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定期的に来られている女性から「腕を上げると肩が痛いんです」と予約の電話がありました。休みの日に半日くらい続けて草取りをした後から気付くと右腕を真横から上げる動作で肩関節周辺に痛みが出ます。痛む場所を詳しくお聞きしてもご本人が「どこが痛いかハッキリ分からない」と仰います。肩の痛みの場合はこのようなことが多々ありますね。しかも四十肩や五十肩と言われるものは痛みの中でも一番辛いと言われています。この方はまだある方向や角度に動かした時だけ痛みが出る程度です。肩の不調は悪くなると夜間痛などジッとしていても痛むこともあるのです。この女性も以前肩が痛くなり病院で「四十肩」と診断された経験がおありです。その時の辛さを思い出し「絶対あんな風にはなりたくない」と不安いっぱいのご様子。しかし発症して間もない時に来院されたことや姿勢のアドバイスと軽い運動を継続していただいたことで一週間後に来られた時には痛みは半減していて可動域も随分と広がっていました。安心され「あ〜良かった〜、もうあんなに辛いのはもう嫌だから」と冗談まじりで何度も仰っていました。今回の件でやはり何でも悪化してしまう前に対処しないといけないなぁと改めて思いました。しばらくは草取りも中止してくださいね。。。

６０代の女性が半年ぶりに来院されました。以前不調で回復された腰はそれ以来良い状態を維持されているとのことで安心しました。ただ義父の介護を長い間されているので、時々あちこちが痛くなる事はあるそうです。介護は自分の身を削るくらい大変ですから辛さが分かります。ただご本人は至って明るくそのような素振りは少しも見せません。とても強い方です。今回は首や肩に不調が出ています。詳しくお話を聞きながら施術をしていきます。するとあることをご本人が思い出したように言われたのです。「そういえば２ヶ月ほど前から歯医者に虫歯治療に行っているのですが、首や肩が痛くなるのは必ず歯医者さんに行った後です」長い時間大きく口を開け続ける歯の治療は体に負担は大きいですね。さらにチクチクと痛い治療、嫌な音、歯科医は必ず患者さんの右側から治療しますね。そんなことを考えるとアゴの筋肉が疲れたり、首や肩に緊張も続きます。歪みもできると推測できますし、歯の治療は大きな精神的ストレスがかかります。もちろん歯を大切にする事は大事な事なのでしっかり治療しないといけませんが…。歯の治療によって体が犠牲になっていると思われます。そんな話をするとこの女性はとても納得されたご様子。整体後はスッキリし、同時にリラックスを取り戻された感覚があったようです。歯のケアも大切ですが、虫歯にならないように注意したいものですね。歯の治療によって体を犠牲にしては何もなりませんから。。。

院から１ｋｍくらいにお住まいの９３歳の女性が週に１度来院されています。初めて来院されたのは最後の８０代でもう少しで９０代になるといった時期でした。当時は腰が痛いと良くなるまで２〜３日続けて通われる、また何ヶ月か来られずヒザが痛くなると来院され数日続けて来院されるといった感じで年に２〜３回いろんな部位の不調で来院されていたのでした。そんなケアの仕方で９２歳まで過ごされていましたが、今年は立て続けに首と肩、ヒザ、腰と１ヶ月くらいの間に痛くなったことでベッドに休む時間が増え、筋力の衰えを痛感されていました。いつものように痛みは何日かで良くなったのですが、ご本人曰く「寝たきりになるのが怖い」という不安とデイケアに来てもらっている介護士さんの勧めもあって、痛みがあっても無くても定期的に体のケアに来られることにされました。私も以前から提案してはいたのですが、その時はすぐに良くなってしばらくは元気に過ごせていたので体に自信がおありだったようです。しかし今回の件があり「歳も歳だから。予防していかないとね」と仰っています。今は１人暮らしをされているのですが、来年には定年退職される息子さんが帰って来られるそうでそれまではしっかりしないといけない、また息子が帰ってきてもあまり手がかからないように今から準備しなくちゃと言ってあります。９３歳とはいえお化粧もいつもバッチリされ、当院までは歩いて来院されます。「ヒザを治してもらったから歩いて来れます」とニコニコ。いつまでもこの笑顔で過ごしていただきたいですね。

