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先日の台風は最近の中では一番風が強かったと感じます。台風が近付けば気圧が下がりますから、関節痛や古傷が悪化する傾向にあります。実際当院に来られる方々も「台風の前日くらいから調子が悪かった」「最近なかった頭痛が出た」など影響を受けられたようです。気圧が下がれば体の内圧が上がり、体が膨張します。お菓子を高い山に持って行ったら袋がパンパンに膨れ上がる事と同じです。膨張すれば神経の圧迫が強くなったり、血流に影響が出て不調が一時的に悪化したように感じるのです。体には色々な仕組みで生命をつないでいますが、環境の変化には大きく影響を受けますね。それが不調をお持ちの方はなおさらです。また、気圧などとは別に台風後の片付けで体を痛めたという方もおられました。当院に来られている方たちに聞くと「木が倒れかかった」という話が一番多く聞かれています。それを立て直そうと体を張り頑張り過ぎての痛み発症ですね。自然のことなので仕方がないですが、みなさんもムリをなさらぬよう。。。

６０代の女性が背部痛で来院されました。自営業をされていて、休みなく働かれていて１年間を通して数日しかお休みされていないという厳しい環境の中で生活されています。単純に考えても疲労回復、ストレス発散をする時間が圧倒的に少なく、体の不調が出ても当然といった環境です。しかもお風呂は湯船に浸かる時間は僅か１〜２分。話を聞けば聞くほどこの方の体がかわいそうでなりません。唯一良かったのは睡眠時間をしっかり８時間ほど毎日とられている事です。当然ながら、夕食後はすぐに横になりたい衝動にかられ、布団に入ればすぐに深い眠りに入るといったいっぱいいっぱいの生活を何十年も過ごされています。体は限界を超えていますね・・・。骨格検査などで体の状態を確認してもその状態の悪さがハッキリ感じ取れます。直感的に?この方はこの生活を続ければいつか倒れてしまう?と思ったので、普段はその方々のお仕事には立ち入らないようにしていますが、こういったギリギリのラインにおられる方には手遅れにならぬようお話だけさせていただいています。体を本当の意味で壊してしまっては何の意味もありません。時間を取りじっくりお話させていただきました。あとはご本人とご家族の方がどうされるかは分かりません。幸いにも１ヶ月ほど集中的に通っていただいたことで随分楽になったと笑顔も見せていただけるまでに回復されました。生活環境が今のままだとまたいつ状態が落ちるか分かりませんので、お仕事が今のままである限り定期的な来院は必要不可欠だとお話し、納得して２週間に一度来院されています。体より大事なものは絶対にありません。。。

北海道に旅行に行かれた女性が首の不調で来院されました。この方は、不調を少しでも感じたらすぐに来られています。今までにもヒザや腰、頭痛、肩コリ、肘、手首などに不調が出ましたが、早め早めの対応が慢性化を防いでいます。ご自分での体の管理がしっかりしてあるためです。旅行の話は聞いてなかったのですが、施術を進めていくと首から肩のコリが酷く、今までになかった状態だったので施術後にそのようなお話をしたのでした。すると『実はどうしても行きたかった旭山動物園に行ってきたのです。その時に荷物抱えたり、飛行機での移動などが首に負担がかかったのだと思います』と仰いました。体の不調には必ず原因がありますね。それが例え本人が意識していなくても、原因が無いのに不調は絶対出ません。今回もすぐに来院されたので、３週間後に来院された時には首痛はすっきり解消されていました。やはり何事も早めのケアが慢性化、重症化を防ぎますね。

７０代後半の女性が首の不調で来院されました。寝ていても立っていても座っていても痛みがあり、すぐに病院に行かれました。レントゲン検査を受け、医者から『事故にでも遭いましたか？首の骨の曲がりが酷いですが…』と言われたそうです。自転車で転んだり、自宅で滑って転んだりした経験はありますが、事故には遭ったことがないそうです。しかも、転倒したのはもう３０年ほど前の事だそうです。医者は首をかしげながら『この首の歪み方では痛みが出て当然です。しかしそれはもう治りませんよ』と言われ、痛み止めの薬とシップを処方されました。今後が不安になり、ご家族が当院に通われている関係で、ずくに来院されました。首の真後ろから右側にかけての痛みが強く、今は仰向けに寝るのも長時間はムリのようです。幸い、施術時間くらいの時間であれば問題なく仰向けになれるということで施術していきました。猫背が強いため、それだけでも首には相当な負担が常にかかっています。筋力も弱り、筋肉で補えていた部分が耐えきれなくなり、大きな痛みが表面化したと考えられます。骨盤や股関節、ヒザ関節などにも歪みがみられ、バランスが良くなるように整えていきました。施術中や施術後はとても気持ちが良いとのことでとてもリラックスされていました。痛みも随分和らぎましたが、長年のクセである猫背は簡単には改善できません。それが頸椎を真っすぐにしてしまっていることが、最大の痛みの原因ですから、しばらく猫背の矯正を行っていき、首に負担がかからない姿勢に変えていかなければなりません。痛みが和らいだことと、時間がかかっても良くなる可能性があることがわかり、安心されて帰っていかれました。体は変化します。必ず。。。

