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福岡県
激痛消える(ヒザ痛)
70代の女性が首・肩・背中・ヒザの不調で来院されました。そのなかでも特に気になっているのがヒザの痛み。元々歩行時や立ち座りに時々痛みがあるようですが、夜中トイレに行く時に左ヒザに激痛が走り、治まるまでしばらくモゾモゾ布団の中でしないといけないのが辛いと仰っていました。全身を整え、患部のヒザの関節をチェックするとねじれと前後のズレがありました。調整していると関節が歪んでいる方の特徴である「ゴリゴリゴリ」と音が鳴りました。関節が元の良い場所に戻る時の音です。それでヒザの調整は終了。後日来られた時に「あれから夜中のヒザの痛みは出なくなりました」とトイレを我慢せずに行けると喜んでおられました。まだ一週間しか経っていませんが、関節のクセの強さや普段の歩き方のクセなどがなければこのまま安定すると思われます。
からだ回復センター甘木
二骨間を締める(ヒザ痛)
60代の男性がヒザの不調で来られました。歩くのもままならないほどの右ヒザの痛み。初めて痛みを感じたのは30年ほど前にソフトボールをしていてヒザを捻ったのがきっかけです。それから良かったり悪かったりありましたが、特に治療する事もなく定年退職。冬の寒い時期にヒザが固まるようなことが増え、とうとう一ヶ月前に歩くのもままならない状態に。またジッとしていても痛い、寝ていても疼くというかなり悪い状態でした。ヒザの痛みの原因は様々あり、ヒザ関節のねじれやズレ、お皿の動きが悪い、スネにある二本の骨の間隔が広がり過ぎ、ヒザを取り巻く筋肉の異常緊張…などヒザだけでもいくつも考えられます。そこに詳しい説明は省きますが、股関節や足首の問題や骨盤の歪みなども関わってきます。ヒザだけ診ていてもダメな場合が多いですね。この方の場合も、ヒザのねじれとズレを修正すると「随分良いがまだ痛い」、股関節の調整をするとまた少し良くなるといった具合に様々な原因が複雑にからんでいました。そして大きく変化が出たのがスネの骨の間隔異常。これを締めると「ほとんど痛くない」ということで、一番大きな原因が特定できました。そこはサラシや伸縮しない包帯などで絞めてクセつけていくのことが必要で、目安となる4週間お風呂や寝るとき以外巻いてもらっています。毎回来られる度に「少しずつ締まっている感覚があって脚が細くなってきた」と笑っておられました。痛みも長歩きしなければ大丈夫なまで回復されています。しっかりクセがつけばサラシを巻かなくても痛みなく歩けるようになります。
からだ回復センター甘木
座り方を変えただけで(臀部痛)
お尻付近に痛みがあるという70代の男性が来られました。定年退職するまでバリバリ体を使うお仕事をずっとされていて、ぎっくり腰を含めて腰には元々不安があったようです。最近になって腰より下のお尻に痛みを感じ始めたため来られました。三回目まで施術を終えた段階では「整体後には調子が良くなるが家でテレビを観た後からまた痛くなります」と仰います。確かに体の歪みも少なくなり、腰から臀部にかけての筋肉の緊張も減っていました。しかし、長続きしない…。そこでもう一度生活のことを詳しく聞いていきました。するとテレビを観る時に座イスを斜めに倒して座ってあることが分かりました。座った時にはお尻付近にある?坐骨?で座らないといけないところ、ダラ〜ッと斜めに座ると坐骨ではなく?尾骨?で体を支える格好になります。それは大きな腰痛の原因です。さっそくその習慣を止めてもらい腰を立てた状態で座ってテレビを観ていただくことに。その後は良い状態が続くようになり大変喜んでおられました。生活習慣や姿勢など体を悪くする原因があると再発しやすく治りも悪いですね。。。
からだ回復センター甘木
突然の痛み(ヒザ痛)
変形性膝関節症と診断されている60代の女性が来られています。初めて来られたのはもう8年ほど前です。当初は痛みも酷く、ヒアルロン酸の注射を定期的に打ってある状態でした。痛みはすぐに無くなり、注射も止め病院への通院も止められ当整体院に毎月2回ずっと通われています。趣味のボーリングもできるようになり、とても喜んであります。ただ変形したヒザは治っているわけではないので、痛みが無くなっても維持するために通われているのです。ずっと調子が良いのですが、時々階段を踏み外してヒザ痛が再発したり、ヒザの曲がりが悪くなったりしていますが、その度に回復されています。先日も階段を上る時にヒザに力が入らない、寝起きにヒザが痛いと連絡があり予定外の来院となりましたが、一回で無事に元通りの調子になりました。突然原因に心当たりもなく痛みが出るというのはとても不安なものですね。ただこの方のように?備え?をしっかりしていれば回復も断然早いです。
