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肩が前に巻き込んでいて常に肩や背中が凝っているという女性が来られました。また、イスに座った時に胸を張れずシャンとした良い姿勢ができないとお悩みでした。施術を進めていく中で肩が動きやすくなって軽くなり喜ばれていました。凝っている肩や首筋ばかりを揉んだりシップを貼っていた時より良い感触があったようです。施術台の横に座ると「肩がすごく軽いしとても良い感じです」と仰いました。次に姿勢ですが、まず骨盤の傾きを意識してもらうために坐骨で座面をとらえることをお教えし腰骨の生理的湾曲の大切さを話しました。そうすることで肩甲骨同士を寄せることが容易になり前に巻き込んだ肩がラクに後ろにいくようになりました。良い姿勢をとると逆に違和感が出たようで「これだけ普段の姿勢が崩れているということですね。分かりやすい！」と感激されていました（笑）良い姿勢が無意識にできるようになりたいと定期的に来たいとのことでした。定着するにはしばらく訓練していく必要がありますが、健康にとってとても大切なことなので頑張って欲しいですね。

発表会が近いということでバイオリンの練習をハードにしている女性が腰の疲れと首や肩のこりのケアに来られました。バイオリンを弾く時の姿勢を長時間するので酷使される筋肉と休んでいる筋肉の差が激しいようです。そこから体の歪みも出てしまいますね。以前から体のケアに来られているのでそのあたりのことは承知してあります。練習がハードになるとケアも頻繁に来られます。元々健康意識が高い方なので、練習が集中していなければ痛みやコリはほぼありません。バイオリンを弾く姿勢を想像しながら負担がかかっているであろう部分を念入りにアプローチします。整体後はいつも「すっきりした」「動きやすい」と状態を確認されて話されます。また次に来られた時に「あれからこうだった。楽器を弾くこの動きがしやすくなった」と報告してくれます。やりがいを感じますね。

７０代の女性が月に２回来られています。不調はすでになくなっていますが一生歩きたい、転倒予防をしたいとの理由で定期的に来られています。この方には➀つまずき防止の運動と➁足の親指強化の運動、この２つの運動でご本人が不安に思ってある転倒とふらつきに対する運動をお教えして実施していただいています。ご本人の実践している効果はかなり良くとても喜ばれています。「前の物を取る時のふらつきがなくなりました。凄く嬉しいです」と仰っていました。人それぞれ不安要素は違いますし、体の状態や筋力の強弱、痛みの有無や強さも違います。それを考慮し、それぞれに合った筋トレ運動を提案しています。努力した分だけ効果を感じられるのが筋トレによる筋力・脚力強化。早くから始めれば貯筋ができるので５０歳頃からは誰にでもおススメしています。もちろん和多志も実践しています。

定期的に来られている６０代の女性が右肩の上がりが悪く重たい感じがすると言われました。草取りをムリしすぎたと心当たりがあるようです。どういう動き、どんな場面で、どの辺りに不快感があるかなど詳しく聞きました。ある程度どの筋肉が悪さをしているかなど診立てが重要です。気になる位置は肩関節というより腕の前に近く、ひっかかる感じの動きで判断しました。横向きになってもらい肩甲骨周りや肩甲骨の上の筋肉を緩めていきます。「痛いのは前ですよ…」と不思議そうに質問されましたのでなぜ肩甲骨周りを緩めるのか説明しながら施していきました。不思議そうにしておられましたが、ある瞬間から「あ〜とっても肩が軽くなってきた！」と変化を感じられ肩をぐるぐる回されていました。本当に軽くなってますと何回も言っておられました。大変喜ばれて帰られてとても良かったです。

腰の不調で５０代の女性が来られました。農業をされていて日頃から体を酷使し、また高温やビニールハウス内など過酷な環境で仕事をされています。しゃがんでの作物の収穫、４時間同じ場所に立っての梱包作業など話を聞けば聞くほど仕事とはいえ過酷です。体も限界を迎えたのでしょうね。ベッドに横になってもらうことはできますが、ヒザを立てていないと腰に響きます。骨盤の歪みとねじれ、肩甲骨の高さの左右差、背骨の歪みなどがみられます。ふくらはぎはパンパンに張り弾力性がありません。足指から頭部まで丁寧に施術。ベッドからの起き上がりが不安そうでしたが、立ってもらうと腰を丸めることなく真っすぐ立てました。「あー全然違う。真っすぐ立てます。あー良かった」と歩いてみたり屈んでみたり色々な動きや姿勢を試されていました。あのままムリをしていれば完全にぎっくり腰になってしばらく寝込むことになっていたでしょう。早めに来ていただいて良かったです。