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８０代後半の女性がバスで来られました。自分でしっかりと歩かれ、一見悪いところはなさそうでしたがヒザ下にシビレがありかかりつけの内科でも原因が分からないと言われ、薬も効かずシップも効果が無いと仰られていました。シビレはピリピリした痛みを伴っていないそうですが、右の甲だけだったものがヒザ下まで、そして左足もと広がってきたため心配になって治療をしようと行動されたのでした。いろいろとお話を伺っていると去年７月の豪雨で被災された後から症状が出始めたとのことでその恐怖や一時期の避難所での生活も影響していることが考えられます。生活が一変したのですからね。シビレと同じくふくらはぎの硬さをとても気にされていました。そこが硬いことで血流が悪くなってシビレを生んでいる可能性もあります。体を整えながら筋肉が硬い部分をゆるめていきます。お尻の筋肉である殿筋をゆるめるとふくらはぎも随分ゆるみました。さらにふくらはぎ自体へアプローチするとさらにゆるみます。施術が終わり座ってお話をしていると「なんだかふくらはぎが軟らかくなったみたい。(触りながら)やっぱり軟らかくなった、あんなに硬かったのが…」ととても喜ばれていました。自分で気付いてもらって良かったです。私もゆるんでいるのは分かっていましたが?変わっている?とご本人に気付いてもらうことが大切ですね。

痛みまではないが常にお尻辺りから頭部までが張り感、凝り感で不快という５０代の男性が通われています。腱鞘炎もあり上半身は満身創痍といった状況です。もう何十年とその不調で悩まされておられました。これではいけないと決意され当整体院へ通われるようになられたのでした。初めの頃は良かったり悪かったりと、波がある長年の症状の方の特徴である体の状態で推移していきました。徐々に良い状況の時が増えてきて、最近では不快な部位が首や肩周辺と狭まってきています。本当に悪い所、普段から負担がかかり続けている所が残っているという状況です。姿勢を意識していただくようにいつも声をかけるのですが、今までかなりの時間悪い姿勢で過ごされてきているので良い姿勢がまだまだ辛いといった感じのようです。ここが安定してくるとグッと体も快方に向かい定着してくるはずです。何事も整体だけに頼らず、そのあたりの意識も整体と同じくらい大切です。そこをしっかり自分でコントロールできる方が最短で回復されていると経験上思います。

腰の痛み、首や肩のコリで来院された女性が「スゴ〜イ」と仰いました。何かと言うと首の骨がズラ〜ッと右に歪んでいたので、顔を左には向きやすくて右に向きにくいことを説明すると「あっ本当だ」そして１０秒ほど首の調整をして再び右を向いてもらいました。ギュ〜ンと右に向けて調整前は見えなかった室内のものが見えるまで可動域が増えました。その時出た言葉が「スゴ〜イ」です。首の筋肉は比較的小さく、複雑に原因が絡んでいなければこのようにあっさり可動域が増えることがあります。このようにアッと言う間に変化すると驚かれることがよくあります。

ぎっくり腰後から腰の調子がずっと悪いという５０代の女性が１ヶ月前から来られています。昨日の整体で無事に回復されました。３回の整体とほぼ痛みは消失した状態でしたが念のためともう１回の計４回来られました。初めはへっぴり腰のような立ち姿で、寝返りが痛い、ちょっと重いものだと持てないといったことが主な訴えでした。体の歪み検査でかなり酷い状態でしたので一緒に確認し、自分の歪みの大きさに愕然とされショックを受けられていました。自分で体の歪みを確認するのは難しいですからね。以前にも何回かぎっくり腰の経験があるそうで、回を重ねるごとに痛みも強く治りも悪くなったと仰っていました。そこに今回のぎっくり腰。なかなか治らないと悩んでおられたようです。毎回体の歪み具合を検査しますが、少しずつ安定していきました。それにしたがって痛みも腰の動きも改善。「体の歪みってやっぱり関係しているのですねぇ」と歪みが改善していくにつれ症状も改善していくことで体の歪みが大きく影響していることを実感されたようです。そして職場の方が「腰が痛い」と言う方には『体が歪んでいるからよ』と言うようになったと笑っておられました。無事に回復されて何よりです。

