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毎日体に不調を抱えている方を見ていると、自覚のあるなしに関わらず?猫背?の方が多いことに驚きます。ほとんどの方が痛みや不調の原因をお聞きすると「何もしていないのに痛くなった」「痛くなる原因が分からない」と仰います。体に痛みや不調が出るまでには相当な時間があるため、悪い姿勢や体の使い方を自覚している方はほとんどおられないのでそのような言葉が返ってくるのだと思います。悪い姿勢を昨日からしたからすぐに痛みが出てしまうわけではないのです。体は繊細ですがとても頑丈にもできていますし、主に睡眠中に働く自然治癒力という痛みや疲れを回復させてくれるありがたい機能も備わっています。そのため少々ムリが続いてもすぐに体が故障することはありません。しかしその疲労や歪みの少しずつの蓄積も許容範囲を超える時が必ずきます。それが発症です。ですから「何も心当たりがない」ということになってしまうのです。猫背は背骨にも大きく影響するため、神経の伝わりや自律神経の乱れ、呼吸が浅くなる、筋肉や関節を硬くするなどで肩こりや頭痛、腰痛などあらゆる不調の原因になってしまいます。またその姿勢自体がぽっこりお腹になってしまいますし、リンパ液の流れが悪くなれば老廃物が流れにくくなり新陳代謝が悪くなって太りやすくもなってしまいます。疲れやすい、気分が落ち込む、思考が鈍くなる、眼が疲れるなどもあります。このようなことに心当たりがあれば姿勢不良が関係していると思い、気付いたら姿勢を正すクセをつけましょう。

豪雨被害から２ヶ月が過ぎましたが少しずつ朝倉や杷木地域の方が久しぶりに来院されるようになってきました。現状はまだまだ復旧とは程遠いでしょうが、一段落したところで体の不調に多少意識がいくようになられたのだと思います。今日も午前中に３ヶ月ぶりに比良松中学校付近に住まわれている方が来られました。大規模に野菜を栽培されている方で、毎月体のケアに来られていたのですが、災害を境にお見えになられていなかったので心配していたお１人です。開口一番「えらいなこつでしたぁ。先生の所は大丈夫でした？」と私の心配をしてくれます。田んぼは境界線が全く分からなくなり、流れ込んだ泥の対策が未だに決まっていないとのこと。田んぼより先に近くを流れている桂川の復旧が最優先だと仰られていました。いつもケアをしている左の股関節からヒザは多少悪くなっていたものの日常生活には何も支障がない状態を保てておられたので安心しました。家の事が一息ついたのでしばらく集中してケアに来られる予定です。顔を見れて安心しました。

６０代の男性が右ヒザの不調で来院されています。去年家族旅行で寒い中、長く歩きまわった翌日から右のヒザに違和感が出て今年にかけて徐々に悪くなっていったようです。「そのうち治るだろうと思っていた」そうですが現実は逆でどんどん痛みが酷くなり、できていた正座もできなくなって歩行時にも時々激痛が走るとのこと。夜は日常的に疼くため、夜中一度眼が覚めると痛みで朝まで眠れずゴロゴロ寝返りばかりして朝を迎えるといった状況だそうです。かなり悪い状況でしたが辛抱強く通われたのでまず激痛が無くなり、ヒザ関節のいたるところに痛みが出ていたものがほぼ一点に減ってきました。そんな時この方の家にも朝倉の豪雨が襲い、床下浸水により畳み上げや泥のかき出しなどの非日常的な作業を余儀なくされました。予約を一時期延期するなどありましたが、ヒザのケアは継続されていました。私もこの方のヒザの悪化を心配していましたが、何とか一段落されたあと来院され多少のぶり返しはあったものの、想像していたよりずっとヒザの調子は良かったようで安心しました。そして「以前のままの自分だったら歩けなくなっていたと思います」とお礼を言われました。まだ完全回復まではできていませんが一歩ずつ前進しています。

