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首や肩のコリ、頭痛などで来院される方の多くはデスクワークの方でパソコンを使う時間が長い方です。作業中ずっと良い姿勢をキープすることは難しいと思いますが、極力姿勢には注意したいものです。その他にもイスの高さや机の高さ、パソコンの位置や画面の高さなども最適にしてほしいですし、キーボードと体の距離なども重要です。改善できる部分はすぐにでもしてくださいね。その部分がクリアになったら、骨盤を立てて背筋を伸ばすこと以外で実行してほしいことが２つあります。?瞬きの回数を増やす・・・作業に集中しパソコン画面を見入ると無意識に瞬きの回数が減り、目が乾燥したり疲れ目になります。目の疲れは首や肩のコリと深く関係しているので意識して瞬きの回数を増やしましょう。?上の歯と下の歯の間を常に空けて作業する・・・上と下の歯がくっ付いてしまうだけで肩には力が入ってしまいます。その時間が続けば筋肉が硬くなり血流が滞ることで不快なコリができるのです。１ｍｍ程度のすき間を空けて歯をくっ付けないようにしましょう。以上の２つを実行してみてください。

８０代の女性がヒザのケアに来られています。変形性膝関節症と診断されていますが、頑張って通われたおかげで日常生活には支障がない状態に回復され、維持のため定期的に通われています。当初は痛みが強かったため、ちょっとした動きにも大変神経質になられていました。そのため施術中もほぼリラックスすることがなかったように思います。痛みが徐々に少なくなってきてからは施術途中に寝られることもしばしば。常に昼一番の２時に来られるので昼食の後というのも眠りを誘いますね。今日も途中から気持ちよさそうに眠られ終了時には「あ〜お陰さまで気持ちが良い。。。眠るほど心が良い」と仰っていました。「体もこれだけ大切にしてもらって喜んでますよ〜」とお伝えすると「はい、絶対喜んでます」とヒザをさすっておられました。今まで８０年以上頑張ってくれた体へ感謝のケアですね。

６０代の男性が毎月体のケアに来られています。果物農家さんで早朝からの仕事や平らでない場所での作業など時期によってかなり作業が集中する過酷な仕事をされています。生物相手ですから仕方がありません。元々ある腰痛のケアに来られていたのですがそれも間もなく回復され、それからずっと定期的に来られています。趣味の海釣りも腰に痛みが出ることなく楽しまれるようになられました。その方の奥さんが歩けなくなるほどのぎっくり腰に毎年なってしまうということで旦那さんの勧めで奥さんも通われるようになられました。奥さんも同じ仕事をされているので、体のあちこちに不調がお有りです。仕事内容によって体の気になるところが変わりそれに対応しています。徐々に不調箇所も減ってきました。先日ご主人さんが来られ「そういえばもうずっとぎっくり腰になっとらんね」と言っておられました。過酷な環境でお仕事をされているので定期的にケアをすることが不調の芽を摘むことになるのです。毎回最良な状態で帰ってもらえるよう意識しています。

中学生の頃から体のケアに来ている女子高生が最後の夏の大会前に体のケアに来ました。近くの高校ではなく陸上が盛んな少し遠くの高校に通っています。６時前に家を出る生活を３年間頑張っています。またそれに合わせて弁当を作るお母さんもまた凄いです。改めてお母さんって凄いなぁと思います。この子は長距離が専門です。中学生の頃には隣町からトレーニング感覚で当整体院まで走ってきたこともあります。長距離苦手の私にとってかなり驚きです（笑）長距離をしている子が数人来ていますが、みんな走る事が楽しいと言います。そんな子も最後の夏です。できるだけコンディション良くベストを尽くしてもらいたいですね。１５００ｍと３０００ｍに出場するとばかり思っていたのですが、なんとそれに加えて競歩にも出ると言っていました。オリンピックなどを見ていて私が?一番きつそうな競技?と思っていたその競技に出るそうです。ですから長距離の練習に加え、競歩の練習もしているので本当に体はボロボロ…。ですが最後の夏、頑張ってほしいです。出来る限りのケアを施して送り出しました。頑張れ〜！！

ご近所に住まわれているお友達７０代の女性２人が一緒に施術を受けに来られました。「この歳になるとお友達で集まると体の悪いところの話がほとんどで時々葬式の話しもするの」と笑っておられました。お２人とも１年以上前から定期的に来られているのですがいつも一緒というわけではありません。この時は特別だったのですがいろいろお話されながら施術を受けられていました。以前一番体が悪かった時の話や病気で手術を受けた時のエピソード、趣味の話と話は尽きません。お２人ともお１人は最近、もう１人は随分前にご主人さんを亡くされています。寂しさや苦労もたくさんあると思いますがお互いに励まし合い、時々会ってお話したり仲が良いのです。そんなお２人を施術が終わって見送る時に「先生、私達がここに来られるうちは病気とかせんで元気でおってね。頼みますよ」と言われました。嬉しい気持ちももちろんありましたが、自分の体や生活習慣の管理をしっかりしないといけないと改めて気を引き締めたのでした。

痛みは体が発しているＳＯＳサインです。体の異常を知らせているのです。?このままでは体が崩れてしまう?と。痛みの状態や経過は人それぞれですが、必ず原因があります。特に痛みがある動作をした時、何かをした後などずっと痛みがあるわけではない場合は、何をしたら痛むか、どんな場面で痛みが出るかと自分の状況をゆっくり振り返ってみましょう。当整体院でもこのようなことをしています。だいたいの方はそこまで深く考えた事がない、または何も原因となるものに心当たりがないと仰います。しかしよくよく話を聞いていくと「それはひとつの原因ですね」というものが出てきます。そしてそれをご本人が悪いと思ってやっていない、もしくは無意識にやっているのです。ですから慢性化し抜け出せなくなっているのです。立っている時には感じない痛みも座っていると痛くなるのであれば、おそらく座り姿勢に問題があります。「普段は正座が多いのですが脚がしびれたら横座りをします」という方もおられます。何らかの治療を受けた方なら「横座りや脚を組んで座ることは体に悪いですよ」とアドバイスされる事が多いので知っていますが、そういう施術院に行ったことが無ければそれが悪い姿勢で痛みを作る原因であると認識していません。痛みなどの不調には必ず原因があります。あなたもじっくり自分の状況を振り返ってみてくださいね。

