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６０代の女性が右肩と腰の不調で来院されています。農業をされているので屈むことや中腰が多いので、腰の不調はずっと前からあるそうです。ずっと通っておられる整体院があるそうですが、人から当院の事を聞いて来院されました。以前病院で背骨の大きな歪みを指摘され、矯正のためのコルセットを作らないかと言われたこともあるそうです。来院当初は仕事も落ち着いていて腰よりも右肩の痛みが主訴でした。仕事で動かしている時は感じないが、休憩時やゆっくりテレビを見ている時、朝目覚めた時などに強い痛みを感じます。仰向けに寝ると右腕を伸ばすと痛みが肩周辺に出るので、力こぶを作る肘を曲げた状態でいつも寝てあります。肩だけではなく体の歪みも関係していると想定し、徹底的にバランスを整えていきました。特に左腰が右腰よりも前に出る捻じれのクセが強く、そのためうつ伏せになると右側の肋骨が盛り上がります。寝て脱力した時にこのような状態になるので、長年かけて作られクセがとても強い状態です。肩の痛みは３回くらいまで一進一退を繰り返し、４回目くらいから良い状態が維持できるようになってきました。肩の状態が良くなってくると腰が気になってきます。施術後、状態が良くなるものの次回来院の１週間後には痛みが戻ります。いつ痛みが出てくるか確認してもらっていたら「イスや床に座った後から」ということで施術をしながら正しい座り方を指導したり、ストレッチをして頂きました。生活の中でちょっと意識してもらうと「今度は随分良いです」とのことで、今は２週間に１度のペースでも保てるようになってきました。帰りに「治療だけでなく座り方とか体操とか色々教えてもらえるのがとてもいいです」と言っておられました。体を大事にされている方だからこそ、真剣にストレッチや座り方、体の動かし方など実践されている結果ですね。『整体＋ちょっとした意識』

９１歳の女性が脇腹の違和感で来院されました。９１歳ですが背筋が伸びとても若々しい方です。昨日のお風呂上がりくらいから左の脇腹に痛みが出たため、シップを一晩はり様子をみましたが朝になっても痛みがあったため来院されました。どんな症状でも全身のバランス調整を重要視している当院では、脇腹周辺だけではなく足先から首まで施術を施します。全体の調整が終わる頃には脇腹の痛み、違和感もなくなり安心されたご様子。高齢でも治癒力はしっかり働いているんですよね。体はやっぱり素晴らしいです。会計の時にスタッフに「足先までずーっと血が巡るのが分かりました」と感想を述べられていました。体の感覚が鋭い方や、スポーツをされている方などはこのように施術中から体の変化に気づかれます。この女性も鋭い感覚をお持ちですね。骨盤など歪みが解消されると体液の循環は良くなります。そんな改善が最も大切と考えています。マッサージで揉みほぐすのではなく自己の自然治癒力を最大に発揮できる状態にすることが大切ですね。『あなたの治癒力はしっかり働ける状態になっていますか？』

今日、初来院の方が３名いらっしゃいました。それぞれ症状は違いますが、それぞれに悪い生活習慣や姿勢、そして体の歪みが見受けられました。初回は時間を取って丁寧に体の状態や生活の様子を聞いていきます。整体で体を整えるだけでなく、痛みや不調を作っている、または自然治癒力がしっかり行きとどかない生活習慣や体の使い方を早い段階で見つけ出し修正してもらうことも施術だと考えています。体を改善する＋原因を除去することが大事です。３人の方のお１人は、明らかに筋力の低下が見受けられたため、施術後に下半身の筋力強化のための体操をお教えしました。「こんなことは病院では言われなかったです」と嬉しそうでした。お２人の方から「今日は思い切って来てみて良かった」と安心された表情でした。お２人とも体の状態としてはかなり悪いですが、希望を持っていただくことができて何よりです。しっかりサポートしていきます。『整体だけじゃない。必要ならば筋トレもお教えします！』

