する受け答えの速度が明らかに早くなり、数字を数えると１０まで数えると数字がいくつか抜けていたそうですが、トレーニング後は１００までしっかり数えられるようになったそうです。このように歩くための筋力強化だけではなく、全身の血の巡り、脳への血流の増加といった効果もあるのです。みなさんもコツコツ歩いて脚力強化しましょう。『脚力強化が全身や脳の血流改善にも繋がる』

病院で『腰椎すべり症』と診断された女性が来院されています。右の腰から臀部の強い痛み、右ヒザの外側からくるぶしまでのピリピリしたシビレがあり、腰椎から出ている神経を圧迫されているものを回避しようとしてなのか分かりませんが立位で身体が左に傾き、真っ直ぐに立つことができません。今年の春からの症状です。しかも痛みが出る二年以上前から腰椎がすべっていることは分かっていたため、整骨院に２年しっかり通い続けていたそうですが、今年の春から激痛で歩くことも辛い状態です。長い時間左に傾いていたせいなのか、後ろから検査すると背骨が大きく弧を描いて曲がっています。それは病院でも指摘されたようです。病院では?もう治らないよ?と言われているようで、本人も諦めていたようですが、どんどん悪くなる身体がとても心配になり、私の所に電話で相談がありました。「私と一緒に良くしていきましょう。今より良くなる可能性は十分ありますよ」とお話しすると「すべり症でこんなに悪いと断られるのではないかと怖かったです」と正直な気持ちをお話くださいました。施術を開始して５回目くらいまでは、ほとんどといってよいほど痛みに変化がありませんでした。ただ歪みや筋肉の状態は少しずつ変化が見られていましたので励ましながら続けて来てもらいました。合わせて生活習慣やストレッチ指導も行いました。特にお話を聞いていて気になったのが「私は低反発のマットにずっと前から寝ているのですが、それが良くないような気がしています」と初回の時にお話し下さったので低反発のマットの身体への悪い影響をお話しすると「やっぱりそうなんですね。そんな気がしていました」とのことでした。６回目以降に少しずつご本人にも感じられる変化が出てきて、今日は施術後に腰から臀部の痛みもヒザ下のシビレも無くなりました。まだ安定までは難しいと思いますが、ご本人曰く「この痛みが無くなるってことは考えていなかったしお医者さんにも無理だと言われていたのに、良くなるとは驚きです。ここに来たのも今の状態から悪くならなければ良いと思ってご相談したくらいです」と仰っていました。身体の状態や年齢によっては、「現状維持」でも立派な前進だと思っていますが、どのような状態でも楽になる可能性はあると思っています。もうしばらく頑張りましょう。良くなるところまで。『諦めずに自己判断せずに続ければ大丈夫』

今読んでいる本にこんなことが書かれている。『人の体は機械と一緒。しかも精密機械である』と。この言葉にとても共感する。機械は、使い続ければ故障しやすくなるし、無理をすれば壊れてしまう。人の身体も同じだなぁと思う。人の健康は永久ではない。歳をとってくれば疲れやすいし、痛みも出るし、治りも遅い。だから機械と一緒で?疲れたらメンテナンスをして身体を休ませる?ということをしていただきたいです。ちょっと疲れたなぁと思ったらストレッチをやって筋肉を伸ばしたり縮めたりして休憩する。そうやって身体を労わってほしいなと思います。車も定期点検や車検、オイル交換などメンテナンスをしっかりすることによって長く使えるようになります。人の身体もメンテナンスしていけば、寿命まで元気に過ごすことができるのです。毎日忙しく過ごしてあると思いますが、時々立ち止まって身体の声を聞いてくださいね。『人の身体は精密機械』

８０代の女性が久しぶりに来院されました。歩く時に歩幅が狭いチョコチョコ歩きの改善を二人三脚で定期的にやっていました。しかししばらくお見えになっていなかったのです。お嫁さんに車で送ってもらって来院されました。お嫁さんが状況を説明してくれました。しばらく前に脳梗塞で倒れたらしく、入院されていたようです。数日前に退院してきて、私と頑張ってコツコツやっていた歩行練習を再開されていたと聞いた時、胸が熱くなりました。確かに数か月前より歩き方も弱々しく、足も細くなってしまっていました。以前にも歩くことに自信が出てくると「先生、歩けるって素晴らしいですねぇ」と笑顔で話してくれていました。また少しずつ頑張りましょうね。。。いつでもいつまでも応援しますよ！『焦らず、諦めず、コツコツと前進！前進！！』

