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福岡県
何だかとっても気持ちが良い(肩痛・ヒザ痛)
70代の女性が肩とヒザの不調で来院されました。右ヒザは変形性膝関節症と診断されています。肩は左肩で肩の水平位置より少し高く上がる程度の可動域です。来院当時はヒザは正座ができないまでもその他の歩行や日常では困らない程度に落ち着いていることもあり、肩を診て欲しいとの事でした。肩関節の調整で肩の可動域はすぐに広がり耳付近まで上がるようになりました。施術をしていて肋骨の筋肉や皮膚がかなり硬くなっているのが気になったので肩の筋肉だけでなく、背中側の肋骨の間の筋肉や皮膚をゆるめることを中心に時間を使いました。所々に硬い部分がみられ、それをひとつずつゆるめていきました。ベッドのマットや枕など寝具についていろいろと質問を受けていたので私の知っている範囲でアドバイスし、睡眠や寝返りなどのお話もじっくりしました。話し終えて次回の予約をとられながら「何だかとっても気持ちが良い」と突然仰り、姿勢や呼吸、そして肋間をゆるめたことによる血流が改善して体の調子が上がった感覚がその言葉につながったと思います。とても良い笑顔で帰って行かれました。
からだ回復センター甘木
寒さが影響の不調
寒くなって首や肩などの不調で来院される方が多いように感じます。頭痛もそうですね。寒さが増してくると背中を丸くして肩をすぼませ、首を引っ込めるような姿勢になりがちです。体温を下げないようにする一種の防御姿勢と言えると思います。しかしその一方で筋肉を過度に緊張させ、コリや血流の滞りの原因になります。背中が丸くなり肩が前方に巻き込むと骨格の構造上、肩の可動範囲は狭くなるようになっています。それがくせになって体が覚え込んでしまうと猫背や巻き肩が定着してしまいます。それらの姿勢は肺や内臓を圧迫し、呼吸が浅くなる、内臓が窮屈になったり下へ下がったりして本来の活動がしにくくなります。このようにただ首や肩が凝るだけでなく、呼吸や内臓、自然治癒力や代謝にも影響するので、できるだけ良い姿勢で過ごし悪い姿勢を体が学習しないようにしたいものです。
からだ回復センター甘木
今日来れて良かった(背部痛・巻き肩)
しばらく前から徐々に体調が悪くなり数日前にガクンと悪化したという50代の男性が来られました。背中の痛み、右のお尻、左肩の痛みと時々ある腕のシビレ、声が出にくい、頭痛という症状です。様々な不調がありましたが、ご本人が一番気になっているのは両肩が前に巻き込んでいることでした。これが酷くなると体調も比例して悪くなると自覚されています。肩が巻きこむと猫背になり、肺や内臓が圧迫されるので見た目だけでなく様々な不調の原因になります。猫背や巻き肩を改善するには肘やその周辺へのアプローチが必要です。肘が内旋(内側へのねじれ)しているので、そこを調整しておかないと肩が後方へ戻り胸を開くことはできません。肘→肩の順に調整しました。「あ〜随分楽になりました」と深い呼吸を何度も味わわれていました。パソコン作業など人の生活のほとんどは手首を内側に捻じりながらの作業です。それを体が学習し、肩へ影響して巻き込み、さらに猫背へと進行する。繰り返しや長時間の動作や姿勢を学習し、体が歪みや変形を起こし不調を招きます。「今日来れて良かったです」との言葉を言われた時にはとても嬉しく、私の気持ちもグッと高まりました。感謝です。
からだ回復センター甘木
上がる(左肩痛)
2〜3ヶ月前から左肩に痛みが出だし、悪い時には痛みで目が覚めるという70代の女性が来られました。以前も同じような痛みで苦しんだ経験があり、とても不安いっぱいのご様子。今回は転倒して数週間後から痛みが出てきたようで、それも原因かもしれないと仰っていました。左腕が耳に着くかどうかの可動域の検査をすると真横からが水平から45度まで、前から上げると60度くらいで痛みが出てそれ以上上がりません。温かい時季には毎朝ラジオ体操をされていたそうで、痛みが無かった頃には両腕とも同じように耳まで難なく上がっていたようです。痛みが出てからは、ラジオ体操も控えていて、腕も上げる事を極力避けておられます。そうなると肩関節のじん帯は動かさない分硬くなっていきます。益々動かせる範囲は狭くなっていってしまいます。痛みなく上げられる範囲を広げる→じん帯がゆるむ…ので、まず左肩の調整をして動かせるようにしました。時間にして約10分。同じように「痛みが出る所でまた止めてくださいね」と検査をすると耳まで止まることなく上がりました。あまりに難なく上がったのでご本人は気付いていません。「どうですか?」と聞くとようやく「上がる!」と何回も動かされていました。動きが良くなり動かす機会が増えればじん帯がどんどんゆるむので次回来られた時にどれほど痛みが減っているか楽しみです。