小学生の女の子が股関節の痛みで来院されました。この子はお父さんと一緒に２回今までに施術を受けられています。陸上をやっているのでしっかり日焼けして健康そのものです。以前は痛みではなく姿勢の矯正や軽い肩こりといった症状でしたが今回は左股関節が歩くだけでも足を引きずる状態です。学校を午前中休み、病院で検査を受けた後当院へ寄られたのでした。歩き方が痛々しかったのですが、いつものように笑顔で良かったです。しかも明日は学校の行事でオリエンテーリングがあり、少々歩かなければいけないとのこと。痛々しいですが明日はぜひ参加したいと言っていました。陸上大会で左の足首が痛くなり、かばった走り方をしたせいではないかと推測しました。骨盤、股関節に歪みがあり修正しました。レントゲンでは骨には異常ナシと診断されています。筋肉が原因ですねと医者に言われたそうです。レントゲン検査では筋肉の異常や小さな体の歪みは?異常?と診断されません。お尻の筋肉が異常に緊張していたので股関節が外側に引っ張られていました。子供の体の歪みは簡単に整えることができることがほとんどです。体の歪みがなくなり、筋肉を緩めて関節の可動域を広げて終了しました。やってはいけない悪い姿勢や注意事項をお母さんにお話しし帰られましたが、行事に参加できていればいいなと願っています。『異常があればすぐにケアしましょう。そうすれば治りも早い』

６０代の女性が初来院されました。１日中立ち仕事をしておられるので腰痛や下肢の痛みが以前からあったそうですが、ここ２〜３日が凄く悪くて来られたようです。痛みは腸脛靭帯に沿って出ていますが、左足の方がより痛みが強いとのことです。以前から温泉施設にあるマッサージに月に２回通われています。一昨日も行ってこられたそうですが、直ぐに足がガチガチ状態になり別の治療をと探されていました。骨盤や股関節に歪みがみられ、本人が訴えられているようにふくらはぎがとても硬くなっています。血流も悪いようだったのでお聞きすると｢１年ほど静脈瘤で治療している時に血の流れを改善する薬を飲んでいたが今は飲んでいない｣とのことでした。しかし冬になると手先や足先が冷たくなると仰っていました。痛みが強く出るマッサージに慣れているこの方は施術を受ける感覚が全く違うと仰います。硬くなった筋肉コリは、強くマッサージすればするほど硬くなります。体の為にと思って受けているマッサージも逆に負担になっている場合がほとんどです。そんなお話をしながら施術終了。「こんな整体は初めてです。何だか足の調子もいいみたい」と帰って行かれました。マッサージに慣れていて好きな方は、それを受けないようにする事がとても難しいでしょうが、体にとってそれが本当に良いものかじっくり考えていただくことが大切だと考えます。『マッサージでコリは解消できない』

５０代の女性がヒザの不調で来院されています。歩行時に左ヒザが痛く足を引きずるようにしか歩けません。以前から左ヒザは少し気になっておられたようですが、生活に支障がないため放っておられたとのこと。しかし、近所での集まりの際、３時間ほど横座りをした日の夜から腫れ、疼きが出て翌朝一番で病院にかけ込まれたそうです。２回の注射で痛みが落ち着いてきたものの、その後改善がみられなかったため当院に来られたという経緯です。横座りをよくされるそうで、そのような体を歪ませる習慣が大元の原因になっている事が多いとお話しした上で施術していきました。仰向けでヒザが伸ばせない、９０度まで曲げられない、関節周囲には圧痛があるなど厳しい状態でしたが、施術を重ねる度に良くなっていきました。２週間の集中した施術とその後の定期的なケアで１ヶ月経った今、歩くことも支障がなくなりました。お仕事の都合で長時間経ちっぱなしになるとまだ少しの腫れが出るようです。今後も定期的に診ていきます。この方のホッとした表情が嬉しいですね。『人の治癒力は物凄い…しかし油断は禁物』

来院者のほとんどは体に痛みや不調があり、苦しい思いをされていますが、体が少しずつでも回復してくると笑顔も出てきて表情が柔らかくなってきます。回復された方の７〜８割の方は維持予防のために月に１度施術を受けに来られますが、最近特に｢月に１度こうしてここに来るのが楽しみ｣と言われる方が多いように感じてとても嬉しく思います。何より体が元気であれば心にも余裕が持てて周りにも優しくなれますね。痛くて辛い方は自分の事で精一杯、中には家族に冷たく八つ当たりする方もおられるようです。もっともっと健康な方を増やし、家族や周りの方に優しく出来るような心の余裕を持った接し方が出来る方をどんどん増やしていけたらいいなとふと思いました。あなたは心に余裕がありますか？『体が健康だと心も健康。心が元気だと身体も元気』

