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福岡県
手術か定期的ケアか
60代の女性がヒザの不調で来院されています。犬の散歩など歩く時に痛みが出ます。20年くらい前に転倒しヒザを激しくうってからの症状です。当時は痛みも少なく病院でも時間が経てば良くなりますよ、普通に生活してテニスなどスポーツもやってよいという診断を受けていたそうです。しかし徐々に悪化し、ヒザが段々と曲がらなくなっていきました。15年前くらいからはヒザが90度までも曲がらなくなり、立てヒザで拭き掃除をすることすらできません。それから10年ほどは2週間に一度ヒアルロン酸の注射を欠かさず打っておられました。しかし痛みは増す、もっと曲がらなくなると症状は進み、病院以外の治療を探し始められ当院にたどり着いたのです。痛みを取りたい、ヒザが今より少しでも曲がるようになりたいと願っておられました。当院にも1ヶ月くらいは1日おきくらいに来院されました。そのお陰で痛みはほぼ消失。その後は関節の可動域が広がるようにするための施術でした。ですが20年近く運動制限がかかった関節はみるみる改善というわけにはいきません。一進一退を繰り返しながらという感じでした。時々病院で検査もされていますが、ある病院では「今すぐ手術が必要です」と言われ術後の状態を聞くと「一生杖をついて歩かなければならない」「痛みは出ないがヒザは曲がらない」など今より不便な事ばかり言われたそうです。その方曰く「ここでケアしてもらってるから痛みは今も無いのに手術後の方が不便なんて…」と苦笑いされていました。痛みが無く今のままでいけるならそれが一番良いと仰っていました。しっかりサポートし続けますよ!!
からだ回復センター甘木
「骨折してました!」
年明け早々に右腰からわき腹辺りの鋭い痛みで来院された男性がおられました。体勢を変えるのも痛む、寝るのも一苦労、くしゃみや咳でも患部に響くといった状態です。痛みが出だしても良くなるだろうと放っておいたそうですが、段々と痛みが増したそうですが、あいにく年末でどこの治療院も開いてなかったようです。どこが痛むのか確認するのに少し指先で触れると顔をしかめるほど痛みが出ます。?随分痛みが激しいな?と思いながら、一番楽だとおっしゃる右を上にしての横向きの体勢で施術を始めました。直接患部に触れる事は良くないと判断したため遠くからアプローチ。しかし痛みが出ている場所が11番目か12番目の肋骨辺りでしたのでもしかしたら骨折の可能性もあるなと思い、いつから、何をしていてなど詳しく話を聞きました。仕事中長い時間流し台の中に上半身を入れ作業をしていたようです。その時咳が出たり、奥の作業で頭の方に体重が乗ったりと・・・その直後に違和感から始まり、どんどん痛みが増していったと仰いました。肋骨の11、12番目は背骨から出て前側は固定されていない骨でとてももろい所です。しかも筋肉が薄い部位なので。痛みが続くようだったら病院でレントゲンを撮った方がいいですよとお話しその日は終了。3週間経った昨日来られたのですが「下から2番目が折れてズレてました」とのことでした。治してあげたいと色々ごちゃごちゃと扱い過ぎずに良かったと思いました。まだ骨は繋がっていないそうですが、ギプスや痛みをかばうあまり、色んな部位に緊張が入り、それをケアするために来院されたのでした。骨折は適応外ですが、それによって起こるコリや張りのケアは十分できます。施術後に「やってもらうとやっぱり違う。特に立ちあがった時にその違いがはっきり分かる」と言ってくださいました。嬉しいですね。まだ完全に骨が修復されていないので安静ですが、普段が相当ハードにお仕事をされているので良い休養と思ってゆっくりしてくださいね。
からだ回復センター甘木
スマホのやり過ぎにご注意を
しばらく前までは首や肩のコリ、そして悪化すると頭痛や吐き気、首が回らなくなったといった症状で来院される方々は高い割合で「パソコン業務」のお仕事をされている方でした。しかし最近では少しそれが変わってきていてパソコン業務ではない、または仕事がデスクワークでもないといった方の上記のような症状の方も多くなっています。原因は?スマートフォン?の普及です。携帯電話もどんどん進化し、スマートフォンの普及率もどんどん上がっているようです。そのためか首や肩のコリはお仕事だけが原因では無くなってきているのが現状です。同じ姿勢の維持、特に頭を下げて画面を凝視する姿勢が長く続けば誰にでもそういった不調が現れます。そしてスマートフォンを使う機会が多い、若い世代の方の不調が増えているのも特徴です。頭が下がらない位置での操作や長時間続けて操作しないなどの自己管理が自分の体を守る事になるので、ちょっと頭に入れておいてくださいね。
