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１０年以上腰痛と肩こりに悩んでいる女性が来院されました。先日転倒し尻もちをついた事で腰痛が悪化したようです。今までの痛みとは違う事に不安になり、病院でレントゲン検査を受けましたが異常ナシ。骨には異常がなくホッとしたものの腰から臀部にかけての痛みと長時間の立位でダルくなってしまいます。骨盤の歪みも大きく、股関節、肩の高さや肩甲骨の左右差などバランスが非常に悪い状態でした。「あいたたた」「よっこらしょ」など姿勢を変えるのにも一苦労といった状態でした。転倒してからは仰向けに寝る事ができなくなり、常に横向きかうつ伏せで寝ておられました。転倒時の尾骨のズレもさほど大きくなかったのは不幸中の幸いでした。以前からずっと我慢していた腰痛が転倒尻もちをきっかけに悪化してしまったと推測します。何事も大ごとになる前に対処したいものです。しかしこの方もいろんな病院や治療にも時間を使われていて放置していたわけではありません。初回は大きな歪みを修正する事に徹しますと説明し、それに集中しました。施術後にはほとんど変化は感じられなかったものの次回予約の今日「あれから随分いいです」と体の動きや寝返りもとてもスムーズになっていました。自然治癒力をしっかり発揮させる体環境。それがやはり大事だなぁと改めて感じました。人間の治癒力は凄い力です。階段を上るように一段ずつ良くなっていきましょう。長年の症状でも大丈夫ですよ。。。

関節リウマチは自己免疫疾患で自分の体が自分を攻撃するという状態です。関節リウマチの原因は自己免疫疾患と言われていますが、どうして自分の体が自分の関節を攻撃してしまうのかという真の原因は未だ分かっていません。現代医療では、その攻撃してしまう免疫を調整、または抑制してしまえというのが主流です。そのため自己免疫がしっかり機能せず、体に侵入した菌やウイルスなどから体を守れず間質性肺炎など重篤な病気で命を脅かされる事もあります。関節を守るために別のリスクを背負うという事に疑問を持ちますが、関節を破壊されるということを見過ごすわけにもいきません。しかし、少なからず薬だけの関節リウマチケアに不安を持ってある方はおられます。そんな方が当整体院に相談に来られるのですが、関節リウマチに有効な整体がある事を知っている方もまたそう多くありません。「もっと早く知っていれば」「リウマチでも受けられる整体があるなんて」などよく言われます。肩こりを治す、腰痛を治すといった簡単なものではありませんが、真剣にコツコツと諦めず正しいやり方でケアに取り組めば、ほぼ例外なく良くなっていきます。そこで大事になってくるのが毎日自分で行なってもらう自己療法や生活習慣の見直しです。もちろん整体も大事ですが、何日かに一度の整体と来院されない日に自分で行なう自己療法がとても大事です。その自己療法が次回整体までに体の状態が落ちてしまうことを抑えるまたは緩やかにしてくれます。本気で関節リウマチで悩まなくてよくなりたい、そう思われる方はお気軽にご相談くださいね。。。

定期的にケアに来られている女性の息子さんが来院されました。春頃に不調を発症し、ほとんど寝たきり状態だとお母さんから聞いてはいました。いくつかの病院で診てもらっておられますが頸椎ヘルニア、頸椎に骨棘、胸椎と腰椎にもヘルニアと診断されています。不調は首や肩、肩甲骨周囲など主に上半身に出ており、頸椎が原因と推測されます。初めて来られた日には、右の肘は曲げる事ができず、右上半身全体に違和感があり、私が軽く触れる程度の圧でも首の右側から肩関節にかけて皮膚の感覚が明らかにおかしいと言われる状態でした。とても過敏な状態で、通常の施術はとてもできませんでした。患部から遠い下半身から徐々に施していきました。注意事項と簡単な運動を指導して終了。＜２日目＞肘は正常に動くようになっており、右の首周辺の皮膚感覚がおかしいのが残る状態。右が良くなったからか左の肩甲骨内側の痛みが一番気になると訴えられる。少し状態が良かったため前回より深く施術できました。＜３日目＞全ての症状が消失。右首の皮膚感覚も問題ナシ。お風呂の入り方と仕事のやり方に問題があったので、アドバイスしていました。それをできる範囲で改善してもらったのが、施術効果をより高めたと考えます。症状がゼロになったとはいえ、まだ完全に手放しで仕事を含めた日常生活を問題なくできているとは言えないので、もうしばらく通われる予定です。しかし私の想像より大幅に早い回復にご本人も私も喜んでいます。まだ４０代で寝たきりは早すぎますね。。。

