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７０代の女性が月に３回整体に来られます。いろんな不調もあり、仕事もされていて、家族の面倒もしっかりみなければならない環境におられます。それに手芸などの趣味にも没頭されていて多忙です。来院されている友人の紹介での当整体院とのご縁です。お若い時からの仕事での体の酷使により、徐々に背中が丸くなってきておられます。それに伴い、首・肩・背中・腰・股関節(手術済)・ヒザ・ふくらはぎの浮腫み(両アキレス腱断裂経験あり)など満身創痍の状態です。それでもご家族に病気の方がおられるために家事全般されているのです。?自分が倒れては家はお終い?としっかり自分の体のケアをされています。ほぼ全身に不調がある状態ですから当整体院のような体全体を総合的に調整するような整体が合うのだと思います。体はそれぞれの部位が関係し合って動いていますから、不調の部分だけを見ていてはいけません。『木を見て森を見ず』になってしまいます。整体後はいつも｢あぁ気持ちが良い｣と満面の笑顔になられます。私はその笑顔を見るのがいつも楽しみです。

気温が下がり、肩こりの悪化や急性の腰痛の方が増えました。今日はぎっくり腰の予防法をお話しします。まずぎっくり腰は、急に強い痛みが出て酷い人になるとその場で身動きができなくなる場合もあります。この?急に??前触れもなく?と来院者の誰もが言われますし、思いがちです。しかし体が万全であれば、少々重い物を持ったり、体を不自然に捻ったり、くしゃみをしただけでは発症しません。疲れの蓄積、胃腸の疲れ、食あたり、睡眠不足などの条件が重なった場合に発症するのです。しかもぎっくり腰になる以前に?疲れがとれないな??腰の辺りに違和感がある?などのサインが必ず出ています。日常の忙しさでそれを感じれなかったり、元々自分の体に関心が薄い人はそういった体からのＳＯＳサインを見逃しているのです。それを放置して変わらず頑張って生活していると体も限界がきて発症ということになるのです。ですからまず湯船に浸かるゆっくりのお風呂、疲れを次の日にできるだけ残さないしっかり睡眠、ストレスのない社会は考えられないので定期的なストレス発散などが大切です。その上で、くしゃみや咳は何かにつかまってすること。何もなければ自分のヒザに両手を置いて衝撃を和らげる。くしゃみや咳の背中側の筋肉にかかる衝撃は相当なものです。それが繰り返されると徐々に筋肉は疲労します。床から物を持ち上げる時はたとえ鉛筆一本でも腰は立てたままヒザから曲げて取る。そして重量物ならできるだけ自分の体に密着させて持つなどです。これからの季節は体を冷やさないというのも大切です。ちょっと挙げてもたくさんありますね。全部良くする動作でちょっと意識すれば簡単に習慣化できるものばかりです。ぎっくり腰予防実行してみてくださいね。。。

月に２回来院される６０代女性の話です。この方は両ヒザが悪く病院でも変形性膝関節症と診断されています。私が定期的にみている方の中でも変形が酷い１人です。曲げは９０度まで曲がらないし、寝ても立っていても真っ直ぐに伸びておらず極端に可動範囲が狭い状態です。初来院された時には、度重なるヒアルロン酸と痛み止めの注射でヒザがパンパンに腫れあがり、痛みがあり、Ｏ脚、骨盤の歪みなど大きい状態でした。本当に辛抱強く通われたので痛みは生活の中でほぼゼロ、Ｏ脚も半分くらいに回復されました。可動範囲は５度ほど広がりましたが、それ以上は改善がみられません。それでも定期的に診察を受けている病院では手術手術と言われるほどです。しかし痛みはゼロで生活にはほぼ支障がないのでご本人は手術をする気は全くありません。医者からは｢レントゲンでも軟骨はほぼ無いし、相当痛みが強いはずだが不思議だ｣と言われるそうです。それは整体でしっかり体全体のバランスを良い状態に維持し、ヒザに負担がかからないようにしているからだと推測します。先日はふくらはぎや太ももの筋肉が硬くなり、悪い状態でした。話を聞くと、遠い地域にいる身内に不幸があり出向いていたので、毎日欠かさずしていたストレッチができなかった、また長旅で疲れもあると仰いました。長い期間特定の方のケアをしているとそのような体の変化はすぐに分かります。整体後はもう大丈夫。整体も自分でストレッチも継続しているからこその状態維持。努力は裏切りませんね。この方のヒザ、生涯ずっと歩行できるようサポートします。。。