からだ回復センター甘木
こちらに来るのに車に乗った瞬間から・・・
年末年始のこの時期はとてもお忙しいというお仕事をされている美容師さんが2ヶ月ぶりに来院されました。いつもは月に一度来院されるのですが12月はお仕事も家の事も忙しいためなかなか時間が取れません。来院されるようになって3年ほど経ちますが毎年12月は行きたくても行けないと嘆いておられました。体をケアする側から言わせていただくと?忙しいからこそ体は疲れている?わけですから本当は定期的に整体を受けていただきたいです。そうはいっても現実的には無理なので年が明けてから時間がとれたらすぐに電話をいただいています。いろんな不調が改善されとても喜ばれているのですが、今年の年末年始は「あれほど毎年今の時期は咳がずっと出ていたのに今年はあまり出ないですねぇ」と仰っていました。体が楽になり仕事がはかどり、痛みもあまり出ず、外反母趾や右手の腱鞘炎もほとんど気になりません。とても素直な方で姿勢や体の動かし方、お風呂、ストレッチや体に対する考え方などアドバイスをそのまま素直に実行されているのが毎年のように体が良くなっている要因ですね。「本当に嬉しい」と笑顔で仰います。今回はいつもの倍来院間隔が開いていたので心配していましたが大丈夫だったようで安心しました。しかし当院に来られるのに「車に乗った瞬間、気が抜けたのかホッとしたのかドッと疲れが出てきました」と仰っていました。2ヶ月分の疲れやゆがみをしっかり取ってまた1ヶ月頑張ってくださいね!!
からだ回復センター甘木
同級生を施術
去年の11月に小学、中学が一緒の同級生が施術を受けに来ました。もう会うのは高校のバレーの大会以来だったので24〜5年ぶりです。当然昔話をしながらのひと時となりました。とても懐かしく良い事も嫌だったこともたくさんありましたねぇ…。でも時間が経ってくると嫌な事も大切な思い出です。彼は農業に携わっていてしばらく前から左肩を痛めていたようです。睡眠中に寝がえりをうった瞬間に左肩周辺に激痛が走ったと言います。それから痛みで眠れないほどの状態がしばらく続きましたが、2ヶ月3ヶ月と時間が経つにつれて痛みも少なくなっていきました。しかし、来院時も仰向けに5分以上寝る事ができません。時間が経つと左の肩甲骨から首筋周辺にシビレと痛み、重だるさでズンズン疼いてきます。もう何ヶ月も横向きでしか寝ていません…辛いですね。座位のある手法で痛みを改善したのち、通常の施術を開始。いつもより10分ほど長く仰向けになれたので、できるだけ急いで必要なアプローチをしていきました。痛みが出だすと顔をしかめ、本当に辛そうです。仰向けと横向きを交互にしながら何とか必要なケアが終了。そして様子を伺ってもらいました。これだけ悪いと本来なら続けて数回来てもらうのですが、日曜もなく決まった休みもないのでなかなか来れません。心配していましたが、昨日2ヶ月ぶりに来院。今は朝まで仰向けに寝ていると喜んでいたのでホッとしています。まだ違和感が残っているくらいでした。あとは教えていたストレッチと肩に負担をかけている生活習慣を改善してもらっていたのも良かったようです。みなさんもお子さんが横に寝ていたらそちらばかりを向いて横向きで寝ていませんか?もしそうであれば時々お子さんと寝る位置を変えて同じ方向ばかりを向いて寝ないようにしてくださいね。そんな気にもしない事が不調の原因になってしまうことがありますよ。。。
からだ回復センター甘木
お風呂は湯船に浸かる重要性