ぎっくり腰後からずっと腰の調子が悪い５０代の男性が来られています。お仕事はデスクワークで座りっぱなしも腰に負担が大きいのですが、一番悪いのは朝の時間帯です。顔を洗ったり歯磨きをする時、ちょっと前かがみの姿勢がしばらく続くと腰の筋肉が固まったようになってしまうようです。骨盤の捻じれと上下の歪み、上半身が右が前に出ている捻じれ、腰椎(背骨の下の方)の曲がり、肩や肩甲骨の高さの左右差、首の捻じれ、足関節の歪みと体の歪みがかなり酷い状態でした。しかもそれは一般の方が見ても分かるほど大きな歪みでした。今までの習慣や繰り返してきたぎっくり腰の影響が完全に定着している状態でした。整体後に生活環境をもう一度詳しくお聞きし、改善が必要なところはアドバイス。あれもこれもとメモが必要なくらいたくさん悪い習慣がありました。かなり強い体のクセで根気強くやる必要があることを予め説明していました。自分の体の異変にとても不安だということで計画的に辛抱強く通われました。６回目頃から体が良い感じに変化していき、１ヶ月後に来られた先日に「この１ヶ月随分良かった」とやっと１ヶ月通して良い状態が保てるようになられました。生活習慣も同時進行で改善していなければもっと時間がかかっていたことでしょう。良かったです。

ヒザの不調で病院にかかり変形性膝関節症と診断された７０代の女性が来られています。診断を受ける前からご自分でもＸ脚だと自覚があったと仰っています。日本人は圧倒的にＯ脚が多いと言われていますが、最近では若い時にアヒル座りをする女性が増えたためＸ脚も珍しくなくなったと思います。痛みはヒザの外側にありましたが、ある時から内側に鋭い痛みが出だしたことから病院にかかると変形性だと診断されたようです。ヒアルロン酸注射を定期的に打たれてある程度痛みが引いたことで根本的に改善しようと思い立ち当整体院に来られました。歩くと脚が重たいそうで、長歩きする機会が度々あり脚が軽くなりたいと目標を立てられ計画的にケアに来られました。順調に回復されていた途中で長歩きの用事が入りぶり返すということが何度かありましたが、歩いても大丈夫な時間や距離が次第に延びていき、いよいよ長歩きの用事で先日行かれた時には大丈夫だったと報告がありました。施術後の歩行確認でもとても軽々歩かれました。「お陰さまで脚が軽いです」と喜ばれていましたが整体でのケア以外にもプールで筋力をつけたり、自宅でも自己療法を頑張ったりとご本人の努力の賜です。この状態を続けていきましょうと維持していく方向へシフトしました。

Ｏ脚がかなり進行しかかりつけの医師から手術を勧められている８０代の女性が来られています。長い間ヒザの痛みがありますが変形している見た目ほど痛みは強くありません。痛み出した時にそれをかばうように歩き方がぎこちない感じです。それをどうにかしたいというのが来院の動機です。発症した当時は自然にヒザを軽く曲げて歩くと痛みが出ていたため無意識にヒザを伸ばしたまま歩くクセが付いてしまったようです。ヒザを曲げずに歩くのは当然歩きにくいですよね。ご本人も分かってありますが当時の恐怖心から元の歩き方に戻そうとは思わなかったようですが、最近になって気になり始めたとのこと。多少ある痛みをケアしながら自然な歩行の再学習です。２回目来院時には変形が少ない左ヒザはちゃんと曲げながら歩けるようになっておられました。お教えした自己療法を頑張ってやられてきた結果が出ています。しかしあまり使わなかった筋肉や以前と違うバランスになったことで筋肉痛が太ももに出たと心配そう。でも正しい歩き方に戻して筋肉に痛みが出るということは逆にいえばちゃんと変わってきている証拠であり、使うべき筋肉を使っていなかったということ。そんな話をして心配を解消し、あまりに辛い筋肉痛なら自己療法の回数やセット数を減らすようアドバイスしました。元々畑仕事を毎日されているので体は丈夫です。帰られる時も「ほら左脚が曲がっているでしょう」と嬉しそうに話されていました。焦らず徐々に回復していきましょう。

もうずっと腰痛に悩まされていて去年から悪化して腰以外にも臀部やスネに痛みが出てきたという５０代の男性が来られています。就寝中に痛み、走ると痛み、動作では後屈・側屈・捻じりで腰に痛みが出ます。お尻に強張り感が強く出ます。今までもマッサージや整体、鍼灸など治療されていました。歩き方を見ていると骨盤が後傾し、ヒザが少し曲がりガニ股になっています。骨盤が後ろに倒れていることから不調が出ていると推測します。またその姿勢が定着して腸腰筋が縮まっています。ですから前屈では痛みが出ないがそれ以外の腸腰筋がより伸ばされる動作で痛みが増すのです。４回目の施術までは変化が出ても長続きしませんでしたが、徹底して骨盤を立てることを意識していただいたことで変化がちゃんと出てきています。座イスに座る時に注意、自己ストレッチなど頑張って続けられている成果が少しずつ現れ始めています。骨盤…大事ですねぇ。