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腰の不調を抱えてある方は男女ともに多くおられます。腰痛でも痛みの場所、痛みの種類、痛みが出る動作、痛みが強くなる時間帯など人それぞれです。また通院される中で、順調に回復する人、回復までに時間がかかる人、回復してずっと維持できる人、すぐに再発してしまう人とこれも様々です。ただいろんな角度からみているとそれぞれに特徴があります。これは性格の部分もあると思います。?自分の体に関心があるか…いつから、どんな風に、どんな痛みかなど質問するとハッキリ答えられる人と、よく分からないと仰る人がおられます。自分の体に関心があるかないかで治癒力に差が出るようです。?座り姿勢が悪い…慢性的に腰が痛い人はイスに座った時に骨盤が後傾している人が多いです。腰や背中が丸まっている人です。イスに浅く腰かけて座ると骨盤は後傾します。正常であれば座骨というお尻の骨で体を支えて座るのですが、浅く腰かけてダラ〜ッと座ったり腰や背中が丸くなって座ると座骨ではなく尾骨や仙骨で体を支えることになり、それも慢性から抜け出せない要因です。?お風呂はシャワーがほとんど…疲れがとれません。筋肉は硬くなり血液循環が悪くなります。ただでさえ同じ姿勢や同じ動作の繰り返しで片寄った筋肉の使われ方で疲労し硬くなっているのに、それをゆるめる時間がありません。など、まだまだ細かく言えばあるのですがだいたい共通している大きな要因はこの３つです。あなたも注意してくださいね。全部できることです。

毎月来られていて次回の予約をされていかれる５０代男性から予定日より１週間早く来院したいと電話がありました。ちょうど空きがあったのですぐに来て頂きました。「寝違えたぁ」そうで、昨日より今朝の方が悪化しているようです。首の右側に痛みがあり、肩甲骨付近まで痛みが走ります。どの方向にも動かすと痛いですが、特に上を向く動作が最悪です。痛みをかばってか、痛みをかばいながら昨日１日仕事をしてしまったからか骨盤や股関節にも大きな歪みが見受けられます。首周辺が気になるでしょうが、足首など下半身のケアが首の不調改善には大切なので、首から遠い部位も丁寧に施術していきました。寝返りのたびに激痛で眼が覚めたそうで、途中から寝息をたてて眠っておられました。炎症が激しい状態なので、施術後の注意事項をしっかりお伝えしました。特に?しばらくは必要以上に首を動かさないこと?です。この動作が痛かったよね…など不必要なことで痛みを繰り返し感じさせると、脳に近い首の痛みは治癒までの時間を延ばしてしまいます。一通り説明して起き上がってもらうと「あ〜首が回る。横が向ける」と首を動かしていました。「さっきしないでと言ったのに」と再び注意する羽目に。特に男性はやりがちですが、ぎっくり腰や寝違えは、ある意味強制的に動かされないようにして体を休めさせようとしている疲労や体の使い方の限界を超えて体から訴えられている状態なのですから。首がよく動くなって嬉しいのは分かりますが。最近寒くなったせいか、寝違えなど首や肩の不調が多いように感じます。あなたも背筋を伸ばして姿勢に気をつけてくださいね。。。

以前から定期的に来院されていた４０代の看護師さんが久しぶりに来院されました。突然半年ほど来られなかったので心配していたのですが、やはり家族に不幸があり来られなかったようです。そして仕事の疲れと家族の介護が重なって、疲労が限界を超え、めまいと吐き気で救急車を呼ぶことになってしまったそうです。仕事では組織のリーダー、家に帰れば介護と精神的ストレスで大変な時期でした。全身が硬直した状態で関節も筋肉も硬く、弾力性が全くありません。足の先から頭部まで丁寧に施術。最期は深い眠りにつかれていました。とても起こすのがかわいそうな気持ちでしたが、起きていただきその日は終了。三日後の今日再び来院され「一回してもらっただけでやっぱり全然違いました」と喜んでおられました。精神的ストレスは様々な病気を生むとされています。そこにさらに肉体的なストレスも加われば、体が壊れてしまうまでにそう時間はかかりません。今日もとてもリラックスして施術を受けられ、良い感じでした。帰り間際スタッフに「ほんとに回復センターって感じですね。回復してる」と笑っておられました。救急車を呼ぶところまで我慢しないでまた以前のように時々来てくださいね。。。

