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福岡県
やり過ぎはマイナス(坐骨神経痛・踵の痛み)
一ヶ月ほど前から左のお尻からヒザ裏までの痛みと静止時にかかとがズッキンズッキンと痛むという男性が定期ケアに来られている娘さんの勧めで来られました。とても健康に気遣っておられ、ウォーキング、ストレッチ、スクワットなどの筋トレなど70歳を過ぎているとは思えないほど活動的です。さらに週に3日ほど立ちっぱなしの仕事もされています。きっかけは日課になっているスクワットをいつもの3倍の回数をしてからのように思うと仰います。とても熱心にいろんな事に取り組まれ、体のどこかが痛くても自力で治してきたのに今回は一向に治らないと首をかしげてありました。お若い時からの仕事内容や今までの生活や体の経過を聞いていると、10年ほど前から同じ量のウォーキングや筋トレなどをされていることから年齢を考えると明らかにオーバーワークの感じがしました。これだけこだわって?たくさんやることは良いことだ!!?と自負されている方には言いにくいですが…。その辺りをやんわりとお伝えしました。今行っている筋トレなどを少し減らすアドバイスをし、代わりに股関節に問題があったのでそのストレッチを追加でやってもらいました。左股関節の歪みはかなり酷いもので、ご本人にも確認してもらいましたが歪みの大きさを目の当たりにしてショックを受けられるとともに体に対する考え方を改められていました。その甲斐もあって無事に2回で痛みは消失しました。…が(続きは次回で)
からだ回復センター甘木
ヒザ関節のねじれ、ズレ
ヒザの痛みの原因はいくつもありますが、まず状態を知るのにヒザ関節のねじれ(回旋)や前後のズレ、横ズレを確認する必要があります。正常であれば大腿骨(太ももの骨)と脛骨(すねの骨)が一直線に並んでいる状態です。それが生活習慣や歩き方のクセ、どこかをかばった不自然な動きなどが繰り返されることでねじれたりずれたりしてしまいます。また、事故や転倒によってヒザをついたりすれば、一瞬でずれる可能性もあります。ヒザが痛いという方はこのヒザ関節のゆがみが顕著で、限界を超えた範囲までゆがみが大きくなると痛みを発症します。なので、今現在はヒザに痛みや不具合がなくてもほとんどの方はヒザ関節にゆがみがあると考えていいと思われます。私もヒザの不調で整体を受けに来られる方だけでなく、ほぼ全員の方のヒザ関節の状態は確認します。そのなかでも腰痛を患っておられる方は、このヒザ関節のゆがみが大きく関係しており腰痛改善には欠かせない調整ポイントです。ヒザ関節と腰、ヒザ関節と股関節、股関節と腰などお互いに深く関係しているのでそれらを注意深く観察することが大切ですね。ヒザや腰の不調を抱えてあるあなたのヒザ関節はねじれやずれのゆがみがありませんか?
からだ回復センター甘木
自分の血液がどこかで役に立つ
今週の火曜日6日に近くのドラッグストアに献血バスが来ていたので昼休みにしてきました。受付、医師の診察、血液の濃さを量る採血、本採血(通常は400mg)という流れです。自分では何回献血しているのか分かりませんでしたが、データがちゃんとあるようで、医師の診察の時に「今回20回目ですね、いつもありがとうございます」と言われたことでもう20回もしているのだと分かりました。バスの中で血を抜いている間、看護師さんと話をしている時いつも医師の診察や問診、検査の採血ももう一台のバスがいつもあるのにその日は一台しか来ていなかったので聞いてみました。いつもはエリア内5ヶ所で実施しているが、その日は6ヶ所であっていたらしくこの会場だけテントになったと仰っていました。もともと冬は献血をされる方が少なく、毎日どこかの5〜6ヶ所で会場を設置してフル回転で集めてもまだまだ血液が足りないとも仰っていました。私は決して注射が得意な方ではありませんが(笑)自分の血液がどこかの人の役に立っていると思う気持ちだけで献血を続けています。献血を始めたのは娘が産まれてからですねぇ…。血液を抜けば新しい血液も作られますし、血液の状態もハガキで自宅に届きますし良いこともあります。これからも年に3回の献血は続けていこうと思っています。
からだ回復センター甘木
エプロンが回る(腰痛)
