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５０代の女性が首の不調で来院されています。首の可動域が上下左右に狭く、振り向く時は身体ごと動かさなくてはいけません。一番困っているのは『車の運転』と『目薬』。運転時の後方確認はとても苦痛のようですが車に乗らないと不便なので乗ってあります。目薬はベットやソファーに横にならないとさせません。また首を動かすとゴキゴキッと音が鳴ります。朝起きた時が一番動きにくく痛みもあり、仕事中は集中しているためか動きにくさはあっても痛みはそんなに感じないとのことです。酷い日は頭痛もあります。触診でややストレートネックで、何より頚椎４〜５番辺りの左に乾電池のような塊があります。施術の方向性としては乾電池のような塊(筋肉のこり)をしっかり緩め、首のカーブ生理湾曲をつけていく、椎間板を伸ばしていくことを重点に施しています。来院当初は左に顔を一番向けにくかったのですが、それは数回の施術でほぼ解消しました。逆に右への可動の狭さが浮き彫りとなり本人も気になられていました。仕事の関係で週に１度来院されるのがいっぱいいっぱなのも改善に時間がかかっている要因の一つですが本人は時間がかかっても何とか治したいとの強い意志で諦めずに通われました。徐々に左側の塊が小さくなって、今回左への可動域とほぼ同じ位置まで顔が向けるようになりました。本人も嬉しいやら驚きやらで私も一緒に喜びました。今後はそれをしっかり安定させること、当たり前の身体に戻るのももうすぐですよＩさん。諦めずに良かったですね。。。

酷い肩こりや腰痛で来院されている３０代女性が来院されています。肩こりはずっと以前からあるようですが、最近は背中側が全体的に痛くなったようです。平均睡眠時間が５時間という聞いただけでもとても疲労が溜まってしまうような生活を数年間続けられています。お話を聞いているとよく数年も身体が持ちこたえたなぁという印象です。将来を見据えて一念発起し来院されています。当院の施術に身体がどんどん慣れてここ２回ほどは『とても眠たくて耐えられません』と仰います。本来のあるべき状態ですね。身体が疲れている、しかもそれが痛みになっているのに身体が休みたい、睡眠をとって回復したいという状態にならない身体になってしまっていたと考えられます。とても危険ですね。疲れたと判断した身体は睡眠をとって回復したいとサインを出すのは当然ですが、この方の場合はこの数年間にその状態をも変えられどんどん危険な方向へ身体が進んでいったと考えられます。昼寝もして夜も普通に眠れると仰っていましたが、それほど身体は疲労し、耐えに耐えていたのです。数年間のリズム、身体の疲労など本来の姿に早く戻してあげたいと心から思います。今までよく耐えましたね。もう大丈夫。。。

首から肘の痛みや指が腫れぼったく拳を握りにくいという症状で６０代男性が来院されています。手術をするかしないかと悩まれているなか当院に来院されました。首から背中にかけて筋肉の張り感が物凄く強く疲労の相当な蓄積がうかがえます。３回目までは骨格の調整と筋肉を弛緩させることに重点をおきました。来院当初からすると首周辺の柔らかさが出てきたので椎間板の圧を下げるよう牽引を時間をかけて行いました。ある角度に牽引すると痛みがスーッと引くところがあります。その角度でしばらく牽引すると立ちあがった時のビリッとした痛みが出ませんでした。まだまだ初期の段階なのでぶり返しなど波はあると思いますが、手術を回避できるお手伝いを全力でさせて頂きます。

８０代の女性が付き添いの方とご一緒に来院されました。腰と右の股関節に痛みがあります。普段は畑仕事をマイペースでやっておられるようですが、今は田植えの準備でお忙しいようです。立位で前かがみになっていますが、それより仰向けに寝た状態で右半身が縮こまったように『く』の字になってしまっています。お連れの方もそのような状態を見てびっくりされていました。このところ少し頑張り過ぎたようで身体を優しく動かしながら筋肉の緊張を緩め、曲がった身体の歪みを修正していきました。うつ伏せから仰向けになる時に右の股関節の痛みはほとんどなくなり『右足は痛くなくなった』と驚かれていました。痛みのない施術だと分かりだんだんと身体の力が抜けていき、さらに身体がリラックスできてきて身体が次第に真っ直ぐに伸びてきました。お連れの方と真っ直ぐに伸びた身体を確認してもらい安心されました。寝ている本人は身体が真っ直ぐになったことなど分からない様子でしきりにお連れの方に聞かれていたのが印象的です。腰の痛みが少し残りましたが前かがみの身体も半分くらいに伸び、『しばらくお世話になります』と次回の予約を入れられお帰りになりました。痛みの具合は分かっても身体が真っ直ぐになることは本人に理解してもらうことは難しいのでお連れの方がおられるとよく分かってもらえますね。無理を続けてしまい前にも横にも曲がってしまった身体…今まで頑張りましたね。今から回復していきましょう。。。

４０代の女性が酷い頭痛で来院されています。市販の頭痛薬が手放せずいつも持ち歩いているそうです。詳しくは書けませんが、お聞きする感じでは精神的なストレスも相当受けてあるようです。今からずっとこんな生活なのかと将来を不安に感じられながら生活されていた様子。仕事の関係で週に１度の来院ですが、２ヶ月目あたりから頭痛のある日が少なくなってきて３ヶ月目の今、ほとんど薬を飲まなくて済む状態になっておられます。しかし、激しい運動の翌日や生理の時はまだ頭痛があるようです。でもご本人は『今までは毎日薬を飲んでましたからそれから考えると凄く良くなっています。薬にあまり頼りたくなかったので』ととても前向きです。ストレスを受け続けると鎖骨や胸周辺が緊張し、前かがみになるため呼吸が浅くなったり自律神経に乱れを作ったりします。身体のストレスも心のストレスも誰でもあるものですが、個人個人でそれに対する強さ、許容量も違うのでストレスがきついなと感じられたら休みの日に好きな事をして発散したり、それでも辛い時は施術を受けられて１度リセットすることで身体を強いストレスから解放することです。誰にでも例外なくある『ストレス』上手にコントロールしながら身体を守りましょうね。