６０代の女性が腰の不調で来院されました。１０年以上もご主人の介護をされてあるそうです。仕事もしながら介護もと、大変ですが今まで腰に痛みを感じることはなかったそうです。とても強い体ですねとお話しました。介護をされてある方は腰や股関節を痛めやすい物です。この方の場合はまだ常に痛みがあるという状態ではなく車の運転時の後方確認で上半身を捻った姿勢で腰に痛みが出ます。座り姿勢で骨盤の捻じれを確認するとやはり捻じれていました。また、痛みのある右側の背骨を支えている筋肉がかなり硬くなっていました。座り姿勢で骨盤の捻じれを修正した後、ベッドに寝てもらい全身のバランス調整と筋肉を緩める手技をかけていきました。痛みが運転時に限られているので、１週間様子をみながら過ごしていただきました。次回予約日の１週間後に来られた時には｢運転の時の痛みは無くなりました…が、イスに座ってテレビを見る時に腰が痛い時がある｣ということでした。どんな姿勢でテレビを見ているかしていただくと柔らかいソファーに背中や腰を丸めてスツールに足をのせて見られています。とても悪い姿勢ですね。骨盤が後傾し、腰骨の生理的湾曲が失われた状態です。なぜ痛むのかをじっくりお話し理解していただいた上で、そのような姿勢をしないでまた１週間過ごしていただきました。来院時に｢今度は痛くなりませんでした。やっぱり姿勢が悪かったみたいです｣と仰っていました。不調を抱えている方には耳が痛い話ですが当院では来院者に?痛みは必ず原因があり、そのほとんどはご自分の生活の中にある?とお話します。自分で気付かない事が多いので一緒に痛みを作る原因を探すのも私の役割だと考えています。『痛みを作る原因…それはその方の生活の中にある』

あなたは「ロコモティブシンドローム」という言葉を知っていますか？メタボリックシンドロームは聞いたことがあると思いますが、このメタボ同様２０１３年から「ロコモ」の認知度を上げようと政府も動きだしました。「ロコモ」とは運動器の障害による要介護の状態や、要介護リスクの高い状態をあらわす新しい言葉として発表されたものです。腰やヒザが痛くなって、階段の上り下りや歩行が困難になってくると寝たきりや要介護になってしまいます。医学の進歩と共に寿命は延びていますが、一方で寝たきりや要介護の期間が長くなっているのが問題です。そこで政府はこの「ロコモティブシンドローム」予防の啓もうが始まったのです。当センターにも腰やヒザ、下肢などの不調で日常生活にも支障が出ている方々がたくさん来院されます。もちろん今の状態が良くなり快適に楽に生活できるレベルに回復していただくことが第一ですが、その他に「ロコモ予備軍」の予防も積極的にサポートしています。?なんだか最近足が重い??疲れがとれにくい??時々腰やヒザが痛む?など体からの黄色信号が出ている方を早期に予防していくことです。何事も早め早めに対策をうつことで大事に至らせないことが大切ですね。特に?腰??ヒザ??下肢?の健康寿命を短縮させる三大原因に不安がおありの方は早めにケアを始めてくださいね。早めであれば回復も早く、ケアの期間も回数もぐっと少なくてすみます。『ロコモティブシンドローム知っていますか？』

５０代の女性が定期的に来院されています。お仕事が忙しく痛みや不具合もあちこちに移動します。しっかりケアされる身体を大切にされている方です。今回は「最近正座の後立ちあがる時左ヒザがビリッと痛む時があります」ということで全身を調整しながらヒザを重点的に施術していきました。うつ伏せで足首から股関節の調整をしている時、痛みが出ている左足のヒザ下の向きがおかしい事に気付きました。全ての調整を済ませ、いつものように正座をしていただくと、予想通り左のかかとだけお尻から大きくはみ出しています。ということは正座している時に左のヒザ下は内側に捻じれていることになりますね。捻じれた状態で座っているので太ももの骨とすねの骨が捻じれてしまい、そのまま立ちあがるのでその時だけ痛みが出て、普通に歩いているとすっかり忘れているといった状態だったのです。今はまだ捻じれも自然に解消しているので問題ないですがそれが習慣化されると痛みの慢性化につながります。さらに整体後も良い状態を保つために座り方を少し意識していただくとよりいいですね。当院でも?正座をしましょう?と勧めているので今後は正しい正座の仕方も教える必要があると思いました。?足と足は重ねない(左右の骨盤の高さがずれる)?お尻の真下にかかとくるようにする(ヒザ下の捻じれを防ぐ)この２つを意識して腰を立て胸を張れば一番良いですね。『正座も正しい座り方で！』