７０代の女性が腰痛、右ヒザ、腱鞘炎で来院されています。整形外科と整骨院にてしばらく治療をされていたとのことです。「病院や整骨院では待ち時間が長くて大変だった」と仰って「ここは予約制なのが良い。待ち時間がもったいなくて…」とも言われていました。当院が完全予約制にしている理由はいくつかありますが、大きくは二つです。来院者さんの待ち時間を極力なくし時間を有効に使っていただきたいという事と、痛みが強いなど重症な方はジッと座って待つのも苦痛なので、待たなくて良いようにしています。もうひとつは、どんどん人が来られると１人１人に集中できないことや、ゆっくり話を聞くこともできないからです。また、心の病気の方も来られるので他の方に聞かれたくない話も気にせず話していただけるようにと予約制にしています。また、小さいお子さんがおられるお母さんでも騒ぐ子供が他の来院者さんに気を使うこともありませんから。。。１人ひとりとしっかり向き合いたいということなのです。病院などは来院者も多く１人ひとりゆっくり話を聞くことはほぼ不可能なので、その点が大きく違うところですね。また、この女性は「痛い所だけではなく全身を診てもらえるのがいい。有難いありがたい」と仰っていました。例えば右ヒザが痛い場合は、逆の左ヒサが頑張り負担が大きくなっているはずです。片方のヒザを痛めると逆のヒザが徐々に痛んでくることは珍しくありません。なので、痛みが出てなくてもかばって頑張っている逆のヒザの予防としてケアするのが当院の考え方です。トータルで診ていきます。『木を見て森を見ずではなく全体を見る』

５０代の女性が来院されました。何か不調が出るとすぐに来られる方です。今日も体の状態をお聞きすると「足を組みたくなったから来ました。体がずれてるんじゃないかと思って」と仰います。私は来院者に常々『痛みや不調が出てしまう前にケアしに来てくださいね』とお話します。分かりやすいようにいつも虫歯の話を例に話します。『虫歯になりかけの時に治療すれば１〜２回で通院も済むのに、進行してしまってからでは治療期間が長いし最悪の場合は抜いてしまわないといけない』と。例を出してしっかりお話しするとみなさん納得されます。まだいいのは定期的に疲れや歪みを修正してあげることですが…。この話をしっかり理解されているこの女性は?足を組みたくなった?＝?バランスが悪いから?と自己分析されています。このような考え方の方は素晴らしいですね。身体も喜んでいると思います。「ここで整体してもらった後は、足も組みたくないし、組むと違和感があるんです。だから足を組むと楽ということは歪んでいることだと思って」とも言われていました。私の体に対する考え方をしっかり理解されていてとても嬉しく感じました。嬉しいです。『体からのＳＯＳサイン感じてください！』

６０代の女性の美容師さんが月に一度整体を受けに来られています。当初は酷い腰痛や肩こり、右手の腱鞘炎などお仕事でいたるところに不調がありました。しかし初めの段階での集中施術で右肩上がりに回復され、現在は月に１度で好調を保たれている状態です。この方もそうですが、トントン拍子に良くなる方の特長として?とても素直?であると言えます。「こういった姿勢が良くないですよ」とお教えするとそれを極力されません。「こういった事に注意してくださいね」とアドバイスするとそれを確実に守っていただいています。前回も、「足でしっかり立てていない気がする」と仰るので、５本指の靴下をお薦めしていたところ「先生、５本指ソックス良いですね〜。全然違います」とさっそく購入され、履いておられました。整体以外でもそういった?体に良いこと?をしっかり実践されていますから体が益々喜び元気になっておられます。体のバランスも問題ない状態を保たれておられたので伝えると「何だか全てが調子いいんです」と笑顔で仰っていました。私も嬉しいです。それを継続してもらうのが私の役目です。『体の元気が心の元気を作り、心の元気がまた体の元気を作る』