ちょっと遠いですが隣の市から６０代の女性が股関節の不調で来院されています。病院では手術も視野に入れないといけないと言われています。しかしご本人の手術はしたくないという強い思いと娘さんの出産の世話もあり、当院に通われている親戚の勧めもあって当院とご縁がありました。初めの１ヶ月は週に２回来院されました。ご本人も私も想像以上に早く改善でき、２か月目からは週に１回、３ヶ月目は２週間に１回、その後は月に一度のケアで状態を保ってあります。その合間にも娘さんが出産され、お孫さんの世話で忙しい時期も股関節が悪化することなく乗り越えられました。お孫さんのかわいさも体の不調を忘れさせてくれる薬になったのだと思います。体の事を気にすることなく孫の世話ができたと喜んでおられ、私も大変嬉しく思いました。無事に娘さんとお孫さんは長崎に帰られ、ホッとしたところで少し体の疲れが出たと仰っていました。整体後はまた元気を取り戻され、笑顔で帰って行かれました。また来月もしっかりケアのお手伝いをさせていただきたいと思います！！

今年に入って肩の不調で来院される方も目立ちます。腕を上げる時に肩が痛みます。一般的には四十肩や五十肩と言われるものです。正式には肩関節周囲炎と言います。四十肩、五十肩と言っても人それぞれ痛みの出方や痛む場所は違います。腕を前から上げると痛い、横から上げると痛い、後ろに回す動きが痛い。痛みの場所も肩関節の前側、横側、後ろ側。また酷い方になるとジッとしていてもズンズン疼くように痛くて眠れないほど悪い状態の方もおられるほどです。どこの部位に痛みがあっても不便ですが、この肩の痛みが一番辛いと言われています。私も１０年ほどウェイトトレーニングをやっていた中で数回肩を痛めた経験があります。私の場合は明らかにオーバーワークが原因ですが、来院される方のほとんどは特に原因には思い当たらないと仰います。共通しているのは肩甲骨の動きが異常なほど悪くなってしまっているということです。姿勢なのか、酷使されたことなのか、運動不足なのか原因は様々でしょうが、肩の不調の場合は動かしながら治していくのが良いと考えています。安静にし過ぎるとかえって肩の可動範囲を狭めることになるからです。しかしもちろん強い痛みを我慢して動かす事は良くありません。整体では骨盤や背骨など軸をしっかり整えて、肩甲骨の動きを取り戻すようにしていきます。主に棘上筋、棘下筋、小円筋など肩甲骨周囲の筋肉にアプローチしていきます。肩の関節は自由に動かせる範囲が広い半面、脆く弱いため治るまでに時間がかかる傾向にありますが、もちろん放っておくよりずっと早く良くなります。肩の不調でも骨盤や背骨の軸からみていきましょう。

昨日も初来院の方が何人か来られました。首や腰など症状は様々でしたが、共通して言えるのが?足首が異常に硬い?ということです。歳を重ねると関節は硬くなりがちですが、毎日足首をクルクル回してあげたり、アキレス腱をストレッチして柔軟性を保ったりすれば硬くなる事を防ぐ事ができます。足首が硬くなるとちょっとした段差につまずきやすくなるため、転倒して骨折したりする重症なケガの原因になります。自分の感覚では足を上げているつもりでも実際上がっていないのが足のひっかかり、そして転倒の原因なのです。お風呂の中で両足首を内回しと外回し１０回ずつくらい毎日やってみてくださいね。筋力の維持、関節や筋肉の柔軟性の維持は日々のケアの継続でできるのです。今日から転倒予防やりましょう！！

時々電話で問い合わせがあります。「ペースメーカーを入れているので電気治療ができないのですがそちらは電気を使いますか？」といった内容です。当院では機械や器具は一切使用せず手技療法だけの整体施術ですから心臓疾患や不整脈などによりペースメーカーを体に入れられてある方でも安心して施術を受けていただいています。現在でも数名の方がそのような状態でも通院されています。「電気治療を受けられないからこんな治療だと助かる」「電気など機械を使わずにできる治療院もあるのね」など多くの方がそういった治療方法を探されていたり、手技だけの治療を知らない方もおられるようです。さらに当院の施術はとても優しくまったく負担がかからない整体ですからお子さんから９０代の高齢の方まで来られています。女性が圧倒的に多いのも優しい施術を特長としている当院だからだと感じています。手技のみの治療、体に負担がかからない優しい治療をお求めの方は当院にぜひ一度いらしてみてくださいね。