自分の体の歪みなどの状態はなかなか自覚するのが難しいですね。時々ケアに来られる60代の女性が半年ぶりに来られました。いつもこの方が仰るのが「いつもつけているエプロンが動いていると右に回っていくようになると腰痛が出てくる」ということ。以前体が歪んだり背骨が捻じれてくるとそういう現象が起きる事があるとお話していたのでそうなってきたら歪みが出てきたと判断されケアに来られます。こういう判断材料があれば痛みが表面化する前に予防することができます。いつもはエプロンが回り出したらすぐに来られていたのですが、ご主人さんの介護もあり今回は痛みが出てからの来院でした。ご本人も分かっていたけど介護で暇がなかったと後悔されてありました。介護も大変ですし時間もなかなかとれないでしょうが、介護をするご本人の体が悪くなればご本人もご主人さんも困ることになります。発症する前のケアが大切ですね。
からだ回復センター甘木
次はヒザ(腰部脊柱管狭窄症)
以前から腰の痛みがあり、二ヶ月ほど前に急激に悪化し病院で診察を受けると腰部脊柱管狭窄症と診断を受けられた80代の女性が来られました。今までも近くの整骨院やマッサージでケアはされていたようです。今までの経過を詳しくお聞きすると一番初めに痛くなり始めたのは右ヒザ。右ヒザ→腰→左股関節→左ヒザという順序で痛くなり、現在は腰からお尻の痛みが主訴です。80代ですがとても若々しく、悪化する前まではバイクで買い物など行けていたそうです。「この腰とお尻の痛みさえ無くしてもらえたら良いです」と仰っていました。ヒザだけだったらそんなに痛くないし、バイクにも乗れるからとかわいらしい笑顔で仰います。結果的には腰からお尻の痛みは2度の施術で消失し、一週間で目標の状態に到達しました。しかし、ご本人の想像よりかなり早く回復したので「先生、次はヒザも治したい」と欲が出てきたようです。体は部位に分かれていますが、全体でひとつという考え方が正しいので、体のどこにも負担が集中しない体になってもらいたいので多いに賛成です。ヒザも股関節も良くしましょうね。
からだ回復センター甘木
縮んだ筋肉を探せ(四十肩)
左腕を動かすと肩に痛みが走るという症状で40代の女性が来られました。病院には行かれておられないのですが、症状からすれば所謂四十肩と言われる?肩関節周囲炎?だと思われます。40代や50代に発症しやすいことから通称で四十肩や五十肩と言われますが、最近では20代でも四十肩と診断されることもある正式には肩関節周囲炎です。この症状も腕をどの方向に動かすと痛いのかが人それぞれで曖昧です。その原因となるものはそれで違ってきます。また、腕をある方向に動かした時だけに痛みを感じるものから、夜寝る時など安静時でも疼きを伴う激しい痛みなどの重症のものまで様々です。どこの部位の痛みも嫌ですが、いろんな不調を経験された方からお聞きするとこの肩の痛みが一番辛いと仰る方が多いと思われます。肩関節は股関節同様に球関節で可動域がとても大きい関節で自由に動かすことができる分、骨と骨の接地面が少なく筋肉や靭帯で繋がっている部分が多いもろい関節でもあります。あらゆる方向にたくさんの筋肉が複雑についているため症状を抑えるために難しい部位だとも言えます。どの方向に動かすと痛いのかをしっかり観察し、どの筋肉が原因なのかを特定し、その筋肉にしっかりアプローチすることが大切です。それがしっかり特定できれば順調に痛みは減っていきます。この女性も毎回楽になっておられ「随分良くなっています」と一安心。完全に回復するまでもう一息です。
からだ回復センター甘木
事故直後には出なかった不調(吐き気・冷え・背中の張り)
10月初旬に車どうしの事故に遭われた女性が来院されました。顔面蒼白、丸まった背中で入って来られ、ひと目見ただけで具合の悪さを見てとれました。すぐにベッドへ誘導し、横になった姿勢でいきさつと今の不調の状態をザッとお聞きしすぐに施術に入りました。事故直後には肘とヒザの打撲程度でムチウチなどの症状はなかったそうですが、一週間ほど前に風邪をひいてから様々な不調が現れてきたようです。夜中に寝ていても常に吐き気がして、お風呂は40度以上の熱い湯船にいくら浸かっても寒い、全く食欲がなくなり白湯すら飲む気になれないというような状況が続いていました。内科に行けば「外科で診てもらいなさい」、外科に行けば「内臓の影響かも」「長く食べていないのなら点滴した方がいい」などどこで診てもらえば苦しい状況から抜け出せるのかとても不安だったようです。何度か通った鍼灸院に行くと食事していないなら鍼はできないと断られたものの、あまりの顔色の悪さに体を触られ、そこで背中が異常に張っているカチカチだと指摘され?もしかして事故の影響かも?と思ったそうです。すぐに電話をいただき施術を受けられたのでした。一日目の施術直後には家に着く頃にはかなり調子が良くなり、久しぶりに食欲があり晩御飯に何を食べるかとご主人さんと話されたようです。しかし、寝る前になると少しぶり返したようです。しかし、うどんを少し食べ睡眠はしっかり摂れたことで吐き気は消失、二回三回と三日続けて来院され三日目には食欲も出て、睡眠も普段通り、翌日から仕事に復帰されました。「事故の影響は直後だけでなく一ヶ月後とかも出ることがあるんですね」と仰っていました。一週間以上続いた不快症状が三日で良くなって良かったです。