６０代の女性が長年の腰の不調で来院されています。何度となくぎっくり腰を経験されていて、痛みがない時も常に骨盤辺りが右に傾いています。それを自覚されてもう１０年ほどになるそうです。いつかはちゃんとケアしないとと思い１０年が経ってしまいました。根本的な体の改善を望まれているので、痛みがどんどん減っていますがしばらくは、痛みばかりに意識を向けず骨盤の歪みを正すことも頭に置いて通われます。そんな中、短期間に体重が増えたこと、そしてどんなに運動しても体重が減らないことで悩んであるとお話されました。強い覚悟を感じたので、私が実践して抜群の効果が出たダイエット法をお教えしました。細かい部分までお話すると１時間では足りないくらいの内容なので、大事なポイントだけを話し、その内容が書かれている本をお貸ししました。１週間後に来られた時、静かに『１キロぐらいでは痩せたうちに入りませんよね』と一言。思わず「１週間で１キロ痩せたんですか？それはかなりの効果ですよ！」と２人で盛り上がりました。今までたくさん運動したりしても全く痩せきれなかったと仰っていたのに、ちょっと食生活を変えただけですぐに効果があらわれました。大事なのは?食べる量?より?消費する量?が上回れば、身体に余分なものは残りません。ただそれだけです。あとは材料、食べる順番、運動できるならその時間帯…などちょっと変えれば、内臓脂肪をエネルギーとしてどんどん燃焼していくのでムリなことは一切ありません。この方もあまりにあっさり体重が減ったので拍子抜けされたご様子。でもムリなく続けられれば大丈夫ですよ！どんどん減らしていきましょう。。。

大学生が首筋の不調で来院されました。幼い時から水泳をしていて、大学でも水泳部に所属しているようです。４月頃に首が寝違いを起こしてから後が悪いようです。病院でのレントゲン検査では｢骨には異常がない｣と診断されています。痛みが出る場所も首そのものではなく、首から肩関節にかけての筋肉の痛みです。しかも静止時に痛みはありませんし、検査したところ首は上下、左右の旋回、左右の横倒しと首の動きは問題なくできて痛みとは関係ないことが分かりました。いつも痛いわけではないが、腕を前からと後ろから挙げていくと首筋に痛みが出ることが分かりました。そうなると原因は首ではないですね。肩関節や肩甲骨の動きに問題があります。痛い動作が分かったところで、骨格の検査に入りました。骨盤や股関節、背骨とほとんど大きな異常はみられません。しかし肩甲骨の位置が通常よりかなり外側へ転移しています。背骨から離れ過ぎているということです。触診で背骨と肩甲骨の間の筋肉を押すとやはり圧痛がありました。肩甲骨に問題ありとそこを集中して施術。肩甲骨の位置を正しくおさめると、腕を挙げても首筋に痛みは出なくなりました。ひと安心ですが、いつも横向きで寝ることで鎖骨と胸骨、鎖骨と肩関節の間が詰まってしまうことや、水泳で両腕を上に挙げる機会が多いことなどから、肩甲骨の位置が外にズレやすかったりすることが考えられ再発する可能性が高いため、肩甲骨を中央に寄せるストレッチや寝る姿勢のアドバイスをして終了しました。まだ１０代で慢性症状とは早過ぎます。しかし痛みの原因はずっと前から作られていると考えられるので、若くても不調を感じたらできるだけ早くケアしてもらいたいですね。

