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福岡県
『下っ腹が凹んできました(喜)』
60代の女性が腰痛改善のために来院されています。運動やストレッチ、筋トレなどとても積極的にされています。以前から?腰痛には腹筋を鍛えたら良い?と知っておられたため、自宅で毎日頑張って腹筋運動をされていました。しかし仰向けで上半身を起こす腹筋運動は腰痛持ちの方にはきつい運動です。「腹筋運動をすると必ず腰痛が悪化していたんです。腹筋を鍛えると良いと聞いたのですが…」と質問されました。実は一般的な腹筋運動で鍛えられるお腹の筋肉は?腹直筋?です。腰周りを包み込み、コルセットのような体を支える役割の筋肉は全く別の腹筋なのです。それはお腹や腰周りを包み込むように横に走っている筋肉、その名の通り?腹横筋?です。これは残念ながら一般的な腹筋運動では鍛えられません。当院では腰痛の方には呼吸を意識しながら腹横筋を鍛えるやり方を指導しているので、お教えしていました。「これで気になっている下っ腹も凹むかしら。今までやっていた腹筋運動ではお腹は凹みませんでした」ということでした。毎日、朝と晩に欠かさず続けておられましたが、昨日来院され「呼吸を使って鍛え始めて、1週間で下っ腹が凹んできました。嬉しい〜」とすぐに効果があらわれ、喜んでおられます。腹横筋が鍛えられれば、見た目はもちろんですが、腰を支えてくれるので、腰痛緩和にも効果ありです。。。
からだ回復センター甘木
腰の丸まり・背骨異常
70代の男性が腰痛、下肢痛、連続歩行距離の減少などの不調で来院されています。腰が曲がってきていて、腰骨が本来の形とは逆に後方にカーブしているため背部に痛みがあります。また前かがみの姿勢での生活で太ももにも負担がかかり痛んでいます。近くの低い山をよく登っていたそうですが、できなくなってきたと同時に痛みが強くなってきたそうです。まずお話の中で気になった点が二つ。柔らかいベッドで寝ていること。これはご本人も悪いようだと自覚がおありのようでした。また背もたれが斜めになっている柔らかいソファーに坐っている時間が長いそうで、それも今の身体の状態の原因になっています。骨盤は後傾し、それを補うように腰骨のカーブは逆になっています。体は長くしている姿勢やよくする動作から学習し変化していきます。このような話がスッと入ったこの方は、その日からベッドを布団に変え、ソファーでなく背もたれがほぼ垂直の座面が硬いイスに変えられています。そうすることで施術後の良い状態を長く保つことができ、徐々に体が本来の状態へ方向転換し始めました。施術も大切ですが、施術以外の時間の方が圧倒的に長いですからそういう生活の中での改善はとても重要です。「先生、だいぶ体がシャンと立つようになってきて」と仰っていますし、私から見ても分かるくらいに改善されてきました。体は本当に喜んでいると思いますよ。もっともっと本来の姿へ戻していきましょう。。。
からだ回復センター甘木
重症化した股関節痛
数か所の病院で検査を受けられて、その全ての病院で「手術をした方がいい」と言われている60代の女性が来られています。左の股関節が主訴ですが、徐々に右にも同じような痛みが出てきているようです。ここ最近がとても悪くなり、ご本人曰く「股関節が外れると数時間動けなくなる」そうです。どういうことか詳しくお聞きすると、ある日美容室でカット後、イスを平らに倒し洗髪してもらっていると、その外れた感覚が起こりそれから3時間ほど左脚が動かなくなりイスにずっと坐らせていただき、とても迷惑をかけた経験やスーパーで同じように脚が動かなくなり何時間も同じ場所にずっと居なくてはならなくなったりと大変苦労されています。ご本人には手術は今のところ選択には入っていないようで、どうにかならないかと相談されたのでした。それだけ悪いと電話では状況が分からないので1度来てもらい体の状態を診させてもらいました。私の検査でも相当な悪さが見受けられます。仰向けで左脚を伸ばしきると外れる事が多いということで、ヒザ裏に布団を丸めて置いた姿勢で施術。それから数回来院され、脚の運びや痛みの具合が徐々に良い方向へ進んでいます。「こちらに来るようになって外れる事が無くなって同じ場所に何時間も居座らなくて良くなっただけでもありがたい」と仰っています。このようにかなり悪い状態なので、全ての不具合が解消してしまう事はないかもしれませんが、生活の質は間違いなく上がっています。できるだけ回復させて維持していく方向で進めています。