８０代の女性が歩行困難で来院されています。他にも酷い肩コリや腰痛、ヒザ痛もありますが順調に回復されていました。ご夫婦で来院されていますが、ご主人から『あんまり調子が良くなったものだから休みに草取りしてからちょっと疲れ気味です。今まで草取りなんかしたことないのに(笑)』と報告がありました。しばらく前にはバスの中で転倒され、頭や手首や足首を打ち病院で脳などの精密検査も受けられています。しばらく笑顔もなく、会話すらままならない状態でしたが昨日来院された時には顔色も良く、足の運びもとてもスムーズになられていました。ご主人からも『夜中トイレに１人で行けるまで回復したから僕の負担も減りました。笑顔も出るようになったし、会話が増えてきた』と嬉しい報告も頂きました。先日は庭に生っているさくらんぼを頂きとても美味しかったです。もっともっと回復され、目標の九州新幹線での鹿児島旅行を実現しましょうね。

９０代の男性が月に２回来院されます。首、肩、坐骨神経痛、右すねの痛みがありますが来院される時によって痛みの部位も変わります。来院されるようになって１年以上が経ちますが、その頃に比べると骨格の歪みも症状も随分良くなっています。最近は『先生のおかげで、痛みが出てもちょっと横になったり、睡眠取ると良くなります』と仰います。９０という年齢かもしれませんがとてもご自分の身体を大切にされています。当院に来院されるようになる前は別の整体院へご夫婦で行かれていたそうです。施術中も『身体が伸びた〜』とか『今首を引っ張られたら足の先までズーンとして気持ちいい』など仰います。そして施術が終わって話をしていると『先生、私はここに来るのをほんなこつ(本当に)楽しみにしちょりますと(楽しみにしています)。身体が生き返るもん』と満面の笑顔で仰います。人生の大先輩の身体のケアを今後もしっかりします。。。

痛みはあまり感じないが左の足首が腫れて違和感があるという８０代の女性が来られました。両足を比べると左の外くるぶしの周辺が腫れています。特に捩じったりどこかに打ち付けたようなことはなかったと本人が仰います。骨格の検査では仰向けに寝るとヒザ下のバランスの悪さが目立ちます。右の足のヒザ下は自然にちょっと外向きに開いていますが、左のヒザ下はしっかり内側を向いています。歩く時も左足だけかなり内またぎみです。ヒザから下の前後、すねやふくらはぎを重点的に筋肉を緩め続いて足首からつま先までアプローチしていきました。立位での足首の調整を行い、２日後の今日来院されましたが腫れも随分ひき、本人も違和感があまり感じられなくなったと仰っていました。しかし、今までの骨格や歩き方の癖は当然あるのでしばらく様子を見ながら来院されます。歩き方や身体の歪みが長年のものならば、それだけ正しい状態や動きにしていくには時間がかかります。一時的に痛みや腫れがひいても安定して当たり前にならなければ意味がありません。捻ったりしていないのに違和感や腫れが出るまでに身体は相当耐えてきていると思います。年齢的にも早く修正し、いつまでも自分の足で歩いて頂きたいですね。。。

２年前に右股関節の手術をされている８０代の方が来院されました。術後も右臀部や腰の痛みは続いていたようです。最近はふくらはぎに痛みが出るようになり、腫れも出てきたそうです。とてもお話し好きで幼少の時に樺太におられた時の話など施術中ずっと話してあります。独り暮らしということで話したい気持ちもあるのでしょうね。今日で４回目の来院ですが、前回３回目後から痛みもなくなり腫れもひいてきたようで嬉しそうに話されています。まだ、手術した周辺の臀部や腰の痛みは多少残っているので今日は腰から太ももにかけての施術を中心に行いました。長年苦労されているようで『今まで苦労したけん、身体が痛くなって当然ですよね』と仰るので『その中でも一番良い状態に身体をしてあげましょうね。苦労した分、尚更労わってあげましょうね』とお答えするとニコッと笑いうなずかれました。８０年以上頑張ってこられた身体のケアしっかりやります！

８０代の女性が両足ヒザ下のシビレと浮腫みで来院されています。以前から当院の施術に興味があったようで近くにある眼科の帰りに寄られて話を聞きに来られました。あいにく、予約がいっぱいで数時間後に予約を入れられ再度来院して頂きました。手芸や編み物が好きだそうで夢中でやっているとヒザ下の感覚が鈍くなり、自分の足ではなくなったような感じになるそうです。また、歩きまわった後ではないのに朝起きた時から浮腫みが激しいようです。指で押すとへこんだまま戻らない、靴下の型がずっとついたままといった状態のようです。病院で処方されている薬の影響もあるかもしれないと担当医からは言われているそうです。週に２回の間隔で来院され、３週目に入りましたが身体の状態も毎回ごとに変化があり、昨日は『先生！ふくらはぎにしわが出来て皮をつかむ事ができたんですよ！今まではパンパンでそんなことできなかったのに。』とちょっと興奮気味で入って来られました。『普通、女性だったらしわが出来たら嫌だけど嬉しい』とも言われたので笑ってしまいました。浮腫みやリウマチで腫れがひき、しわができると皆喜ばれます。良いしわもあるんですね。。。