４０代の男性が左の首、肩、側頭部と眼の疲れで通院されています。仕事内容の半分はパソコン作業です。朝起きた時から肩こりを感じ、昼過ぎからは首や側頭部、左眼やその奥が痛くなります。体の歪みも大きく、首から肩や腕にかけての筋肉は強いコリで相当硬くなっています。日常生活や職場環境など体が不調になる原因をお話を聞きながらあれこれ探っていました。体は整える事ができても原因をできるだけ無くして良い状態がなるべく長持ちするようにと探るのです。ひとつはパソコンが置いてある机の高さがご本人に合っていないこと。これは大きな原因ですね。仕事の半分がパソコン作業であるのだから１日３〜４時間は高さが合わない画面を見ながら作業しなくてはなりません。この方の場合は机が低すぎるようです。この逆で高すぎるのも問題になります。できるだけ画面が目線の高さにあることが大切ですね。あとは就寝中のエアコンの温度設定やお風呂の入り方などが気になったためアドバイスをしました。来られる度に状態が良くなっているようで喜ばれています。体の歪みも徐々に少なくなり筋肉の硬さも少しずつ緩んできています。今は体より頭を使う仕事が多くなっています。デスクワークは想像以上に過酷なお仕事です。

１０年ほど前に腰椎椎間板ヘルニアと診断され、ずっとごまかしながら生活されていた７０代の男性が奥さんの紹介で来られています。家族で野菜の大規模農業を営んでおられます。お話を伺っているととても野菜作りがお好きなようで「あと１０年は野菜を作りたい」と仰います。立ち時間が長くなるとしばらく横にならないと耐えられないような痛みや強張りが腰から臀部にかけて出てしまい仕事に支障が出ています。できるだけ早く良くなって野菜の収穫時の忙しい時期までに痛みを取りたいということで初めの１ヶ月は週に２回で集中して来院いただきました。その集中したケアが体を好転させ目標より早く体が良い状態に戻られました。それからは月に一度維持予防のためケアに来られています。先日は急性の腰痛ということで一緒にお仕事をされている息子さんのケアを頼まれました。かなり酷いぎっくり腰でしたが「あれから息子はいいみたいです」と報告してくださいました。仕事はきつい事もありますが、辞めた途端に体が弱り始めて体調を崩されたり体力が急落したりということがあるのでできるだけ続けていただきたいですね。。。

今日から９月ですね。１年の３分の２が終わりました、早いものです。今週初めから転倒してから体じゅうが不調だという７０代の女性が来られています。短い期間に２度転倒してしまい病院での検査では尾骨のひびと胸椎の圧迫骨折の疑いがあると診断されたようです。どちらとも特に治療はなく「とにかくムリをせず安静に」とだけ言われています。転倒直後には無かった痛みがあちこちに出だし、寝る時間や座る時間が次第に増えていったそうです。そんな時久しぶりに近所の友人(当整体院に来てあります)に会うとその方から｢あんた猫背が急に酷くなって歩き方も変よ｣と心配され｢回復センターに行っておいで。事情を話したら悪いようにはされんけん｣と勧められ来院されました。いろんな所が痛く全身を調整する当整体院の施術はピッタリだと思います。施術中から｢あ〜気持ちが良い｣「痛みが減ってきた」など大変喜んでいただきました。施術後は「自分の悪いところがはっきり分かったように思います。痛みが無くなった所もあって骨折も治ったみたい」と笑っておられました。胸椎も尾骨もひびや骨折の疑いということで、それらが今度の転倒で起こったものか、古いものなのか分からない状態だと思います。骨折は治せませんが筋肉などの痛みは軽減、消失させることはできます。あまり安静にしすぎるのも考えものですね。早く日常生活が普段通り行えるよう導きます。。。

右のヒザが変形し、歩く事も痛みで億劫という８０代の女性が来られています。当整体院に来られている息子さんの勧めで来られたのがきっかけです。それまではずっと整骨院に通われていたのですが、少しずつ悪くなるヒザを見兼ねた息子さんから相談を受けたのでした。ヒザは悪いですが、まだご自分で運転もされていますし、顔の艶もスベスベで見た目も１０歳お若く見えます。「以前のように海外旅行はムリだけど散歩を気兼ねなくしたい」と目標を持たれていました。散歩も今まで幾度となくチャレンジされていますが何せ歩くだけで右ヒザが痛むため長くは歩けません。ご本人はやる気があるのに歩けないなんて辛いですよね。。。初回の整体後はとてもスムーズに痛みもほとんどなく歩けるようになられたのですが、翌日にはまたぶり返していたため、整体の他に歩き方指導をしました。その歩き方を意識して変えることが功を奏しそれからぶり返しは無くなりました。途中で歩き過ぎて少し悪くなることが度々ありましたが、それも徐々に無くなり快適に歩けるまで回復されたのです。最近のこの方の口癖は「これを維持しなきゃ」です。もう少し来院間隔を空けてもいいかと思いますがご本人の希望で週に一度来られています。でも万全を期すに越したことはありません。何より痛みなく歩ける事が嬉しいと表情がとても明るいのが私にとって何よりです。。。