からだ回復センター甘木
手術という選択は最終手段にして
70代の女性がヒザの不調で来院されました。半年ほど前に人工関節への手術をされています。術後半年も経っているのに腫れ、熱感、そして痛みが引かない状態のようです。術後の経過は人それぞれだと思いますが、同じ日に同じ病室の方はとても順調でほとんど問題なく過ごされているのに…と話されていました。手術するほど悪かったのか?とお聞きすると「この歳だから早くしといた方が良いと思って」と仰います。「今思えばまだ焦らずゆっくり考えてみればよかった…」と後悔が強いです。当院にも手術後の方も多いですが、手術を何とか回避できないかと来院される方も非常に多いです。それはやはり手術をされた方から「術後が悪い」「しなければよかった」「傷口が傷む」…など良くない情報も多々あるからだと思います。増してこの方のように、整体など他の改善法も試みずいきなり手術をされているので後悔してもしきれません。しかしそうはいってももう後戻りはできません。今の状況で出来る限り良い状態にして維持していくしかありません。少しでも楽に動けるように一緒に取り組んでいきます。あなたも手術を考えられているなら、また身近な方にそういう方がおられるなら、一回立ち止まってその選択が正しいのかじっくり考えてくださいね。
からだ回復センター甘木
痛みを我慢しての施術はしません
左の肩に激しい痛みがある女性が初来院されました。病院ではレントゲン検査で骨には異常ナシ。五十肩(肩関節周囲炎)と診断されています。数年前には右肩を同じように痛めてとても辛い経験をされているので、その間の辛さは十分に分かっておられます。右肩も鍼灸マッサージ、整体など様々な治療を受けられ一年ほどで治癒しています。しかしその時受けた治療が激痛を伴うような治療だったため今回はしばらく様子をみて病院でのリハビリのみ受けられていました。知り合いから当院を紹介され、痛みを伴わない施術であると聞いてのご予約です。以前の痛かった治療がケアを遠ざけていた感じです。左肩に痛みが発症してもう半年間そのような状況ですから本当に辛い状態ですね。当院での可動域の検査や圧痛具合でもかなりの重症です。肩はほとんど動かすことができず施術の内容も限られた中で行います。当院の特長は?痛みのない施術?です。痛みのある姿勢にはしない、動作もしない、部分に触れ過ぎない…など受ける方にできるだけ負担が少ない範囲で行います。痛みを感じると脳も体も委縮し筋肉も緩まるどころか余計に固まってしまいます。特に肩関節周囲炎のような激痛の場合はより慎重に施術する必要があるのです。動かせる範囲内で調整していき、そり範囲を少しずつ広げていくというやり方です。ムリは絶対に禁物です。
からだ回復センター甘木
仰向けに寝れない背中の丸まり
70代の女性が背中から腰の不調で来院されています。背中から腰が丸まり背筋を伸ばして歩くことが困難な状態です。そのため背中から腰にかけて痛みが少しずつ強くなっていて、それに伴い背中の丸まりも酷くなってきているようです。仰向けに寝ると痛みがあり、横向きでしか寝ていません。内臓や肺も圧迫され、不具合は見た目だけではありません。2回目3回目と姿勢が良くなってきて仰向けに寝れる時間がどんどん長くなってきているようです。「家でも仰向けになる時間が増えてきました。仰向けで寝るとこんなに気持ちがいいものかと思います」と仰っていました。時間が経てば症状は悪化する事がほとんどです。慢性痛はほとんどがそうです。少しずつの変化でも徐々に状態が悪くなるままなのか、少しずつ良くなっていくのかで2倍の変化が出ますね。その積み重ねが気付いた時に大きな変化として現れ、ご本人もさらに自覚されると思います。骨が変形してしまう前で良かった。まだまだ良くなりますよ。。。
からだ回復センター甘木
自分に自信がつき仕事を増やしたい