股関節の不調で計画的に来院されている方から嬉しい報告がありました。「肝硬変が肝硬変の疑いくらいまで肝臓の硬さが下がっていると言われました」と。股関節の不調で体のケアをしていたら病気も改善がみられたようです。当整体院の施術の特長は、どこにどんな不調があっても体の歪みを正すという要を重要視していることです。腰痛だから腰を、肩こりだから肩を中心にという考え方ではありません。そのためこの方のように言葉が適切ではありませんが?オマケ?のような副産物がついてくることが時々あります。平熱が上がった、血圧がいつの間にか基準値内に、冷え症が改善されたなど主訴以外も改善される事があるのです。実際にこの方が肝硬変だと私はその時まで知らなかったのですから。「人間の体って不思議ですね」としみじみ仰られていました。このまま肝硬変の疑いからその疑いも取れるくらいになると良いですね。。。

７０代の女性が月に１〜２度来院されています。腰やヒザも悪いのですが、主訴は肩です。この方はとにかく毎日を忙しく過ごしてあり、話を聞くだけでも体は痛んで当然だなと思わざるを得ない感じです。それでもそうして忙しく毎日を過ごすことに充実感があり、ジッと１日を家で過ごすくらいなら生きている意味はないという考えのお方です。野菜作りから出荷、家事、お孫さんの送迎、習い事三つ、お友達との集まりなどとにかく１日のスケジュールがパンク状態で「誰かの余っている時間を私にくれないかしら」と冗談を言ってありました（笑）しかしその頑張りは体に正直に現れています。満身創痍。それでも私の所で体をケアしながら今の生活を続ける事がこの方にとってはベストだと仰います。ですから私もいつまでも忙しく動ける体をサポートし続けています。初めて来られた時には右肩は水平以上に上がりませんでした。肩甲骨周りや背中はバリバリにこって硬くなっているのにコリの自覚は全くありませんでした。こりを感じないのは喜ばしいことですが、こっているのに自覚がないのは危険です。ですから肩関節の可動域が制限されてしまっているのです。自分の容量を超えて頑張り過ぎたから。初めの１ヶ月は週に２回来られました。１ヶ月を過ぎる頃には、コリを自覚できるようになり「自分でこっているのが分かるようになった」と仰っていました。コリを感じれるようになったおかげで限界を超えてムリをしなくなり、腕が上がらないという大きな不調は出なくなりました。「ここに来るようになったから今悪いからムリをしたらダメと自覚できる」と自分で管理できるようになられています。予防するということはとても大切な事です。本当に体が崩れてしまってからでは後戻りはできませんから。。。

様々な不調、複数回の手術をされ、自分の将来の体の自信が持てなくなり「このままだといつか寝たきりになる」と体質改善を思い立った女性が来院されています。外に出ることも少なくなり、筋力も体力も落ちていることを実感されていました。しかし、身体はきつい、動きたくないとこのままではダメになると分かっていながらその現実に目を背けておられました。しかし、このままではダメだと決心されてからは色々なことにチャレンジされています。整体、運動など外出の機会が増え、買い物にも積極的に出かけて少しずつではありますが、体力が戻ってきました。ご近所さんとの交流もできてきてどんどん自信がついてきます。整体と合わせて自宅で行なう自己療法も支持通り実施されているのでさらに加速度的に改善が進んでいると私もご本人も感じています。家族や知人から「変わったね」とか、かかりつけの医師から「顔つやが良くなったね」など声を掛けられる度に自信とやる気が増えていきます。発言も考え方も随分と前向きになられ、先日古い友人と会われて「身長が伸びたんじゃない？なんだか私より元気になっている」と言われ喜んだ次の日には、２ヶ月ぶりに診察を受けた内科の医師から「姿勢が良くなって身長が伸びたよう」と２日連続で姿勢が良くなり、身長が伸びたんじゃないかと言われたそうです。とても喜んでおられました。寝たきりどころか生涯現役を目指してもっともっと自信をつけていきましょう！嬉しいご報告でした。。。

中学生の頃から肩こりが悩みだという４０代女性が通われています。専門家でなくても分かるほど首から背中にかけてのコリは酷く重症です。コリに加えて、睡眠障害、頭痛、胃痛、冷え症、眼の不調などあります。様々な治療院で施術を受けてこられたそうですが、長続きしなかったと仰っています。コリ過ぎたせいで自律神経まで乱れているので、私の所でも改善までに時間がかかることをお伝えし、でも続けていけば必ず体は変わっていくことを丁寧にお話ししました。お母さんが当整体院に通われているので、不調のある娘を心配して強い勧めで来られたようです。どの不調も深刻なほど重症ですが、眼の不調は、以前パソコンを主に使うお仕事をされていた時に医者から「このままパソコンの仕事を続けると失明する恐れがある」と忠告されています。今はそのお仕事は辞められていますが、その眼の症状は徐々に進行していることを自覚されてあるそうです。詰めた数回の施術で、大きな体の歪みは消失しています。しかし、長年かかえているコリはなかなかゆるんでくれません。それでも少しずついろんな体の変化が出て、希望を持たれているようで辛抱強く通われています。今回は「ここから帰る時は心なしか眼の見え方が違う。視界が広がるというか明るく感じます」と眼の不調にも少し変化が出てきたようです。失明する恐れのあるような難病ですが、できる限りサポートしていきたいと思います。