７０代の女性が腰と股関節の不調で来院されました。ずっと前から腰は悪く、最近になって右の股関節のそけい部(脚の付け根前側)に嫌な痛みが出るようになってきたようです。?腰もいつかは治るだろう?が１０年ほど経っても治るどころか悪化し、別の部位にも広がっています。ご主人さんと二人暮らしだそうですが、もうすぐ８０歳になるご主人さんも体に悪いところがあり、最近になって車を運転するのが怖くなってきたと仰るそうです。?私がしっかりしないと?と思い立ち来院の決心をされたのでした。一時期は保険の効く整骨院に通われたそうですが、なかなか改善がみられず、病院で痛み止めの注射を時々打たれていたようです。徐々に悪くなっていく体、さらに頼りにしていたご主人の弱気な発言に危機感をおぼえ「このままでは老々介護になってしまう」と本腰を入れられ体の手入れを始められました。整体の翌日がとても良好だったようで、続けていけば良くなると手応えがあったとニコニコでした。今社会的にも問題になっている老々介護、他人ごとではありません。私自身もいつかはくる体の衰えに備え、ケアと体幹を鍛えるトレーニングを始めています。早ければそれだけ貯えができますから、あなたも始めてくださいね。早過ぎるということはありません。。。

６０代の女性が関節リウマチのケアで来院されています。発症して８年ほど経ちますが、一時期のピーク時は過ぎたものの良い状態に安定することはなく徐々に抗リウマチ薬のリウマトレックスの量が増えています。体が小さいこの方には限界と医者も言っている５錠(１０ｍｇ)飲んでおられます。それでも関節の痛みはあり、血液検査でもＣＲＰの値は常に２以上あります。発症当初から骨びらんが見られ、骨の変形も徐々に進んでいることからこのままだと生物学的製剤を試してみた方がいいかもしれないと医者から言われていました。金額や副作用などとても悩まれたようですが、そんな時に当整体院に通われ始めたのです。良くなりたい、生物学的製剤はできるだけ避けたい、そんな思いが強かったこの方は、しっかり当整体院のリウマチ専門整体、自己療法、生活習慣改善を計画的に実行されました。まだ半年ほどですが、ＣＲＰ値は基準値内に入り、倦怠感などもなくなってきました。本人もまだ半年なのにと驚かれていますが、医者の方がもっと「何で急に、不思議だなぁ」と何度も言われたそうです。整体だけではこのように早く結果は出にくいと思いますが、自己療法も生活の見直しもしっかりされた結果ですね。誰もがこんなに早く結果が出るとは限りませんが、努力は嘘をつきません。まだ寛解までは長い道のりですが、できるだけ少ない量の薬で、もしくは薬なしで今の状態に安定すれば言う事なしですね。。。

一時は将来車イスか寝たきりを覚悟されていた女性が来院されています。股関節に不調があり人工関節を入れてあります。手術後も経過はあまり良くなかったため動くことが少なくなり億劫になって年々筋力が落ちる事を自覚されていました。それでも自分の体はこうだから仕方がないと諦められていました。若い時からの親しい友人ともよく旅行に行っていたそうですが、その方に｢私が車イス生活になったら連れて行ってね｣と約束もされていたそうです。しかし当整体院とご縁があり、ご本人の強い意志で見事にどんどん回復されています。歩き方、筋力、姿勢、体力、そして前向きな気持ちと全てが好転し、久しぶりに会った友人が驚くほどの回復力を見せつけられたようです。「そんなに良くなったなら旅行に行けそうね」と言われ嬉しかったと仰っていました。そしてそんなに良くなったのはどうしてなのかを興味深く聞いておられたようです（笑）「自分がこんなに良くなるとは思っていませんでした。本当に諦めなくて良かった。もっと早くここに来ていれば良かったです」と私も嬉しくなりました。良くなりたいという強い気持ち…人間の体は本当にすごいです。。。

７０代で野菜作りをお仕事にされている女性が来院されます。とにかく忙しい方です。仕事、帰りが遅いお嫁さんに代わって料理、地域の会合、そして趣味・趣味・趣味(笑)と日々忙しく過ごされています。一般の同じ年齢の方の３〜４倍動かれていると推測します。それでもこの方はそのスタイルが心地よいのだそうです。そういう方には体に多少不調があっても動き過ぎちゃダメとか安静にしないとなどはきつくは言いません。その方は動ける事が幸せだし、それを望まれているのです。痛みがないから動かないという選択肢はこの方には無いのですから。その考えは初来院の時からブレません。ご主人さんが亡くなられてからは、それまで我慢していた趣味も思いきりできるようになってとても幸せそうです。ご主人さんがおられた時には尽くしてあるのだからそれで良いと思います。私はそのスタイルをずっと続けていけるように全力でサポートするだけです。人生の目標は人それぞれ。それをサポートするのが私の役目です。

