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７０代で農業をバリバリこなされている女性が毎月体のケアに来られています。仕事柄、首から背中や両腕が辛く、来院当初は頻繁に使う右腕は上に上がらない、後ろに回せないという運動制限が出ていました。まだまだ仕事がしたい、生ぬるい生活をすれば体がすぐに鈍ってしまうという考えをされているので、できるだけ今のお仕事を続けられたい意向です。ただ長年頑張り過ぎているので体はボロボロ悲鳴をあげている状態です。しかし生涯現役を目標に根気強く整体に通われ、現在は月に一度で調子を維持できるようになっています。いつも整体後は感謝の気持ちを伝えていただくのですが、それほど自分の体を大切に思い、また私の施す施術を気に入っておられます。近所の同業者にも、体が不調の方がたくさんおられ、会合や老人会での旅行などで「あんたは最近えらい元気やけどなんかしよるとね？」とよく聞かれるそうです。そういう理由でこの方のお知り合いがよく来院されます。しかし、周りの方はほとんどが保険診療の整骨院に行かれているそうで、値段を聞くと「えらい高かね」と言われるそうです。それはそうでしょう、保険の効く治療院と効かない自費のところとでは１０倍ほど違います。「だから初めに言うんです。ちょっと高いよと。でも良くならん治療よりちょっと高くても良くなった方がいいやろうと。高くても私はあそこが良いから気に入ってるのよ」と仰られていました。ありがたいですね。施術料だけみれば高いかもしれませんが、整骨院とは内容が全然違いますし、その値段以上のものを提供していると思ってます。例をあげれば「ここの寿司は、あそこのラーメンより随分高いね」と言われているのと同じです。同じ食べ物でも寿司とラーメンでは値段が違って当然です。整骨院と整体院は同じケアをする所でも全く違う所なのです。。。

来院されるようになって半年ほど経つ関節リウマチの女性が来られました。しっかり計画的に体のケアと自己療法、生活習慣の改善など取り組んでいけば関節リウマチは必ず良くなります。今まで例外はありません。しかし、途中で自己療法をさぼるようになったり、睡眠時間が極端に減ったりすれば確実に体の状態に反映されるので、とても根気のいる取り組みです。しかし、ある一定期間しっかり取り組めば、その後の人生はガラッと良くなることは間違いありません。体はウソをつきません。。。この女性も定期的に来られていたのですが、地域の行事やお子さんの習い事の付き添い、法事などで、今回はいつもの２倍ほど来院間隔が空いてしまいました。上半身の不調はとても快方に向かい、体の動きやすさが増し、できることがたくさん増えているのですが、まだ右足首の腫れがあるので心配していました。久しぶりに今日来られたのですが、足首の悪化は無かったのでホッとしましたが「いつもより来院間隔が空き過ぎたので物凄く肩こりが出ています」とのことでした。確かに首から背中が硬く、動きが悪かったです。しっかり計画通り来られていた時にはあまり感じていなかった肩こりですが、間が空いたことで毎回肩こりがリセットされていたことに気付いたと仰っていました。当整体院では、できない場合を除いては常に全身を調整します。それによって未然に防止できるところも整体の良いところですね。忙しいから来れないというもの分かりますが、忙しいからこそ体は余計に疲労しているとも言えます。特に関節リウマチのような消耗性の疾患は計画的というのが大事になってきますね。もう少し辛抱して下さいね。必ず?あぁ頑張って良かった?という時が必ず来ます。それにしても右足首が悪化していなくて良かった。

当整体院は、ぎっくり腰など急性の症状で来院される方もおられますが、ほぼ９割ほどは慢性的な症状で来院される方です。痛みの原因は、事故やケガによる外的衝撃によって体に歪みが生じたものか、日常生活の中で悪い姿勢や片寄った体の使い方によって体が歪み不調を生んでいるのかで違います。以前から定期的に来院されている４０代の男性の話。パソコン業務が多く、首から肩にかけては常時コリが強く、時々頭痛や吐き気が起こることもあります。また最近では腰痛も時々感じています。私のところでは、慢性的な症状は?頑固な歪みのクセ?が大きな原因のひとつだと考えているので、長年続いている症状には、整体と合わせて自宅で自己療法を提案しています。整体後の状態を次回来院時まで保てればいいですが、毎日一生懸命仕事をし、人間関係や仕事のノルマなど精神的ストレス満載の現代社会では、施術後の状態をそのまま維持するのはほぼ不可能と考えます。ですから寝る前や起きた時に５分以内で終わるような自己療法をお教えするのです。しかし忙しい、面倒な方はしませんね。この男性もそのタイプです。しかし今回の腰痛は長続きし、危機感があったのかしっかり自己療法を実施されたようです。｢今回は凄く調子が長持ちしました｣と言っておられました。施術は以前と大幅に変わりはありませんから問いただすと?初めて自己療法を真面目にしてみた?と白状されました(笑)日常生活で知らず知らずに一部に集中して負担をかけている事が原因の事が多いです。それを自己療法で毎日リセットすれば好調は維持できますよね。。。