もうすぐ８０歳になられる女性が娘さんの付き添いで来院されました。右腕が前方向や横方向から上げようとすると痛みが出て上げることができません。上の棚から物を取る時に困ると仰います。内臓系の病気もあり、ここ１〜２年では体重減少もあります。｢今まで着ていた洋服がブカブカで着れない｣と言われます。座った姿勢や仰向けに寝た姿勢をじっくり観察しながら体の状態をみていきました。若い頃に右のアキレス腱を切ってしまい、右足首はうまく動きません。また常時強い肩こりがあります。右の坐骨神経痛もあります。右肩の可動域制限は、発症してまだ２週間ほどしか経っていませんが、５０年ほどある肩こりもその関節の制限に関わっている可能性が高いため改善に時間がかかるかもしれない事をお伝えしました。できるだけ姿勢がよくなるようにと、そこを意識しながら施術。娘さんの送迎が必要なため、次回は２週間後になりました。２回目来院された時には腕がちゃんと上がるようになっていました。日に日に上がるようになったそうで、棚の物が取れると喜んでありました。今からは長年ある頑固な坐骨神経痛と肩こりをケアしていきます。

半日草取りをした翌日、首が左に向けなくなったという７０代の女性が来られました。不調になるといつも行っているマッサージがあるそうなのですが、たまたま近所の友人から当整体院の話を聞いた直後だったそうで試しに来てみましたと言っておられました。通い慣れた所があると、自分の体の事をある程度把握してもらっているのでいいですよね。行きつけのマッサージがとても気に入っているようで、その話をずっとされていました。私は話を聞きながらも施術に集中し、体の歪みを修正し、硬直した筋肉を無理のない範囲でゆるめていきました。帰り際に「随分良いみたい」とお帰りになりました。その２日後に再び来られたのですが「あの後からすごく調子が良くなって、今までマッサージではこんなに早く良くならなかったのに何が違うの」と受付スタッフに話しているのが聞こえました。時々おられるのですが、治療をする所＝みんな同じ…と思ってある方もおられます。整骨院と整体院の違いも、ただ単に保険が効く効かないの違いだけと思われている方もおられます。保険が効く効かないも当然違いますが、施術内容も全く異なります。また、整体でもみんな同じではなく、それぞれの院によって違うので全く同じというのは特に整体ではあり得ません。今のケアで満足されていればいいですが、別のケアも試されると良いと思いますよ。

幼い時からの股関節不調で左股関節を手術をされている６０代女性の話です。長年の症状のため、人工股関節にしているのですが、さらに骨盤の方の受け皿である臼蓋も体重を支えられなくなり、大腿骨の骨頭が貫通する恐れがあったため、その手術もされていて通常の股関節手術より複雑で重症です。度重なる手術で左股関節の部分が隆起しているのが見てとれます。そのためもう何十年も左側を下にして横向きで寝ていません。それは整体ではどうしようもない部分です。動きを良くしたり、バランス良くすることを中心にケアしていました。そんな体なのでいろんなことを諦められていましたが、徐々に動きが良くなったことで、以前からやりたいことであった１つのプールでの運動を２ヶ月ほど前から開始されました。随分前から運動らしい運動をされていなかったので「焦らないで」「ゆっくりと」という事をいつも声かけしていたのですが、私の心配をよそにメキメキと体力や筋力がついてきてとても順調な状況です。自信もつき、買い物などで歩ける距離もどんどん伸び、活動量が増えていきました。先日施術していると軟弱だった左脚に筋肉をとても感じたので伝えるととても喜ばれていました。そして「左下にして寝ても痛くないんです。前までは出っ張りが擦れて痛かったのに」と興奮気味に話されていました。何度も「先生のおかげ」とお礼を言われるのですが、筋力や体力は整体では付きません。プールでの運動や生活の中で動く時間が増えたこと、お教えした簡単な筋力をつける体操などを諦めずに続けてこられた結果です。そうお伝えすると照れくさそうに笑っておられました。「ここにお世話になるようになって人生がまた楽しくなってきている」と最高のお言葉をいただきました。とても、とっても嬉しいです！！