お盆前から両ヒザのケアに来られている６０代の女性が２週間ぶりに来られました。歩くことも痛みがあって億劫な感じでしたが、しっかり来院間隔を詰めて来られていたのでとても順調に痛みが減ってきていました。大変喜んであったのですが本家に嫁いであるためお盆がとても忙しく２週間ほど来れない状態でした。お盆の用意や家事、お客さんの世話は想像以上に体に負担を与えます。普段より座っておしゃべりする時間が長かったり、場合によっては座る暇がないほど忙しかったりと普段とは違う生活になります。この方も来客が多い家だそうでお盆前から憂鬱感たっぷりでした。予想通り忙しくバタバタとお盆を過ごしていると、無くなっていたヒザの痛みが再発、さらに熱感まで出てしまっていたようです。しかし今日の施術で痛みは以前のように無くなり一安心。「せっかく良くなっていたのにお盆が挟まってもったいなかった」と苦笑い。でもすぐに元のように痛みが消えて笑顔で帰って行かれました。お盆が明けてから再発や悪化、疲れが溜まっている方が多いように感じます。あなたはどうですか？そのまま放置して慢性化しないようにしてくださいね。。。

８０代の女性がヒザの不調を克服し、少しずつウォーキングの距離を伸ばされています。定期的に来られているのですが、なにかの用事で来院間隔が空き過ぎると痛みまでは出ないもののヒザの伸びが悪くなったり、体の歪みが出てしまいます。体の歪みはその方の生活での姿勢や動きのクセがあるためいつも同じような歪み方をする方がほとんどなのですが、この方も同じ歪みが出てしまいます。そんな時前回からこの方のズボンのお尻の位置の生地が右側だけとても擦れていることに気付いていました。偶然だと思っていたのですが、先日来られた時の違うズボンも同じように右のお尻の所が左側より擦れて毛玉がたくさんできていました。施術が終わってなぜそうなるのか必ず原因があると思い一緒に考えていきました。すると食事以外の時に座る長椅子に腰かけている時に右側にもたれかかっているとのこと。それがバランスを崩し右のお尻の筋肉を疲労させて縮み、お腹の筋肉(腸腰筋)を短縮させているのも歪みや右脚が伸びなくなる原因だと考えました。本人も大変納得され今後その椅子への座り方を意識していただくようにしました。｢そんな考えてもなかったことが習慣で体を悪くすることがあるんですねぇ…｣と複雑な感想を言われていました。何気ない習慣が原因で起こる不調はたくさんあります。

私の施術はどこに不調があってもできない場合を除いては全身を調整します。また初回の時には生活のことなどを詳しくお聞きしています。そんな中いつも思うのは?体のどこかが痛んでいる人は足首が硬い…足首の可動域が極端に狭い方が多い事を実感しています。足首は地面に近い関節で可動域が狭かったり、足の裏にマメやタコができやすい方はバランスが悪くなりヒザや股関節、腰、悪ければ上半身にも影響することがあります。スリッパ生活や長靴を頻繁に履く、かかとのないツッカケ、ハイヒールなども様々な不調の原因になります。?片噛みする人が多い…食事をする時に右または左ばかりで噛むクセがついている方がとても多いですね。虫歯の治療などで一時期噛めなかった時のクセがずっとそのままになっている方が多いです。アゴの左右のバランス崩れは頸椎の歪みにもつながり全身に波及します。また長時間横を向いて友達と長話したり、片手で頬杖をつくクセがついている方も要注意です。まだ細かく言えばありますが、最近この２点がとても感じるのであなたも注意してみてくださいね。