来院された方に「調子が良くなったら何をしたいですか？」とよくお聞きします。そんな時に多い回答が「また運動をしたい」という意見です。ウォーキングや水泳など運動が体に良いことは十分分かっているのだけれど、体が痛くてできない…そんな方が多いです。今日ご紹介する６０代女性のＫさんもそんな中の１人です。とても大変な股関節の手術を数回も経験されております。外出する機会も減り、筋力や体力の衰えも心配してありました。ケアをコツコツと続けて随分良くなって来られました。活動量が増えたことで食欲が増進し体重も増えてきました。あまりに増えたことでプチダイエットをされていたのですが、体重は減るどころか増えていると相談されました。私から見ればまだまだ肉をつけてもよい位だと思ったのですが、ご本人は深刻に悩んでおられました。食生活など生活の事を一通り聞いて?これは体重が増えて当然?とすぐに思いました。答えから言うと『脂肪より筋肉の方が重い』です。Ｋさんは、食欲も出ていますがそれ以上に体の調子が良くなったことでプールでの運動や、買い物、遠くへ出かけたりと活動量が何倍も増えています。そのことによって脂肪は減り、筋肉が増えているのです。見かけはさほど変わっていないのに体重計の値は増えているのです。それは体の中身が脂肪から筋肉へと変わっていることに他なりません。もともと筋肉は脂肪より重いわけですから、脚の太さは変わっていなくても体重計の値は増えて当然です。体重を気にして食べないダイエットや偏食、急激なムリなダイエットをすると?サルコペニア(筋肉減少症)?という将来寝たきりの原因になる状態に陥ることがあります。あなたもムリなダイエットはやめましょう。Ｋさんも今は増えても良い、それは今までほとんど無くなっていた筋肉がまた付いてきているのだからという説明にとても安心されていました。｢そういえば階段が以前より楽に上がれている｣と逆に自信になっておられましたよ。。。

猫背が急激に進んでいることに危機感を覚え来院されている７０代の女性がおられます。自分ではあまり自覚がなかったものの、半年ほど前から立て続けにいろんな人から「背中が曲がってるよ」「身長が随分と縮んだんじゃない？」などと言われ、鏡やガラスに映る自分の姿をよく見るようになったと言われます。その度に?これが今の私の姿なの?とショックを受けられています。とにかく姿勢がよくなりたいと短い来院間隔で一生懸命ケアに努められています。一時期背中が物凄く痛い時期があったそうで、内臓や肺などの検査にも行かれています。おそらく、猫背によって背骨が曲がってきている時の痛みだと思われます。良い姿勢をしようと自分でも意識されていますが、なかなか長持ちしません。どうしても曲がった状態の方が楽なのでいつの間にか猫背になってしまいます。整体と普段の生活での意識、とても長丁場になりますが、それができるのとできないのでは１年後は全く違った状態になるでしょう。それを分かってあるのでとにかく一生懸命です。私もいろんな事をアドバイスしています。続けていくうちに少しずつ良い姿勢が長く保てるようになってくると「肩が痛くなくなった」「呼吸がしやすい」など感じられるようになってきました。そして最近は「棚の上の方の物が取れるようになった」と仰っていました。話をされなかったので知らなかったのですが、肩が挙がり辛かったようで、それが最近では取れなかった物が取れるようになって自分でもびっくりしたと話されていました。背中の曲がりが良くなってきたことで、肩の可動域が広がりムリなく動いているという事でしょう。逆にいうと姿勢が悪くなれば、いろんな関節や筋肉に負担がかかり、不調を生んでしまうという事ですね。良い方の変化が出て良かったですね。

まだ現役バリバリで農業をされている７０代の女性が来院されました。いつも何か体に不調を感じるとすぐに来院される体想いの方です。普段は長年仕事で酷使してきた右肩の不調が出てきた時に来られるのですが、今回は特に気になるところはないと仰っていました。しかし検査から施術を進めていくと左の股関節の動きが悪いことが気になり、そうお伝えしました。「先生凄いですね。何でも分かるんだ。１０日ほど前に種まきをした後、１日だけ左の脚の付け根お尻のところが痛かった時がありました」と仰られていました。次の日にも痛みが引いていなかったら整体に行こうと思っていたそうですが、その事を忘れるほどスッカリ痛みは消失していて、仕事も天気が悪かったせいで色々な事が先延ばしになりピーク時のように忙しくて忘れていたそうです。それで痛みは引いていたもののしばらく整体していなかったから行こうと来られたようです。そして１日痛かったことはあったけど、来院された時には全く気になっていなかったそうで、私に言う必要はないと言われなかったそうです。「症状は痛みとして出ていないけど、左股関節の動きは右に比べると相当悪いですよ。痛みが出ていないだけでこれでは健康とは言えない」とお話しすると「先生は触っただけで何でも分かるのね。でも今日来といて良かった」と喜んでおられました。痛みがなくても来られているので体は喜んでますよとお話しすると照れくさそうに「自分の体じゃけん」と笑っておられました。とてもチャーミングな方です。?長生きするには健康でないと?がこの方の口癖です。

