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７０代の女性が右肩の不調で来院されています。何十年も農業に携われておられます。｢頑張り過ぎなのは十分分かっている｣と仰るこの方は、しばらく前にご主人さんを亡くされています。今まで２人でやっていた作業を１人でこなすようになってさらに身体への負担が増えています。右腕の後方への可動が制限されていて、無理に後ろにやろうとすると首筋から上腕にかけて痛みが走ります。最近は毎日１日中湿布を貼っていたそうですが、なかなか良くならず来院されることとなりました。とても笑顔が素敵でお話し好きで初めから親しみやすいといった印象の方です。｢治療が痛くないと聞いたので来ました｣とも仰っていました。今までの肩の経過やお仕事の内容など、お聞きしながら施術を進めていきました。１週間後の２回目来院の昨日は｢今までずっと貼っていた湿布は貼らないでよくなりました｣と報告がありました。快方に向かっています。良かった良かった。湿布は身体を冷やします。冷えると血管が収縮し血流が悪くなります。血液中の栄養や酸素が運ばれにくくなるとかえって治りが遅くなることもあります。また、湿布にも副作用があることも知っている方が少ないです。赤ちゃんに影響が出る可能性があるので妊婦さんに湿布は処方されません。安易に湿布を毎日ペタペタ貼るのは避けましょうね。

左肩の不調で来院されている６０代の女性がおられます。スーパーで働いておられて、毎日重労働でお孫さんも産まれたばかりでお風呂に入れたり、抱っこしたりです。無理が続いたせいなのか、左の肩にビリッとした痛みが出てそれから後は上にも横にも後ろにも動かすことができなくなったそうです。床に座ったりする時に左手を着くのも痛みが出るのでできません。肩はグルグル回せて可動域がとても広い関節ですが、二の腕の骨と受け皿の骨とが全体の３分の１しか関節していません。動かせる範囲が広い分もろいといった性質をもっています。繰り返しの無理な動作や姿勢不良、使いすぎなどで、４０代から５０代に発症しやすいため、一般的に「四十肩」「五十肩」と呼ばれています。正式には「肩関節周囲炎」と言われ、なぜ痛みが出るのかはっきりとした原因は分かっていません。痛む場所も痛みが出る動作も人それぞれのため、原因も同じではない事が考えられます。ただ言えるのは肩の痛みはとても痛くて、相当辛いという事。重症の方は、寝ることもできないほどです。耐えがたいですね。この女性は、肩の治療を始めてから４回目で床に手を着く事ができるようになり、腕の挙がる角度も増えてきました。治癒するまでにかかる時間は個人差があり、治るまでに時間がかかる傾向にありますが、ケアをしていかないと?痛みは無くなったが手が挙がらない?といった事も起こりうるので、諦めずにしっかりケアする事が大切ですね。

サッカー少年のＳ君がオスグッドで小郡から来られました。普段はオスグッド用のサポーターをはめてサッカーをしています。病院からは「あと数週間すれば、骨が固まって痛みもひく」と言われているそうですが、本人やお母さんから「痛みは無くなるかもしれないが、深く曲げられる感じが全くない。少しずつでも曲げやすくなればいいのですが全く変わっていない」と仰います。初めはヒザ下の患部に触れるだけで痛みがありました。徐々に可動域も広がっていきました。自宅での自己ストレッチや練習や試合前後のケアなども指導していました。３月には九州大会、５月には、横浜で行われる全国大会に出場予定だそうで、大会にはベストの状態で臨んで欲しいと思います。施術後に深くしゃがむ事ができた時に「お〜曲がった〜」お母さんは「何ヶ月振りかにＳの曲がったヒザを見たよ。突然曲がったから驚いた」と仰っていました。本人の自己ストレッチの実施、運動後のケアもちゃんとしている結果ですね。身体は使い方、扱い方次第で良くもなり悪くもなるものですね。大会に向けてＧＯ！！