からだ回復センター甘木
転ばんとが良か(定期ケア)
80代の女性が毎月体のケアに来られています。お若い時から農業をバリバリされていたので、腰痛、坐骨神経痛、肩痛、首痛、足首の骨折…など様々な不調の経験があります。来院され始めて間もない頃は「あそこが痛い、ここが痛い」と体じゅうが痛いという感じでしたが、今は時々どこかに痛みが出てもゆっくり休めば自力で治っています。これも3年以上定期的に体のケアをされている結果だと思います。また、元々姿勢が良かったものもしっかり維持され背筋はシャンと真っすぐです。「友達はみんな田んぼを頑張って腰が折れまがっとる」と仰います。随分と体を動かす機会が減り、筋力低下を実感されているようですが、とにかく転倒しないことをいつも頭に入れて行動されています。高齢になると転倒による手首や大腿骨の骨折が怖いです。それをきっかけに安静による筋力低下や血流の滞りで寝たきりや認知症の原因になるからです。来院されたことがある高齢者が「○○さんが転んで脚の骨を骨折してから全然動けんごつなったげな」などと聞くととても悲しい気持ちになります。ご縁があって一度でも来院された方にはいつまでも元気でいて欲しいです。この方は「転ばんとが良か(転ばないのが大事)」といつも仰います。高齢の方には下半身、特に足首や足指の手技を多く施し転倒予防になればと思い整体しています。
からだ回復センター甘木
変化が大きいと違和感も(変形性膝関節症)
80代の女性が右ヒザの不調で来院されています。病院では変形性膝関節症と診断されていていくつもの病院から手術を勧められています。ただご本人がその気になれずズルズルと10年以上経っているようです。しかし逆に言えば10年も手術をしなくても済んでいて凄いなぁとも思います。それほど見た目の変形が酷く、誰が見ても分かるようにO脚が進んでいます。検査ではヒザ関節のねじれと脛骨の外ズレ、それに大腿骨と脛骨の前後のズレも見受けられます。ヒザ関節がかなり酷いバランスになっているため、内側の軟骨がすり減り変形性膝関節症という状態になっていると思われます。しかし見た目とは違い、痛みはさほど大きくはありません。それも手術を決断しない要因だと思います。整体ではそのヒザ関節のねじれやズレを修正することを中心に行っています。また、何年にもわたる関節の歪みですから自己療法を指導しています。とても簡単なのですぐにできるものです。それをかなり頑張って繰り返しされているようで、見た目はかなり改善しています。しかし、逆に関節の周りの筋肉に筋肉痛が出てしまい心配しておられました。関節のバランスが急に大きく変わることにより、今までと違う筋肉を使う事になり筋肉痛が出ています。来院された時には筋肉痛は無くなっており原因も分かった事で安心されました。良くなる場合でも体のバランスなど変化が大きすぎるとそれに体がついていけない場合もありますね。
からだ回復センター甘木
自分の感覚と実際の動きとのズレ
最近「○○さんが転んで骨折しなったげな」とよくお聞きします。何かにつま先が引っかかり転倒したり、立ち上がり時にふらついてそのまま転んで骨折することが多いようです。転倒した時に手を着けば手首を骨折、ヒザや脚で支えようと大腿骨を骨折するというのが高齢者では多いです。手首や大腿骨を骨折すれば安静を余儀なくされ、その時に体を動かす事が極端に減る事で筋力の低下や血流の滞りによって、そのまま寝たきりになってしまったり認知症を発症するなど体調がガクッと落ちる方は少なくありません。つま先が1?ほどのじゅうたんやカーペットに引っかかることも珍しくありません。その原因として?自分の感覚と実際の動きとのズレ?があると考えます。自分の頭の中や感覚では足首が曲がり足指もしっかり天井方向に上がっているつもり…太もももしっかり上がっているつもりでも実際はつま先が下がったまま歩いていたり、太もももあまり上がっていなかったりで何かに引っかかったり脚がもつれたりするのです。立ち上がり時のふらつきは単純に筋力が衰えていることも考えられますが、これも結局自分の感覚とのズレではないでしょうか。人の体は足指から上に向かって衰え始めると言われています。あなたの足指、足首、脚の上がりは大丈夫ですか?当整体院では高齢者にはその辺りに重きを置いて施術しています。少しでも転倒のリスクを低くして人生を最期まで楽しみたいですね。
からだ回復センター甘木