年末から今年に入ってもヒザの不調で来院される方が目立つようになってきました。寒い時期は関節にも厳しい季節です。ヒザ痛の方が来られた場合、当院ではお風呂の入り方について必ず質問しています。◎お風呂は湯船に毎日浸かっているか?◎温度はどれくらいに設定してあるか?◎何分くらい湯船に浸かっているか?・・・などです。なぜかというとヒザや腰のような慢性的な不調は絶対的に湯船に毎日浸かり、せっせと温めた方が治りが早いし、治った後も維持予防になるからです。いつも「湯船に浸かることは家でできる一番の治療ですよ」とお話します。お話を伺うと当院に来られているヒザ痛の方の7〜8割の方はそのお風呂の入り方に問題があります。◎毎日は湯船に浸からない、シャワーで済ませる日もある◎冬場は毎日湯船に浸かるが夏場はずっとシャワー◎熱めのお湯にザッとしか浸からない◎もう10年以上もシャワーだけという方もおられます。1人暮らしだからお湯を張るのがもったいない、冬は汗かかないからシャワーで済ます、熱いお風呂が好き、時間がない、長く浸かるとノボせてしまうからすぐにあがる…などお聞きすると理由はあります。特に何日も湯船に浸からない方は、シャワーで清潔に保てても、1日頑張ってくれた体の疲れを取り、内臓を休めて副交感神経を優位にするといった『回復できる体環境』にしてあげることが大切なのです。疲労は毎日積み重なっていきますが、それを毎日消化していかないと溜まった疲労が限界を超えて痛みが作られます。そんな話をじっくりすると「お風呂はそげん大事とね」「何度くらいに入ればいいと?」「時間は何分くらい?」と熱心な方は聞いてこられます。そのように熱心に聞いてちゃんと実行される方はちゃんと改善されています。体は毎日使いますが、整体の時間は1週間にせいぜい1〜2時間です。圧倒的に体を使う時間の方が多いわけですから、家でもお風呂を?ケアの時間?として捉えていただきたいものです。体はひとつしかない大切なものです。大事に使っていきましょう。。。
からだ回復センター甘木
歩き始めのヒザ痛
50代の女性がヒザの不調で来院されています。朝起きてすぐの歩き始めやイスに長時間座っていての立ちあがり時など同じ姿勢が続いた後にヒザが痛みます。こういった場合は本格的なヒザ痛の初期の段階と考えられるのでしっかり改善しておく必要があります。何事も事が小さい時に手を打つことです。ヒザの不調は将来を考えると寝たきりの原因にもなるといったデータもあります。体のゆがみも大きく、下肢の筋肉や関節の強張りも感じられたのでその点を念頭におきながら施術を重ねていきました。比較的初期の段階で来院されたので5回ほどの来院で動き始めの痛みも消失し、お若い時から気になっていた肩のコリもほとんど気にならなくなられています。この方はとても熱心で、自宅でのストレッチや下肢の筋肉強化の運動も積極的にされたのが早期解決につながっています。「もう痛みを出したくないです」と一旦来院を終了し、月に一度来院され維持予防のために施術を受けに来られます。痛みを治す事より再発させない、悪化させない事もより大切です。
からだ回復センター甘木
ダイエット
当院は専門的にダイエットのサポートをしているわけではありませんが、ヒザの悪い方や糖尿病など体重を管理した方がよい内臓疾患がある方、または女性で色んなダイエット法をやってみてもなかなか痩せないなどに良い方法はないか時々相談されることがあります。私自身も健康をサポートする仕事をしている以上、だらしない体や生活習慣には意識しています。そのため色んな健康法を実践しています。そのなかで今でも続けているのが『一日一食』と『糖質制限食』です。研究者の中には「一日三食キチッと食べて栄養を摂らなければいけない」「糖質は脳に必要なエネルギーだからある程度摂った方が良い」といった意見もあってどれが本当に体に良い事なのか難しいですね。研究者によって言っている事が真逆なのですからみなさんも迷って当然です。私の考えは体重が増えて病気や体に悪いのであれば、体に影響が出ない所まではそういったダイエットや健康法で体重を落とし、その後は体重をコントロールしながら食事を調整していくといった方法をお勧めしています。ある期間に集中して、あるいはゆっくりでもいいので自分の理想の体重までは体重を落とす、その後はもとの食事に戻すもよし、そのままご自分の意思で継続してもよし。とにかく体に負担がかからないところまでは落とす方が絶対良いですからね。私がアドバイスした方は、とくに無理な運動をする事もなく、食事の量を減らす事もなくみなさん体重が減っています。やる気になれば誰でも痩せれますよ。。。体のためにチャレンジしてみてはいかがですか?