自律神経失調症を高校生の時に発症した40代の女性が来院されています。一旦就職されていましたが、倦怠感、疲労、首や肩の激しいコリ、頭痛、めまい、吐き気などにより仕事を続けられなくなり退職されています。それからは家事が仕事になっておられましたが、それもままならない状態まで悪化した時に当院に来られるようになりました。当初は全ての症状がきつく出ていて、通常行う施術も行えない状態でした。根気強く通われ3ヶ月後くらいから徐々にですが余裕が出てこられました。自律神経系の不調は精神的ストレス、環境、天気、食べ物、肉体的ストレスなど様々な状況の変化で調子が良くなったり悪くなったりします。この方も来院されるようになって5年ほど経ちますが、まだ小さな波はあります。しかし数ヶ月前から20年ぶりにアルバイトを始められ、それをこなす事で自分の自信をどんどん取り戻されています。「アルバイトだけど自分でも仕事ができるのですね」と。さらに最近では「今は出勤日数が少ないのでもうひとつバイトを増やそうと思っています」とのお話がありました。眼に力があり、数年前の彼女とは別人のようです。とてもとても嬉しいです。当初は自分の状態を責めたり、投げやりになりかけたりしていましたが、もう大丈夫です。諦めなかった事が現在の彼女をつくりました。本当に嬉しいです。。。
からだ回復センター甘木
曲がってきた腰
70代の男性が腰の不調で来院されています。腰が曲がってきていて長歩きが困難になってきておられます。胃ガンの摘出手術後から腰の具合が悪くなってきたようだと仰られています。体は表と裏が必ずあり、それが拮抗している事で健康な状態を保てています。手術、何かを摘出するという事自体負担になっていると思われますが、この方も背中の筋肉がガチガチに硬くなっておられ、お腹側の筋肉主に腹横筋が衰えていると考えられます。それと合わせてお話を伺っている中で?柔らかめのベッド?と?背もたれが丸いイス?も背中から腰を丸くする生活習慣だと考えられます。腰かけると背骨の腰の辺り(腰椎)が本来お腹側に凹んでいないといけないカーブが後ろに突出しカーブが逆向きになってしまっています。そのため背筋を伸ばして坐る事ができません。施術を繰り返しながらも自宅では腹横筋の強化と背骨の柔軟性を取り戻す体操とストレッチを実施していただいています。またベッドで寝ておられたものを床に布団へ、背もたれが倒れているイスには坐らない事も徹底してあります。このように自分でもしっかりした意識で改善を試みる方は、しっかり体も応えてくれるものです。2回目来院時には「だいぶ腰の丸まりも良いようだがどうですか?」と聞かれていました。私がどうこうより自覚が大事ですから効果が即座に出始めたのは言うまでもありません。ゆっくりと方向転換し、体が良い方向へ進み出しました。このまま体は楽な方向へ進み続けますよ。
からだ回復センター甘木
ヒザ手術後の突っ張り感
自転車で激しく転倒し半月板の手術をされた女性が来院されています。術後は深く曲げる事が出来なくなっているため正座はもちろんですが、歩行時にも脚の運びでは左右差を感じています。術後一年以上過ぎているのですが、ご本人の想像とはかけ離れた状態に気分も落ち込んでおられるご様子です。その時は痛みが激しく手術以外の選択肢は考えなかったそうですが、ちょっと後悔してあるようです。ですがもう時間を巻き戻す事はできません。今の現状で一番良い状態にしてあげる事が大事です。医者からは『自力ではこれ以上深く曲げる事は不可能』と言われています。正座はできないとしてもバランス良く歩きたいという気持ちで来院されています。以前より5〜10度ほど曲がるようになってきましたが、これ以上は手術の事もあり物理的にムリかもしれません。しかしバランス良く歩けるようにする事は十分に可能です。どんどん脚の運びに違和感がなくなり、気持ちも前向きになっていかれました。今は月に一度来院され状態維持に努められています。仕事を再開された事もあり先月は来院されず2ヶ月ぶりに来院された時には「ヒザ周りに突っ張り感が出てしまって…」と仕事を調整されての来院でした。まだ2ヶ月は状態を維持しきれていないのでどうにか仕事に都合をつけて来院される予定です。定期的にみていけば大丈夫ですよ。
からだ回復センター甘木
田植え疲れを解消!
当院の周辺は田んぼが多い地域です。そのため今の時期は農家の方は田植えがある時期です。しばらく前までは「田植えの準備で忙しい」という言葉をよく聞いていましたがどんどん田植えが終わった方々から「やっと田植えが終わってひと段落〜」と田植えの疲れをとりに来院されています。私も友人の田植えを手伝いに行った事がありますが、長靴で田んぼの中、田植え機への乗り降りと長時間の運転、苗の運搬などその日は大変だった事を思い出します。性格的に土に触れる事が好きなので苦にはなりませんが、やはり体には堪えますね。。。その疲れは放っておくと後々まで響く事になりかねませんのでひと段落したら体のケアをしっかりしてくださいね。体をたくさん使ったらその分ケアをする…そういう習慣が健康な体を保つ秘けつですね。
からだ回復センター甘木