からだ回復センター甘木
仰向けで朝まで寝れる(長年の腰痛)
70代の男性が腰痛ケアで来られていた身内の紹介で来院されました。もう50年ほど前から腰に痛みがあり、それでも整骨院やマッサージでなんとか誤魔化しながら仕事は定年まで勤められました。その後は田んぼ仕事を中心にされています。今まで多少気になる程度だった腰の痛みが変わってきて常時気になるほど悪化したようです。立位では前屈、後屈ともに痛み+、仰向けで一時間ほど寝ていると寝返りや起き上がりで激しい痛み、うつ伏せで新聞や本を読むと10分も経たずに息が詰まるほど痛くなるようです。「今までもかなりいろんな治療を受けてきても治らなかったし、年齢も年齢だから全部治るとは思っていないけど悪化する前くらには良くなりたい」と仰っていました。施術を始めて一番感じたのは体の硬さ。特に背骨の動きが非常に悪く、背骨を支える左右の筋肉もカチカチ。?これはなかなか手強いぞ?と直感しました。予想通り大きな変化は三回目まではありませんでした。それでも辛抱して通ってもらううち、四回目五回目と確かな変化が出始め、六回目来院時には「悪化する前よりもっと良いです」と喜ばれました。「なにより、朝まで仰向けで寝れるようになったんです」ということで、良くなりたい願望がさらに出て継続して通われています。
からだ回復センター甘木
ストレッチは正確に(首痛・肩こり)
70代の男性が知り合いに勧められたと来院されました。長年首の痛みと肩こりに悩まされていて、様々な治療を受けてきたと仰います。確かに肩こりは筋肉の異常な硬さから想像できます。どんな生活状況なのか、今までの経過や運動習慣の有無など色々と質問していきましたが、整体施術にて体をケアすること以外にも改善した方が良いことやアドバイスできることがたくさんありました。そのひとつがストレッチでした。4度の来院の期間に6つほどお教えしたのですが、これをかなり気に入られとても熱心に実施されています。その4回の施術で不調も随分改善され、ご本人は益々ストレッチを頑張られていたご様子。間隔をあけて久しぶりに来院されたのですが、肩甲骨を動かすストレッチをすると首の付け根が痛くなるようになったと相談がありました。実際にどんな状況で痛みが出てしまうのかやってもらうと、お教えしていたものより随分と違います。簡単にいえば要らない力が上半身にかかってしまっていました。理由を話しながら力を抜いた正しいやり方でしてもらうと不快な首の痛みは出ません。「やり方がおかしかったのだな」と正しいやり方を何度も復習されていたのでもう大丈夫でしょう。このように正しいやり方でないと効果が少なかったり逆にどこかに負担がかかりマイナスになることもあり得ます。早めに相談してもらって良かったです。
からだ回復センター甘木
調子よくなったは・・・(肩甲骨周辺・背部痛)
自営業をされている女性が来られています。肩こりは随分お若い時からあって、最近ではそれが酷くなり肩甲骨周辺から背中まで凝り過ぎて不快な感覚があります。睡眠の質も悪いと感じておられ、疲れもなかなかスッキリとれません。初回の施術後からかなり調子が上がったと感じておられ週に一回を三回来られました。「随分調子良いです」と表情も明るいしおしゃべりも進みます(笑)施術中もずっとお礼を言われるくらい不快症状は辛かったのだと思います。調子が良いというのはとても素晴らしいことですね。しかし、よく考えてもらうと?調子が良くなった?のではなく?正常に戻った?というのが正しいです。不快で辛い状態が基準で当たり前になってしまっているので「良くなった」と言えます。しかし今の良い状態が基準にならなくてはいけません。そうすれば疲れが溜まった、少し動きが重たいなど良い状態の基準と比較しますから悪化する前にケアするクセがついてきます。そのような話をすると「こんなに調子良いのが私の正常な状態なんですか」と感心されたご様子でした。どうせ同じ時間の人生を過ごすのなら快適な体で過ごしたいですよね。あなたの今の状態はどのレベルが基準になっていますか?
からだ回復センター甘木