関節リウマチの病勢が強く、が発症してから間もなく骨びらんが起こりリウマトレックスを１年ほど飲んでもＣＲＰの値が３〜２の間をウロウロしていた女性が通院されています。抗リウマチ薬の強力に免疫作用を抑える免疫抑制剤のリウマトレックスでも効かない状態が続き、担当医からは生物学的製剤を勧められている状態でした。炎症性物質であるサイトカインに働きかける生物学的製剤はリウマトレックスでも病勢を抑えきれない方にも効いたという例も確かにあるようです。しかし、強力に効くということは、裏を返せば副作用も強いということ。とても悩まれたそうです。ここは、私のような整体師が口をはさむことはできません。しかし、話を聞くことや、聞かれたことに対して副作用や感染症など知っていることをお話しすることはできます。実際そうしてきました。リウマチは辛い…でも副作用も怖い、そんな狭間で悩まれて当然ですね。そしてリウマトレックス増量という選択をされました。それから間もなく当整体院と出会い、体の外からのケアを開始。初めは不安いっぱいでしたが、波はあったものの約半年で変形箇所以外の症状はほぼ無くなったのです。「あの時の痛みは何だったんだろう」いつもそう言われます。担当医からは「全然痛くないの？不思議だなぁ」と言われるそうです(笑)そして先日の血液検査でＣＲＰ値がなんと?０.０１?というほぼ０に近い状態になったと喜んでおられました。何が良かったのか…そう聞かれますが、本人の努力です。毎日の自己療法、生活習慣を見直して改善、しっかり歯磨きでの歯周病対策…など数々頑張られていました。コツコツと。整体とあわせて私に何でも話せて聞いてもらったことが精神的にとても良かったと仰っていただきました。うれしいなぁ。。。

午後からの予約は全て日にちを変更していただきました。強風の中もし風にあおられて事故にでもなったり、何かか飛んできたりすれば危ないですからね。地元の学校も全て休校のようです。みなさんも今日は風が落ち着くまでは家で安全に過ごしましょう。さて、台風の時など低気圧になると体の調子に影響が出る方が少なからずおられます。これは気圧が低くなることで、起こります。雨が降りそうな時などに関節痛が悪くなるといったことを聞いたことがあると思います。そんな時の対処法としては湯船にゆっくり浸かることが一番良いですよ。気圧が低い分、水圧で体を締めてあげるわけです。どうせ外出できないのですからゆっくり湯船に浸かって日頃の疲れもとってしまいましょう｡｡｡

４０代の女性が来院されているお母さんの勧めで来院されています。主訴は頭痛ですが、睡眠障害による朝の辛さや首肩背中の激しいコリなど様々あります。特に頭痛がどうにかなればと初回時にお話しになりました。頭痛は学生時代からの不調だそうで、もう３０年ほどになるようです。さらに緊張性の頭痛と片頭痛両方を併せ持つ困難なタイプの頭痛のようです。話を聞くだけで辛いですね…。頭痛は外見では判断できず、それでいてとても不快な症状です。私も年に何回か頭痛を経験しますが、それが毎日のようにあると考えるとたまりません。頭痛の原因はさまざまですが、まず検査で感じたのは訴えられてもいますが、首から背中にかけての筋肉の過緊張。これは相当な硬さでした。それも学生時代から悩んでおられたようです。今まで何をしても改善できなかったようですからとにかく根気強く諦めずに取り組んでいきましょうとケアを開始。深く考えずに体の歪みと背中側の筋肉へのアプローチを中心に約１ヶ月繰り返してきました。時には頭痛が強く出たりしましたが「比較的良い」という状態が続いています。台風の影響で低気圧の日が続きましたが、それでも好調を維持できていました。少し自信も出てこられたように感じます。３０年当たり前のようにあった不調なので、まだ安心はできませんが、仕事復帰、本格始動へ一歩前進です。

両腕の肘が痛くなってもうすぐ１年になるという５０代女性が来院されています。とても心配されて関節リウマチの検査も受けられています。検査の結果は全てで陰性ということで関節リウマチではなかったのでホッとしたものの、その原因不明のまま痛みは１年ほど良くなっておられないとのことでした。あまりに続く原因不明の痛みに、精神的にもストレスがかかり、自律神経を整える薬を処方されています。立位では不自然な部分は感じませんでしたが、仰向けに寝てもらうと両肘が不自然に曲がっていて肩から伸びた腕は?くの字?になっています。あまりに心配されていたので「このような体の歪みが見受けられますよ。ここを正しい状態に近づくように整体していきましょう」と励ましながら４回来院されました。３回目まではご本人が感じる変化はほぼありませんでしたが、５回目来院の時に「肘の痛みが随分と楽になっています」と報告がありました。『１〜２回で諦めなくてよかったですね』とお話しすると少し安心したように表情が和らぎました。その表情からも私が想像していた以上に精神的ストレスがかかっていたのだと感じました。もっともっと楽になって、心も軽くしていきましょうね。