からだ回復センター甘木
本当に軽くなる(全身のケア)
ほぼ全身のケアを目的に70代の女性が定期的に来られています。度重なる転倒による骨折や圧迫骨折、股関節の手術、複数回の静脈瘤の手術など痛みだけでなく力が入りづらい、歩くとふらつく症状もあります。とくかく転倒しないように、歩けなくならないようにとケアに通われています。猫背がかなり進んでいますが、施術後にはきれいな姿勢を喜んであります。姿勢が良くなると呼吸が深くなり「とても気持ちがいい」と仰います。この方はある事情があり私生活でかなり忙しくされており、常に良い姿勢を意識することがままなりません。そのためまた少しずつ猫背になっていきます。ケアを続けていなければ今頃は背中が90度になっているかもと笑っておられました。生活で体に無理をされる方は少なくありません。ただそれを仕方無いと放置しないでこの女性のように定期的にケアをすれば悪くなる一方ということを防ぐことはできます。「整体してもらった後は本当に体が軽くなる。自分の体じゃないみたい」と軽い足取りで帰って行かれます。
からだ回復センター甘木
全然違う(お尻から腿裏の突っ張り感)
左のお尻から太もも裏の激しい突っ張り感が酷いという症状で60代の男性が来られました。農業をされていてお若い時から体を酷使して働かれています。季節によって作業内容が変わり、今の時季はよくその症状が出やすいと仰っていましたが今年はいつもより酷いと仰います。体の歪み検査では股関節にとても歪みが出ていてかなり強いクセです。ご本人にも確認してもらいましたが、その左右差にとても驚かれました。当然自覚なく過ごされていたとのことですが、この股関節の歪みが今の突っ張り感という痛みの原因になっていると推測しました。そこを中心とした施術を行いましたが、なかなか歪みが大きく一回で左右均等ということにはなりませんでした。半分くらいの差異になりましたのでまだまだですねとお話していたのですが、気になっていた突っ張り感はほぼ消失。何回もイスに座って立ちあがるという一番気になる動作で確認されていました。「全然違う。今は突っ張り感はほとんどありません。これなら良い」とどんどん良くなるイメージがしっかりつかめたようです。お仕事の合間を縫って続けて来院されます。
からだ回復センター甘木
あれからありません(交通事故後からの頭痛)
今年の夏頃に運転中に後方から追突され、頭痛がずっと続いてるという20代の女性が来られました。整形外科での検査後に一定期間のリハビリ、その後は定期的に整骨院に通われていたそうですがなかなか頭痛が治まりませんとのことでした。真後ろからの追突ということで頚椎(首の骨)の横へのズレはさほど無かったものの、頸椎を支える筋肉はゴツゴツに強張っていました。自分でも自覚はあったようですが、整骨院での電気治療やその後のマッサージで改善できることを期待されていました。しかし四ヶ月経ってもゴツゴツのまま。骨盤や背骨の歪みを出来る限り整え、首の筋肉の緊張をとることに集中しました。施術終わってしばらくお話し帰られる頃に「何だか今までと違います。なんだか良さそう」とお帰りになられました。その後2ヶ月来院が無かったのですが、先日2〜3日前から肩が凝ってきてシビレの前兆みたいな感覚があると久しぶりに来られました。ずっと気になっていた頭痛の事をお聞きすると「あれから頭痛はありません」とのことでした。また行きたいとは思っていたそうですが、仕事が忙しすぎて当整体院の営業時間後にしか帰宅できなかったようです。頭痛は治まって良かったですが、今度は仕事頑張り過ぎで肩こりが悪さをしていたようです。(交通事故は自分が気をつけていても遭ってしまうこともあります。もしぶつけられる事が分かれば首をギュッと縮めてムチウチにならない、または軽く済むようにしましょう)
からだ回復センター甘木
便が変わる(肩痛)