４０代後半の男性が来院されました。「全身が痛い。こわばってます」と仰います。身体を触っていくと足の裏から首までの筋肉が硬く、関節の動きがとても悪いです。１週間前から気になり出し、良くならないとのことで来院されました。色々な理由で現在休職されているようで、ストレスや自律神経も緊張状態が常に優位に立っているようです。病院で定期的に診てもらっておられ、睡眠導入剤なども服用中です。病院で睡眠中の検査も受けられていて?眠りが浅い??睡眠時無呼吸症候群?などの診断を受けられています。現在は、ストレス社会で自律神経系の疾患でお悩みの方もたくさんおられます。寝つくまでに１〜２時間、途中覚醒してからもしばらく眠れないとのことで、無呼吸症候群も含めて身体の疲労が抜けない状態ですね。とてもお辛いと思います。施術の後半は、いびきをかかれてしっかり眠っておられました。施術終了時には、すっきりしたお顔で起きられました。疲れているのに眠れない、仕事でイライラする、薬が強すぎて朝目覚めてもしばらくボーッとするなど、少しずつでも身体が楽になり、心も楽になっていただけるようしていきます。

６０代の女性が首から肩の強いコリで来院されました。左腕は痛みはないものの挙げるのも重たい感じがします。触診すると、首からお尻まで背骨の左側が硬く盛り上がっており、バランスの悪さがひと目で分かります。お話ではストレスもかなりあるようで、胃や心臓と関係が深い左の肩はそれも原因のひとつかもしれません。自分で運動やお風呂の中での柔軟体操など、人一倍身体を大切にされています。しかし、以前から左の首から背中にかけて違和感があり年末頃から強いコリになって不快な感じが出ています。バランスを整えてから、首から背中を十分に緩めて終了し、お風呂の温度や入り方など指導し帰宅されました。２回目来院時には「随分良いですよ」とのことで同じように施術していきました。「ストレス」「姿勢」「片噛みのクセ」「食事の時のテレビの位置」など話を事細かに聞いてアドバイスしたことを大変素直に聞き入れられ修正されています。そのため改善も順調にいきますね。もっともっと楽に、本来の軽〜い身体に戻していきましょう。。。

先月から５年ぶり、４年ぶりなど１年以上ぶりに来院される方が目立ってきました。以前と同じ部位が悪くなった方、以前とは全く別の症状で来院される方、それぞれおられますがみなさん声を揃えて｢歳を重ねると…｣と仰います。４年も５年も経つと筋力、体力や回復力などご自分で実感されるほど落ちているという意識があるようです。身体も重症化していて、やはり治りが遅いという実感があります。以前は何回かで良くなっていたものが倍以上かかる場合が少なくありません。それに比べて月に１回程度定期的にケアしに来られる方は、ほとんど元気な状態で来られています。当たり前と言えば当たり前ですが。しかし、身体の色んな部分は消耗品であり、軟骨などは再生しないと言われています。筋肉の疲れなどは回復できますが、軟骨を増やしたり、変形した骨を元通りにしたりすることはできません。そういった悪い状態にならないためには、やはり定期的なケアが必要だなと改めて実感しています。私も４０歳を過ぎてからは定期的に整体施術を受けています。身体は何よりも大切ですから…。