現場仕事からデスクワークへ移動してから、それまで感じたことがなかったような腰の痛みに悩まされるようになり、心配された奥さんからの紹介で６０代の男性が来られています。奥さんも奥さんのお母さんも定期的にケアに来られています。とてもがっちりした体格のご主人さんは仕事をする座り姿勢がとても悪いことが判明、施術の前にそこをアドバイスしました。すぐに普段の仕事中もそして運転中も姿勢に気を付けてアドバイスを忠実に守っていただきました。そんな素直に?良くなりたい?という気持ちもあり、短期間で痛みと下肢のシビレが消失しました。月に一度定期的に来られていたのですが、年末年始の忙しい時期にケアに来られる時間が無く２ヶ月以上ぶりでした。施術前の検査で「随分硬くなっているなぁ」と改めて自分の体の状態を感じられていました。施術後は前屈後屈、背伸びなどで体の動きを確認されていました。やっぱりちゃんと定期的に手入れせんといかんなとちょっと反省しながら帰って行かれました。体は２４時間３６５日休まず働いてくれています。少なくとも月に一度は体への感謝の気持ちを込めてケアしてあげたいものですね。私も毎月手入れしていますよ！！

気温がグッと下がっているせいなのか、最近肩こりや首の不調で来院される方が多いように感じます。寒いとどうしても体を丸めて熱を逃がさないようにする姿勢をとりがちです。その丸まった姿勢は、頸椎(首の骨)のカーブが失われたり逆に後方へカーブを描いてしまうケースも出てきます。背中が丸まり頭が前方へ、両肩は前に巻き込みの最悪ともいえる姿勢は、首や肩の筋肉だけでなく背中や腰の筋肉にまで悪影響を与えます。首の痛み、顔を左右に倒す、左右を向く、上下に動かすなどで痛みが出る場合はそれぞれに原因があるのですが、特に上を向きづらいことについてお話します。上が向きにくいとうがいなどがしづらくなりますね。ストレートネックと病院で言われたという方もおられます。私のところでは、上を向きにくい痛いケースでは、巻き込んだ肩を改善することで改善を試みます。巻き肩が改善すると高い確率で「あっ全然楽に上を向けます」と言われます。と同時に「首だけが原因じゃないのですね」とも言われます。そして肩が巻いてしまう姿勢を定期的なストレッチでリセットするお話をしています。ずっと良い姿勢で過ごす事が理想ですが、パソコン作業、寒さをしのぐために無意識に丸まることを全て防ぐことはできません。定期的にリセットすることで悪い姿勢を学習させないことが大切ですね。

股関節と腰に強い痛みがある５０代の女性が通われています。動きもゆっくりでないと痛みが酷くなるので何をするにも時間がかかります。健康な時には仕事も家事もテキパキとこなし、どちらかというとせっかちな方だそうです。それが痛みが出るようになってからは思うように動けず、それがまたストレスになっています。痛みに全神経がいっているという感じで、失礼ですが髪も化粧も気にしないといった感じでした。しかし体が少しずつ良くなるにつれて、髪をしっかりセットされ、化粧もしっかりされて、オシャレな洋服を着て来られるといった身なりの変化がみられます。元々はそういったものに気を遣う方なのだと後から笑い話のように冗談まじりで話をします。それだけ体の方が大変だったのですね。特に女性は髪にも化粧にも時間をかけてしっかり整えられる方が多いですから、そこに気が回るようになって良かったですね。今では笑い話です。。。