あっ楽〜(腰痛)
仕事中に腰が痛くなったという60代の女性が来られました。元々腰が弱いという感じがあって良かったり悪かったりを繰り返して今までこられたようです。今回も突然痛くなってきたということで仕事を早退して来られました。仰向けに寝てもらうとびっくり仰天!!骨盤がかなり右にいっています。「○○さん真っすぐ寝ている感じがありますか?」「これが真っすぐです」と仰います。明らかに骨盤が歪んでいます。誰が見ても一目瞭然なほどの歪み。最近というか今年一番の歪みの大きな方です。自分で分かりますよねと自分の手でわき腹から骨盤をスーッとなぞってもらいましたが「全然分かりません」と仰います。内心?これが分からないはずがない?と思い、もう一度。そうすると右側だけボコッと出ている骨盤に右手がいった時「あっ本当だ」と何度もそのラインをなぞっておられました。これは一週間や二週間でできる歪みではありません。ずっと前から作られた歪みですというお話をさせていただき施術の前に悪さ加減をしっかり分かっていただきました。ただ痛みをとるだけで終われば?なんだ簡単だ。何の問題もなかったな?となってしまうので、しっかりお伝えしたかったのです。今まで痛かったりそうでなかったりしながら歪みはしっかり定着していたのでしょう。話の後はしっかり体を整え終了。「あっ楽〜。とっても楽です。動いても平気」と喜んでおられました。歪みはまだ半分ほど残っていましたが、それでも痛みはほぼ無くなっていました。でも根本解決には歪みを解消しないといけません。
からだ回復センター甘木
足裏の体重移動が変わる(股関節痛)
一ヶ月ほど前から左の股関節に痛みがあるという60代の男性が来られました。普段動き回る時には痛みを忘れているそうですが、しばらくジッとテレビを観たり座っていると立ち上がったりする時や数歩歩く動き始めに鋭い痛みが出るようです。また足裏の外側にタコができやすく痛むことがあり、それが続くとかかとにも痛みが出るそうです。股関節の左右のバランスがかなり悪く、痛みが出ている左の股関節は臀部の筋肉が緊張して後方に転移し、可動域も狭くなっていました。その左右差をご本人にも確認してもらい施術開始。今までの経過や自己流でやっているストレッチなどの話を聞いていきました。かなりご自分で努力されていて健康意識が高い方です。足裏のタコはバランスが外側に片寄っていることで起こるためご自分でも意識していたようですが、四六時中意識して歩く事は無理ですね。仕事が忙しい時などはすっかりそのことが頭から外れているそうですが当然です。股関節は人体で一番大きな関節で、それを取り巻くじん帯も強靭なものです。それにかなり強いクセがついているので一筋縄ではいきません。整体とお教えしたストレッチで5回の来院で痛みは消失しました。最終的に「歩く時の体重移動で前に進む時、親指でしっかり押し出す感じになっている」と仰っていました。バランスが良くなりとても良い傾向ですが、なかなかそこまでご自分の体のことを意識している方は珍しいので感心したのでした。痛みが無くなって良かったです。
からだ回復センター甘木
やり過ぎはマイナス(坐骨神経痛・踵の痛み)?
(前回の続きから…)股関節の歪み方が相当酷かったので回復までに少し長く考えていてくださいとお伝えしていたので、二回の施術でほぼ痛みが無くなったことにご本人はもちろん私自身も嬉しかったです。しかし、体の歪み検査をすると股関節の歪み(左股関節の外旋)が完全には正されていませんでした。このような場合完治したとは言えませんから再発する可能性が高いのです。ただご本人からすれば【痛みが無い=治った】と思いますからこれを説明し理解していただくことが難しいです。分かりやすく説明すれば虫歯の痛みを薬で痛みを抑えても虫歯自体が治っていないので治ったとは言いません。これをこの方の臀部付近の痛みに置き換えると?股関節の歪みが痛みが無くなる許容範囲内におさまっている状態?です。股関節の歪みという原因はまだ解消されていないので専門家から言えば治ったとは言えません。【痛みが無くなる=完治】ではないということです。痛みが無くなおかつ歪みや筋肉の過緊張など原因が消失して初めて完治と言えるのです。このようなお話をすると納得される方とそうでない方が出てきます。原因が無くなるまで通われる方は再発しにくいですが、痛みが無くなったからもういいとケアを一旦中断される方は、高い確率で「また痛くなった」と再来院されることが多いです。この方はちゃんと理解され継続されています。娘さんからその辺りの話は聞いていたようです。
からだ回復センター甘木