自転車で転倒してヒザのじん帯を損傷し、手術するも痛みが治まらないという女性が以前通院されていました。痛みやヒザの構造や仕組みなどたくさんお話しし、体重が増えるとヒザ関節にも余計に負担がかかる事からダイエットまでされ、健康的に回復された女性が１年２ヶ月ぶりに来院されました。体も痛みもスッキリされていたのですが、先日電話がありまた痛みが出だしたとのことでした。確かに１年以上経つと体への意識も薄くなり、生活習慣にも気を使わなくなると思います。仕事にも復帰されていたのでケアなしでは不調が出ても不思議ではありませんね。来院されて開口一番「体重が増えたのも原因ですか？」と聞かれました。そういえばスッキリしていたはずの体型もなんだか…。（ごめんなさい）原因は体重が増えた事だけではないでしょうが、それも原因のひとつと考えた方がいいでしょう。これを機にまたダイエットに励まれると宣言されていました。何か目標や尻を叩いてくれる存在がないとなかなか気合いも入らないし、継続しないものですもんね。またヒザのケアと体重管理しっかり行っていつまでも自分の脚で歩けるように今から準備していきましょう。。。

「どこが悪いですか？」という質問に「全身」「どこでも」と答えられる方が多いように思います。そういった方でも初めから全身が痛かったわけではありません。話をずっと前からさかのぼりながら聞いていくと、初めに痛み出したり違和感が出た所が必ずあります。長い症状になるとどこが初めに痛みだしたか忘れてしまうものですね。しかし一部の不調を除いては、突然全身が一度に痛くなる事はありません。どこかに不調が出てそれをかばうあまり別の部位に負担がかかり、またその不調をかばうあまり…と拡がっていったに違いありません。痛んだ組織がたくさんになると修復するためのエネルギーも過剰に必要になるので、次第に睡眠中の自己回復力では補えなくなっていきます。体は歪み、筋肉は疲労し、自律神経は乱れ、内臓の働きも低下するなどが自然治癒力を低下させています。それが長期間になれば当たり前になり、常に痛い、常に疲れているといった状態から抜け出す事はできませんね。本来自然治癒力は凄い力なのですが、しっかり働けない状態になってしまっていては、その力を発揮できません。あなたは大丈夫ですか？

６０代の女性が久しぶりに来られました。腰や肘の不調があった時に来られていましたが、無事に回復されていました。今回は下痢が続くという事で何かの不調かと心配になり来院されました。何か強いストレスや軽くてもかかり続けるストレスが最近無かったかお聞きするとすぐに思い当たる事が浮かんでこられました。内容はプライバシーの問題もあり言えませんが、お盆にあった出来事を話されていました。「そういえばその直後から始まった」と仰っていました。自律神経は最近になってよく耳にするようになりましたが、まだはっきりこのようなものと言える方は少ないと思います。人間は緊張(交感神経)とリラックス(副交感神経)がバランス良く保たれており、緊張とリラックスが交互に優位に立って切り替わっています。短期間でも強いストレスがかかったり、長期間弱いストレスにかかり続けると緊張(交感神経)が常に優位に立つようになってしまいます。また逆にストレスが全くない生活を送っていると常にリラックス(副交感神経)が優位に立ち、それも健康を害してしまいます。バランス良く働く状態が健康な状態です。原因が分かったこの方は安心され、徐々に下痢も治まり普段の生活を取り戻されました。原因が分からない不調もストレスになります。それが分かるだけでも安心して体調がよくなる方もおられますね。ただ自律神経は自分でコントロールする事ができず、気付いた時には自律神経失調症や酷くなるとうつ病にも発展してしまいます。あなたも上手にストレス発散してくださいね。

５０歳の女性が忙しい仕事の合間を縫って体のケアに来られています。出産から育児の期間の数年間は、仕事を休職されて専念されていました。元々様々な不調を抱えられており、いろんな治療、取り組みをされてきています。出産前まではバリバリのキャリアウーマンで、周りのライバル社員たちとの競争が激しい環境におられました。そんな精神的なストレスが最もかかる環境におられる時に自律神経を乱し、出産、育児と自分の体の事は後回しの状態が続きました。気が付けば自分の体はボロボロで限界をすでに超えていました。心配された実家のお母様が当整体院での体のケアを勧められ来院されるようになったのでした。身長に見合った体重には程遠く、ご本人曰く?骨と皮しかありません?という状態。仕事に復帰とはとても無理と思えました。しかし我慢強く諦めず通院され少しずつ体調も整い、できる事が増え、以前とは違う職場ですがようやく仕事に復帰されました。しかし仕事と家事でいっぱいいっぱいで、やはり体の事が後回しになってしまいます。改めて１日の生活のスケジュールをお聞きし、睡眠やお風呂、食事などできる限りアドバイスしています。とても筋力が低いため、夏でも寒い、すぐに疲れる、動くのが億劫などの悩みを解消するために筋力強化を勧めました。仕事も家庭も大事…でも自分の体が一番大切です。「○○さん、このままだといずれは寝たきりになってしまいますよ」とちょっとショックな言葉をかけました。「先生、私もそう思っています」とのこと。「ショックだけどここまでハッキリ言ってもらえてありがたいです」とも仰いました。まだ間に合う。今からであれば十分大丈夫です。体のケアは整体院でできても筋力を強化できるのはご本人だけです。自宅でできる簡単な筋力強化運動を四つお教えしました。「とにかく３ヶ月諦めずに頑張ってください」そう伝えてあります。やれば必ず結果は出てきますよ。頑張れ〜