メニエル病と診断されてめまい、倦怠感、ふらつき、吐き気など不快な症状が出ている男性が来られています。来院されるようになったきっかけは腰痛でしたが、腰の不調はすぐに解消されています。その後事あるごとに整体を受けに来られていたのですが、職場での強いストレスが続く事で次第に自律神経が乱れ始め、ある時酷いめまいが起こります。すぐに病院へ行かれ、地元でも有名なメニエル病を専門にもしている耳鼻科へも検査で行かれています。そこで診断されたのはメニエル病です。その頃のめまいは回転性だと仰っていましたが、今は回転性ではなくふらつきぎみで、左側頭部の突っ張り感が強く出ています。一般的には回転性のめまいは耳鼻科で治療を行うメニエル病、ふわふわするようなめまいは自律神経の問題だと言われています。病院では薬や注射で改善を試みてあるようですがなかなか改善しないと仰います。私の施術では４日ほど症状は治まっているものの、その後まためまいが起こりそうな感覚や吐き気が出ているという状況です。生活やお仕事の話をじっくり聞きながら様々な要因となりそうなことを一緒に探っていきました。ストレスをゼロにすることは不可能ですが、骨格上の問題を解決することで身体的なストレスをできるだけ減らす事が目的です。家でのリラックス時のソファーでの姿勢などいくつか考えられる事柄が出てきたので、それらを意識して改善してもらい症状がどう変化するか経過を観察します。必ず持続できる突破口があるはずです。

病院で変形性股関節症と診断されている７０代の女性が来られています。もうすぐ８０歳になられるご主人さんと２人暮らしで老々介護の心配を初来院の時に語られていました。数年前までは本当に健康体で将来の心配など微塵もしていなかったそうですが、ご主人さんの肩や腰の不調から世話をする機会が増え、疲れが溜まったと感じながら自分の体は後回しでした。１年ほど前から右脚の付け根に嫌な感じの違和感や軽い痛みが出るようになり、それが悪化してすぐに病院で検査を受けられました。そこで先ほどの病名を告げられ手術の話も出たとのことで急に将来が不安になったそうです。自分がしっかりしておかないと１０歳くらい歳が上のご主人さんの世話ができない…そんな想いが頭にずっとあります。当整体院に来られた時は一番悪い状態の時で、杖をつかれて右脚を引きずるような歩き方でした。表情も不安いっぱいのご様子。ムリもないですね。そのためしっかり通われ順調に痛みは減っていき、杖もなしで歩けるまで回復されています。ただ変形は整体では治らないので、生活の中で気を付けないといけないことや、定期的にケアを続ける事などお話ししました。手術の選択肢は今のところない…というか怖くて考えられないとのことで今は定期的にしっかり来られています。正月にお孫さんがドッと来られ、疲れもピークに。その頃からまた少し股関節に違和感が出始めたとのことで慌てて来院されました。施術後には違和感も消失し、体全体が軽くなったと喜ばれ「これでしばらく安心」と帰って行かれました。悪化させない、変形を進行させない気持ちで今後もサポートします。

正月早々荷物を抱えてから違和感が出て、翌日には動けなくなった５０代の女性が来られました。その後仕事を休むこともできないままムリして生活していたため、２週間経ったときにも悪いままでした。このまま放置して慢性腰痛になってしまう方も少なくないので注意したいものですね。もう発症して２週間経つのに動きはゆっくり、前に屈むことが怖く出来ません。ベッドに寝れば姿勢を変えるために寝返りも腰を手で抱えなければできません。そのためここ２週間はしっかり睡眠もとれていない状況でした。聞けばお風呂も１分ほどで湯船から出てしまうそうで、自然治癒力を妨げる要因満載でした。施術をしたうえで、お風呂の入り方や一時的にやってほしい寝具の調整などアドバイスし終了。帰られる時はまだまだぎこちない動きでしたが、１週間後に来られた時には寝返りはもちろん、普段の動きもほぼ問題ないくらい回復されていました。とても安心された表情で「寝返りできるようになりました」と仰います。強い痛みやできない姿勢で調整できていなかった体の歪みをしっかり調整し終了。このままでケア終了しても良かったのですが、ご本人が念のためもう一回１週間後に予約されました。その後は以前から考えていた毎月一回のケアを実行される予定です。これで維持予防できますね。