体じゅうが気になるという７０代の女性が来られました。特に首や肩周りがいつも緊張している感じがしてリラックスができないと仰います。確かに仰向けで寝てリラックスすると着くはずの両肩が浮いてしまい、さらに頭の方に上がってしまっています。編み物や細かい物を作る事がお好きだそうで普段からやることが多く、気付くと何時間もしているそうです。同じ姿勢を長時間、しかも繰り返し行われた習慣から両肩が上がって前に巻き込んでいるようです。自分でリラックスしようとしても仕方が分からないと仰います。施術はいつも通り優しくやさしく働きかけ、固まった氷を融かすように鎖骨周辺の前側から首筋、肩甲骨周りと緩めていって肩甲骨の動きをつけて全体の動きを良くしていきました。だんだんとリラックスできるようになってきたので、肩の正しい位置を教えてあげると｢なんて気持ちが良い。呼吸がとてもしやすいです｣と当たり前の状態が素晴らしいことにとても感動されたご様子でした。２回目の昨日も｢あれから車で帰る時、とても良い気分でした。なんだか身体が軽〜い…表現しにくいですが(笑)｣と笑っておられました。姿勢が悪くなるとどこかに負担がかかってきます。もちろん見た目もそうですが、猫背のような前かがみ姿勢は、肺や内臓を圧迫してしまいます。綺麗な姿勢は健康を維持するために大切なのです。

約４年ぶりに７０代の女性が来院されました。当時右ヒザを痛められて１ヶ月ほどの期間で無事に回復されていました。車で１時間ほどかかる所にお住まいですが、飲食店を経営されていて店が当院の近くだったので来られていました。その後お仕事を辞められて、お見かけすることがなくなっていました。先週の土曜日に突然来られて｢また右ヒザが気になってきました。あと体じゅう凝った感じです｣ということでした。土曜日は半日で終了なので、一番最後に診させていただきました。｢主人とマッサージしあっこするのですが、なかなか良くならない｣と仰っていました。全身が硬くなっており、４年分の疲れを感じます。家が近ければ時々ケアをしに来られると思いますが、足が遠のくのも無理はありません。しかし、最近の体の状態は今までとの違いを感じています…と自己分析されています。そのように感じたものですから遠い道のりをご主人さんの運転で来られたのです。｢しばらく続けて来ます｣とのことで、ご主人さんの都合が良い日は来られる予定です。また以前のようにしっかり回復までサポートします。

７０代の女性が首から肩にかけての不調で来院されました。もう何十年という長年の不調で、整形外科・整骨院・鍼灸・マッサージ・整体など色々行かれながら今までなんとか過ごしてきたと仰います。まだお若い時に整体は受けられていますが、いわゆるバキバキゴキゴキの強めの整体だったので、それからは｢整体｣を避けていらっしゃったようです。知人から｢あそこは整体でも全然痛くないよ。行ってみな｣と勧められて予約を入れられました。初回は緊張の為かリラックスが足りない状態でした。終わるまで痛くないと分かったので、２回目以降はどんどんとリラックスした状態で受けられるようになられていきました。それに伴って、身体もどんどん快方に向かいました。ずっと悪かった首も最近ではないと言われるほど良い状態。月に２度程度の来院で良い状態が保てる所まで回復されています。昨日は施術後に｢あ〜気持ちいい。このまま動きたくない｣とスタッフと会話する声が聞こえてきました。表情も随分と明るくなられて、今までがどんなに辛かったのだろうと考えます。身体が軽いと心が軽くなる、心が軽くなると身体はもっと軽くなる。心と身体は密接に関係していますね。このまま保っていきましょう。笑顔満開！

６０代の女性が左足のつけ根の痛みで来院されました。左足つけ根の外側に痛みがあります。２〜３日前から違和感があったようですが、慢性的にならないようにと早めに来院されました。この方は、どこかに不調が出るとすぐに来院されます。なので治りもとても早いです。自分の体の歪みも分かっておられるようで「骨盤の左右に差が出ると痛みが出てきます。自分で歪んでるのが分かります」と仰います。お仕事がハードなのでその分身体の自己管理もしっかりされているのです。昨日も施術後は「随分良いです」と言ってお帰りになりました。定期的に来られているので歪みも修正しやすく、良くなるスピードも速いのですね。身体の強さ、日常の身体への負担、人間関係や環境による精神的ストレスなど身体への条件は人それぞれで痛みが出る、疲れが溜まる周期も人それぞれ。自分の体をしっかり観察し、大事にして快適時間を長持ちさせましょう。健康は宝です。