昨日は台風の影響で凄い風でしたが、みなさんの所は大丈夫だったでしょうか？昨日は予約されていた方、全員別の日に変更されました。あの風の中を外出するのは危険ですからね。一昨日、月に一度来院されている女性が来られました。とても働き者で農業をされています。毎日朝から晩までみっちり働かれているようです。そのためかあちこちに不調が出て、来られる度にいろんな所が気になります。今回はお盆も重なり、肉体的にも精神的にもお疲れのご様子でした。体の様子や注意事項、アドバイスなどを話しながら施術をしていると、いつも後半にはグッスリ寝られます。とても安らかな幸せそうな顔で寝られるので、私も自然とそのような顔で施術をしています。施術をしながら気になる部分をしっかり手当てしながら終了。終わって体を色々動かされ『あ〜やっぱりいい』と満面の笑顔で帰っていかれました。定期的に来られているので無理をしてどこかが痛んでも、早く治癒するし、慢性症状になることもないようです。人間誰でも無理をすれば痛んだり不調になったりしますが、その分ケアもしっかりしてもらえば体はちゃんと応えてくれますね。

８０歳の女性が長年の腰の不調で来院されています。お若い時から農業をされていて体の様々な不調を経験されてきています。数年前から腰から下肢の痛みとシビレが常にある状態になってしまい、数ヶ月前からは睡眠中に痛みで目が覚めるようになったため、みかねた娘さんが仕事の都合をみながら送迎されています。一晩で何回も目を覚ますので、疲れや生活リズムも狂い始めています。来院当初は口から出る言葉と言えば『痛い痛い』ばかりでした。回数を重ねるごとに歩き方やベッドでの寝起き、体の歪みや筋肉の張りなどどんどん良くなっているように感じていました。しかし、毎回お話を聞くと「全く変わらない。痛くてたまらない」と仰います。長年の症状なので時間がかかることは私もご家族の方も頭にありますが、全く変わっていないというのは・・・という感じでした。しっかりお話を聞くと「晩はぐっすり朝まで寝ています」・・・初めて来られた時は「痛みで何回も目が覚める」と仰っていたのでちゃんと快方に向かっています。娘さんもお母さんの発言に申し訳なさそうに苦笑いされていました。しかしご本人にしてみれば?痛い?か?痛くない?かどちらかしか頭にはないのでそのような発言をされたのでしょう。?楽なっている?という頭がないのですね。娘さんも動きが良くなっていることは分かっていらっしゃいました。痛みが０になるよう今後もサポート頑張ります!!

数年前に関節リウマチと診断された方が通われています。症状は手の指数か所の腫れと変形がありますが、症状は落ち着いていて生活にもほとんど支障がない程度に落ち着いています。今の主訴は?足の裏?です。指の付け根に痛みがあって、それをかばうためぎこちない歩き方になり、体重のかけ方が片寄っているのであちこちにタコができています。歩く度に痛みを感じるのでゆっくりゆっくりしか歩けず、だんだんと外出することも減って、このままでは歩けなくなるかもしれないと整体を受けられる決意をされました。リウマチに関してはすぐに好転することはほとんどありません。動きやすくなったり、腫れがひいたりなどはすぐにありますが、「あ〜本当に楽になったなぁ」と感じるまでには、平均して２年ほどかかります。そのような話を初めにお話して納得された方だけ通っていただいています。長い道のりですが、状態が良くなることは確実で、早くからケアを始めれば変形も抑制できます。例外なく症状は良くなるのです。この方も通われ始めて１年になりますが、今は早朝に毎日４０分のウォーキングを日課とされるまで良くなっておられます。ご主人さんからも『継続は力なりやね』と言われたそうです。車に乗るのにも一苦労だった体は、４０分歩くことができるほど回復されています。「このまま良くなれば寝たきりにならなくてよさそうです」と先日言われていました。そうなってほしくない、そうなりたくないという二人三脚、双方の気持ちでこれからも取り組んでいきます。

今月に入って、３年以上ぶりに来院される方が目立ちます。そんなに状態良く保つことは大変嬉しいことですね。もちろんずっと何事もなく生活できることが望ましいですが、肉体的ストレスや精神的ストレス、歳を重ねると筋力や体力の低下、回復力の低下など余程日頃から体に手入れをしていないと難しいことです。久しぶりに整体を受けられるとみなさんやはり?気持ちいい?と仰います。痛みや不具合が表面化していなくても筋肉の疲れや体の歪み、関節の可動域が狭くなるなど痛みまでいかないが正常でない部分というのはやはり出てきます。痛みで以前苦しんだ経験がある方は、その時の事があるので早めにケアを開始されることが多いです。何事も大事にならないうちに手を打ちたいものですね。体を大切にしていきたいものです。