慢性疲労、いつも疲れていて気力が湧かない女性が通院されています。病院の検査では異常がみられない様々な不調があります。首や肩の激しいコリ、頭痛、腰痛、無気力などの他にも言葉では表しにくい症状もあります。とにかく体質改善したいと来院され始めたのでした。体に表れているコリや痛みのほかに、自律神経の乱れも感じたのでとにかく施術回数を多くして、根本的な体質改善を二人三脚で取り組んできました。睡眠、気力、体の軽さなど少しずつ変化が出てきました。笑顔も少しずつ増え、ご本人も手ごたえを感じておられます。先日来られた時には「去年は夏でもほとんど汗をかかず、歳なのかなぁと思っていましたが今年は以前の若い時のように汗をかいています。新陳代謝がよくなっている感じがします」と仰っていました。今テレビでも連日報道されている熱中症。熱中症になりやすい体質は汗をかけない人と言われています。汗をかく事で体温を下げて暑さに対応しているのですが、汗をかけないと熱が体内にこもり熱中症になってしまうのです。日頃から運動など汗をかく習慣があればいいのですが、エアコンのきいた部屋で過ごす事が多い現代人は体温調整する機能が衰えがちです。あなたは大丈夫ですか。。。

関節リウマチを発症して１０年ほど経つ５０代の女性が通院されています。一時期はほぼ寝たきりのように悪くなった事もある方です。徐々に快方に向かい今は痛みと腫れがあるものの日常生活は送れています。半年ほど前から当整体院で関節リウマチケアをされるようになったのですが、様々な事が再びできるようになられています。そんな中で最近では「また雑巾が絞れるようになったんですよ！」と報告してくださいました。関節リウマチは指や手首に不調が出る事が多いので、ペットボトルのふた、ドアノブ、雑巾絞りなど日常でよくする動作ができなくなる方が少なくありません。この方は、手首がほぼ固まっていたのですが、ほんの２〜３ｍｍ動いていたのでまだ完全には関節は破壊されていないと判断し、手首の可動域を広げるべく取り組んでいました。家でも自己運動を欠かさず行ってもらっていました。しっかり雑巾やタオルが絞れるようになるまで、約半年間かかりましたが、できなかった事が再びできるようになることはとても嬉しく生活の質も上がりますね。ご本人は手首は完全に固まってもう動く事はない、雑巾絞りなんて夢と思われていたそうですが見事に克服されました。もっともっとできる事を増やしていきましょうね。。。

５０代の女性が不定期に来院されます。腰、ヒザ、肩などに不調があり、それでも仕事を忙しくされてあります。この方が来られる時には体の状態が限界の時です(汗)もうダメだという状態でいつも来られます。そのため何回か集中して来院頂く事もあります。しかし仕事の都合で来院できない時もあるので、いつも「悪くなりきる前に来てください」とお話ししています。少しずつそのように悪化する前に来られるようにはなってきていますが、かなりの重症者なのでいつも頑張り過ぎていないか心配しています。先日来られた時には、また状態が悪かったですがそのような状態で「明日から仕事が忙しくなるので体を何とかしてほしい」と言われました。もちろんできる限り施しますが、あまりのご自分への体の思いやりが足りないと感じ、少し説教じみた話になってしまいました。しかし体にも限界があり、いつもいつも元通りに良くなるとは限りません。仕事が大変なのも分かります。体がどうしようもなくなり寝たきりになってしまった方を何人も見ているのでそのようにはなってほしくありません。気持ちはしっかり通じたと思います。家庭や仕事の事情もあるでしょう。しかし体は壊れるのを待ってはくれません。整体後は楽になられ仕事も大丈夫なご様子。「いつも限界を超えてから先生にお願いしてかけ込んでしまいます」いつでもお待ちしています。でももう少し体を大切にしてくださいね。