左肩の痛みで70代の女性が来院されました。他にも右ヒザの変形性膝関節症や自律神経失調、不整脈もあります。特に心臓は救急車で運ばれた経験もあるほどです。結婚してからの苦労やストレスは相当なものだったと仰います。ただいろんな不調が出てきたのは70代に入ってからだそうで、それまでは体には何の問題も無かったようです。肩は今までにも同じような痛みが度々出ており、その度に病院に行ったり鍼灸院で鍼を打ったりしながらケアして来られました。友人の強い勧めがあり今回は当整体院に来られたのでした。内容は書きませんが、かなりの精神的なストレスがずっとあったようでそれも不整脈に要因であり、自律神経が失調してしまった原因だと医師からも告げられています。ご存知の方も多いと思いますが、心臓と左肩とは密接に関係していて心筋梗塞の時には左肩に異常な痛みが出るとも言われています。不整脈を含めた心臓や胃へのストレスの影響が多少なりとも左肩に影響していると推測します。実際に心臓が痛んだ次の日には左肩が強く痛むとも実際に仰っていました。今回も施術2日後には左肩の痛みが消失していたのに、5日後の夜中に心臓が痛み出し、その翌日から左肩の痛みが再発したと言っておられました。ただ心臓が痛んだ日には睡眠がとれなかったそうでそれも再発の要因と考えられます。ただご本人は体が良い方向に向こうとしていることを実感されていて「もう少し来院間隔を縮めたらどんどん良くなりそう」と仰っていました。本当は続けて来られようとしていたのですが、あいにくずっと予定が入っていたためなくなく一週間後に予約を入れられていたのでした。そして「肩の調子だけで無くてコロコロ硬いうんちだったのがニュルッとちょうど良い硬さのうんちになったんです。あの日から」とお話を聞いていなかったことも喜んでお話くださいました。骨盤の歪みなど整えると内臓が正しい位置に戻り、体の中でもいろんな良いことが起こりますね。
からだ回復センター甘木
歪みを自覚(腰痛)
お孫さんが産まれた60代の女性が来られました。多少腰痛があるようでしたが、一番気になるのは体のバランス崩れ。お話をお聞きするとお孫さんが産まれて抱っこする機会が多々あり、いつも左腕で抱いて右手で世話をするのが骨盤の歪みを作っているのではないかと仰います。以前にも来られた事があるため、歪みに対しての知識はある方ですが、推測する力が凄いですね(笑)仰る通り左の骨盤が上に上がり右の下肢の筋肉が張っています。他にも股関節の左右差もありましたが、ご本人が感じている通りに歪んでいました。歪みを正す事で体が軽くなり、動きがスムーズになったと色々体を動かして確認されていました。とても感性が鋭い方でした。。。
からだ回復センター甘木
違うね(肩痛)
数ヶ月前から右腕を後ろに回す動作をすると右肩から腕にかけて痛みが出るという症状で60代の男性が来院されました。何軒か病院を変えて改善を試みられたようですが、どこの病院でもレントゲン検査→シップ薬と痛み止めを処方というパターンで一向に治る気配がないと嘆いておられました。レントゲンでも特に異常があるとは言われなかったそうですが、ご本人は「異常があるのか無いのかも説明が無かった」と少し呆れ気味でした。症状としては所謂五十肩と言われる?肩関節周囲炎?だと思われます。ただ仕事に支障が出たり、夜間痛もありかなりストレスがかかる状況です。腕をどこまで後ろに動かすと痛いのか確認すると腕を真下にダラッと下ろした状態から15度ほど動かすと痛みが出ました。肩周囲を調整する前に、体全体の歪みを整えます。第一印象で感じた猫背と巻き肩も肩の可動域に大きく影響します。そこも改善したところで痛みが出る動作に対しての筋肉へのアプローチを施していきました。2〜3分していると筋肉が緩んできた感覚があったので、再び痛みが出る動作で変化を確認。45度くらいまで腕が動いていきました。「あ〜違うね」と痛みなく動いた範囲が広がったことにご本人も分かっておられました。ここ数ヶ月何度も何度も確認していた動作なのですぐに分かったのでしょう(笑)このアプローチを場所を少しずつ変えながら繰り返していきました。ギプスでしばらく固定したり、痛みで動かさなかったりすると関節で靭帯が硬化したり石灰化が起こったりするので、関節の可動域を取り戻すことは非常に大事です。仮に痛みがゼロになっても痛みで動かせない期間が長いと関節の動かせる範囲が狭くなるという後遺症が残る場合もあるので注意が必要ですね。
からだ回復センター甘木