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カラダの不調も様々ですが、その痛みなど不調の原因も人それぞれです。特に事故や転倒でのケガなど不調のきっかけになる要因が思い当たらずいつからか自然に痛くなって徐々に悪化しているという方は普段の姿勢に気をつける必要があります。特にイスやソファーに座る時の姿勢。腰痛や首や肩のコリ、背中の不快感などでお困りの方はほとんどの場合座り姿勢がとても悪く、その習慣が原因となって痛みを生んでいます。昔から無意識にしている姿勢が原因であれば本人はそれによって痛みが起こっているとは考えませんから治りにくい慢性痛から抜け出せないのです。いくつか気をつけるポイントはありますが、まずは?坐骨で座る?ことを意識しましょう。左右のお尻のほっぺの下の方にあるとがった骨(坐骨)を手で探ります。その骨が座面にしっかり刺さるようなイメージで座ります。そうすれば意識せずとも骨盤が立ち背筋が伸びますね。初めから長時間その姿勢を維持することは不可能ですから少しずつその姿勢をとるように心掛けるところから始めて下さい。

前回に引き続き骨粗鬆症の予防や改善についてです。前回は太陽光を浴びて紫外線を吸収するでしたね。今回は?骨に刺激を与える?です。骨に刺激を与えることによって代謝が増し、骨を強くしてくれます。運動は苦手という方でも簡単に気楽にできる運動なので苦も無く続けることができます。【やる事】立ち姿勢かイスに座ってかかとを上げてトンッと床にかかとを落とす、これだけです。これを時間がある時に疲れない程度にやります。これならテレビを観ながらとかテレビのＣМの時間だけやるとか簡単にできますね。骨粗鬆症予防・改善?…かかとを上げて落としかかとの骨に刺激を与える。

あなたは一日どれくらいの時間太陽に当たっていますか？紫外線が気になってあまり外に出ない、外出時には帽子、手袋、常に長袖など完全防備されていないでしょうか？メディアであまりに過剰な紫外線の害報道に自然とそうなってしまうのも無理はありませんね。しかし健康を考えた時にある一定の紫外線は必要ですよ。また素足で芝生や土の上を歩いたり、野菜作りやガーデニングで土に触れることも健康上とてもよいことです。骨を強く保つにはある程度の紫外線を浴びる必要があり、全く陽を浴びないと骨密度が下がり骨粗鬆症になりやすいと言われています。骨粗鬆症予防の薬を飲んでいる、骨密度を測ったら年齢より１０歳以上も上の年齢と言われたなどよくお聞きしますので次回は骨密度を上げるためにやった方が良いことをお話します。

和多志はカラダのケアと同じように運動も大切だと考えています。高齢になればなるほどヒザや腰の調子が良くなると「先生痛みはなくなったけど歩くのに自信がないの」と仰います。痛みや不調がある時には意識がそこに集中していますが、痛みが減りいろんな所に意識がいくようになると体力や筋力の衰えに意識が向くようになるからです。そういった方には一生歩くための運動(筋トレ)をお教えしています。ウォーキングやスクワットも良いですが、脚を前に運ぶために最も重要な筋肉は別のところにあります。先日も８０代の女性が久しぶりに来られて３年ほど前に教えた運動を今も続けていると話してくれました。「あれをさぼっているとよたよた歩き。でもあれをしているとシャンと歩けるのよ」と仰っていました。筋肉は他人から何かをやってもらって鍛えられるものではありません。地道にコツコツと続けるしかありません。何でもいいです、何かこれなら続けられるというものをみつけて続けて下さい。和多志も１日おきに下半身の運動をしています。

５０代の女性から「病院で股関節の検査をしたら臼蓋形成不全と言われました。診てもらえますか？」と相談がありました。話では今すぐ手術は必要ないが今後しなくてはならなくなる可能性が高いと言われたとのこと。今後定期的に検査をして悪くなったら手術との説明されたものの、そうならないようにする取り組みは行われないとのことで相談されたのでした。この方は出産時に股関節が脱臼した状態で産まれたためしばらく装具をつけていた、幼少期に激しい運動をしないよう言われていたことを思い出したと言われていました。ただ何事もなかったので学校の体育も部活も普通にしていてそんなことはすっかり忘れていたそうです。いつも違和感があり、急に小走りしたりすると時々ズキッとした激しい痛みがでるようです。医者からの「手術」という言葉にかなりショックを受けられている様子でした。しかしケアは順調にいき、１ヶ月もしないうちに１日股関節のことを忘れていることも多くなってきました。日常してもらう自己療法や気をつけてもらうことをしっかり守っておられる結果ですね。今は不安も消え笑顔で過ごされています。とはいえ股関節のかぶりが浅いという要因が無くなっているわけではないので、３週間に１度のペースで整体に来られています。「手術なんてしたくない。絶対しない」と仰っておられます。