スーパーで働いている女性が定期的に来られています。来院されるきっかけは股関節の不調。一ヶ月後に計画している旅行に痛みなく行きたいと熱心にケアされていました。その甲斐あって無事に旅行に楽しく行けたと喜んでありました。その一年後に腰痛になり集中してケア。その時に不眠症になってしまい、腰痛はすぐに良くなったものの睡眠がとれるようになるまでしばらくかかったのでその後は予防を兼ねて月に一度来院されています。そのような来院サイクルになってからは時々肩がこっている程度で不調はありません。虫歯と同じでいかに予防が大切かを感じておられるようです。痛くなってからケアではなく、痛くならないようにケア、それが理想というかケアする側からすれば当たり前ですね。虫歯の治療がやっと終わって「よし虫歯がなくなったから今日から歯磨きしないでいいな」という人は１人もいないと思います。むしろあんな思いはもうしたくない、治療に半年や一年かかった、しっかり歯磨きや口濯ぎをこまめにして絶対虫歯にはならないぞ！と思うはずです。しかし体のケアとなると?良くなったからもういいや?となる人がほとんどです。ですから当整体院では?良くなってからが大事?という維持予防の話をしっかりするのです。良くなったら維持しないともったいないですよね。この女性も「自分にご褒美あげに来た」と仰います。ずっと休みなく働いてくれる体に月に一度くらいケアする時間を取ってもバチは当たりません。それが歳をとってから生きてきますね。

紹介などで来院される方も多いのですが、どんな施術をするのかというのが一番気になるところだと思います。時々、整体と整骨院を同じものだと考えて来院される方もおられます。一番の違いは保険が効くのか効かないのかという点だと思います。整体は基本的に自由診療なので保険適用にはなりませんので、完全実費となります。これは施術内容も違う事を意味しています。整骨院では、電気治療や温熱療法、先生のマッサージ等になるかと思います。整体にもいろいろありますが、私の院では器具や機会は一切使用しません。検査から施術まで全てが手技です。体の変化を自分の手で感じながら施術していきます。硬さはどうか、関節の動きはどうか、熱感はどうなのかなど自分の手で感じながら施術を進めていくのです。今日初来院された男性は仕事関係の方から当整体院の話を聞いてご予約されました。一ヶ月前くらいから急に不調になり、近くの治療院に通ったもののあまり効果がなかったと仰っていました。改善速度は人それぞれなので、すぐに大きな変化が出る方やジワ〜ッと出てくる方など様々です。この方は、紹介された方から施術内容や料金等ほとんど聞かずに来院されているのでした。今まで行かれていた所ではグイグイマッサージされていたそうで、私の施術の柔らかさに驚かれているご様子でした。なぜこのように力を加えないのか、また加えたらどうなるのかをお話ししました。体育会系の方や、長年強い刺激の治療を受けてこられた方、毎日マッサージ機にかかられている方などには、そこを理解していただくのがとても大切です。強くされた方が効く、やられた感じがするという気持ちがあるかと思いますが、体の仕組みからいって脳が危険だと判断する刺激は体への攻撃になります。「揉まないんですね」という質問にそんなお話をさせていただきました。?良くなるためには体が受け入れる刺激?ですよ。

幼少の頃から股関節の不調があり、幾度となく手術をされた女性が通院されています。歩くことだけでなく動くこと自体が億劫になりかけていた時に初来院されました。いろんなことを自分で制限され我慢されてきました。徐々に動きが悪くなっていく体に不安があったと思います。それでも覚悟を決め、出来る限りのことをしようといろいろ取り組まれています。自分で制限し、できないもしくはできそうもないことは諦めておられました。しかし体は少しずつ動きが良くなり、筋肉も強くなってきました。プールでの運動を開始され自信もどんどんついてこられました。初来院された時に目標を書く欄に「旅行を楽しみたい」と書いてありました。私はその目標をぜひ叶えてもらいたいと整体をはじめ、自己療法、体の動かし方や姿勢など出来得る限りサポートしています。そしてとうとう福島の実家へ１人で帰省する計画を実行されました。昨日帰って来られる予定でしたのでどうだったか無事に帰って来られているのか心配でしたが、予定通り今日のご予約の時間に来院されました。?とっても元気！?心配をよそにとてもお元気で疲れもほとんどなく沢山の土産話を聞かせていただきました。「今回はとても楽しかった」その言葉を聞いた時には凄くすごくうれしかったです。ご家族との再会、東京での親友とのひととき、話を聞いていて私も旅行気分で楽しくなりました。ご主人さんと旅行できますねと問いかけると「できそうです」「歩く距離が長いということで太宰府天満宮にもまだ行ったことがないけど行けそう」と仰っていました。福島まで１人旅ができれば、太宰府は絶対大丈夫ですね。良かった、本当に良かった。今日一日良い気分で過ごせます。お土産いただきありがとうございました！！