からだ回復センター甘木
無理なストレッチにご注意を
40代の女性が脚のシビレのような感覚とある姿勢をとった時の痛みで来院されました。この方は1年くらい前に同じ症状で来院されていました。その時と比べれば気にする事はないほど軽い症状ですが以前のように悪化する事を恐れ、早めに来院されたのでした。シビレは色々な原因があり、簡単に消失するものから頑固なもの、また原因が分からないものまでありますが、幸いにこの方のシビレは2回の整体で消失していました。「先生に治療していただいてからずっとシビレが無かったのですが3日前からまた少し違和感が出てきました」と仰います。何か原因があると思いしばらく前からの生活を思い出していただくことに…。しかし何も変わった事はしていないと自分で思う事はないということでした。人の姿勢や体の動かし方はそれぞれにクセがあるものの自覚はないのが常です。そういったことから疲労が溜まり再発したのかと思っていた時「あるとすればお正月に少し太ってしまったので腹筋やストレッチを数日前からやっています。そういった事も関係ありますか?」と思い出されたご様子。施術が終了してどんな運動やストレッチをやっているか実践していただきました。腹筋運動等に問題は無かったのですが、開脚のストレッチとあぐらの姿勢からヒザを押さえて股関節を柔軟にするストレッチでは反動を使って無理にストレッチしている事を確認。ゆっくり反動を使わずに無理なく伸ばしていく事や、痛む所までやらないことなどをアドバイスしました。特にあぐらのストレッチは思いきり反動を使っていらしたので無理がかかっていたと思われます。ストレッチすることは大変良いことなので正しく無理なく続けていただきたいと思います。
からだ回復センター甘木
「このままでは寝たきりになる」
60代の女性が車で40分以上かけて通われています。来院されている娘さんの紹介で来られたのですが、全身の痛み、特に腰から下に痛みやシビレ、脱力感があり将来自分の体への不安が日に日に増していったと話されていました。以前から腰や足に痛みやズンズンとしたシビレにも感じるような不調があったようですが急激に悪化したようです。ご両親の介護や入院されてからは病院への見舞い、仕事、家事と休む暇はありません。そのような状態が続いた事で悪化したと考えられます。ご両親の事が落ち着いてきてホッとした時、自分の体の悪さに意識がいったと仰います。それまでは気を張っていたのでしょうね。日に日に悪化する自分の状態に「このままでは自分が寝たきりになる…何とかしないと」と娘さんに相談され、当院に予約を入れられたのがきっかけとなりました。体の歪み、筋肉のコリによる硬さ、仕事での姿勢による弱冠の猫背による肺や内臓の圧迫等あまりよろしくない状態でした。自分の体が後回しになったツケは相当なものです。体を検査した時点で楽になるまでに多少時間がかかる事をお話しましたが時間がかかっても良くなるならと納得されケアを開始しました。3ヶ月が経つ頃には笑顔で会話が弾むまで回復され、別の日に来られた娘さんからは「母は随分良いです。安心しました」と家でも以前のように元気なお母さんに戻られているご様子を報告くださいました。やはり人の体は無理をすると後からツケが回ってきますね…。でもまた元気になられて良かったです。今は来院間隔を伸ばし、定期的に来院され、悪くならないようしっかり自分の体を管理されています。悪かった時には誰も戻りたくないですからね。。。
からだ回復センター甘木