東京に住まわれていてお子さんの夏休みに帰省されていた方が施術に来られていたのですが、先日突然当院に来られて「用事でちょっと帰ってきたものですから」とお土産に東京ばな奈をいただきました。帰省中にほぼ毎日来院され、驚く回復力で動きが改善されていきました。脳の疾患で倒れられ半身に麻痺が残ってしまったのですが、動きがどんどん良くなっていったのです。どんどん良くなっていたので東京に帰られるのが私もご本人も惜しいといった思いでしたが、帰ってからもリハビリに意欲が出て現在では近所なら車の運転も再開できたと嬉しい報告までいただきました。とても嬉しいです。本当に。。。また帰省されたら来られるとのことで、また楽しみが増えました。無理なく頑張ってくださいね！！

８６歳の男性が約６年ぶりに来院されました。直接は係わりが無かったのですが、私の中学時代の先生です。以前は腰や下肢のシビレ、手足の冷え、耳鳴り等で来院されていましたが、今回も腰や下肢に不調を訴えられています。特に歩行に関しては連続すると１０ｍほどしか歩けず、しばらく休むとまた１０ｍ歩けるといった感じです。６年前にお聞きした時は「３００ｍくらいは歩けるよ」と仰っていたので６年ほどで随分連続での歩行距離が短くなっています。さらに奥様が脳梗塞でリハビリ中とのことで、洗濯などの家事もやらなくてはいけないので余計にご自分の体の事を考えるようになったと仰っています。家の中でもトイレに行くのがやっとだと仰っているので、時間はかかるかもしれませんがコツコツと体のケア、筋力アップのための運動などしっかりサポートしていきたいと思っています。一番気になったのが?猫背?それにより立位、歩行時に両膝が軽く曲がった状態です。これでは下半身は常に負担が大きいですね。そのためには骨盤を立てること、そしてそのためにはイスに座った時に注意してもらう事など順を追って説明していきました。先生をされていたので頭の回転が早く、のみ込みがとても早いのですぐに実行できるようで安心しました。整体だけでなく普段の姿勢やストレッチ、運動は日々やってもらわなくてはいけないことがたくさんあります。無理のない範囲やペースで続ける事が何より大切です。少しずつでも歩ける距離がながくなるように、そして奥様の介護がしっかりできるよう必ず導きたいと思います。

７０代の女性が左の股関節の不調で来院されました。昨年の９月末のウォーキング中に左股関節が強く痛み出し、家まで帰れない状態になったようです。翌日すぐに病院に駆け込み検査と治療を受けられています。レントゲンの結果は骨に異常ナシ、筋肉の炎症といった診断です。治療は何もなくシップと痛み止め、そしてそれに対する胃薬を処方されて終了だったそうです。１週間後に再び検査をしても「まだ炎症が治まっていない」と言われ２週間後にまた検査をすると医者から言われ、治まらずに２週間後の検査、２週間分のシップと薬…を繰り返しあまりに痛みが治まらないので病院でない治療を探されていたところ、娘さんが当院に来られていて?バキバキする整体?でない事を確認して予約の電話を入れられました。当院での歪み検査では左右の股関節のバランスの悪さがとても目立ちましたが、自覚が全くありません。一緒に確認してもらって左右の足の上がり方が違う事に本人もびっくりされていました。自分の体の歪みなどなかなか分かるものではありませんからね。「この左足が右足のようにこの方向に上がるようになってくれば炎症は治まってきますよ」と説明すると原因が分かり安心されていました。しかしその上がり方が定着しているということは痛みが発症するずっと前からクセが付いていたことになるので、少々改善してくるまでに時間がかかることをお伝えしました。とても真面目な方なので座り方、歩き方、ストレッチ、お風呂の入り方などたくさんの事をアドバイスさせていただきましたが、全て完璧に実行されています。１週間毎日来院され、一番気になっていた?歩き始めの痛み?特に朝一番の痛みが消失し、大変驚かれ喜ばれています。ご本人も改善がみられるまでもっと時間がかかると思っておられたようです。今は慌てて階段を降りようとする時だけ痛みが出ます。途中から一気に快方に向かわれ、ストレッチ等もより積極的に。来院間隔を徐々に広げ様子をみている段階です。もっともっと状態をあげていきましょうね。