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以前ぎっくり腰のケアで来られたことがある７０代女性が久しぶりに来られました。以前はなかった杖をついて来られたのでお話を詳しくお聞きすると２ヶ月ほど前から右脚の付け根の前側(そけい部)に痛みが出るようになり、徐々に悪化していくため病院を受診し検査を受けると『変形性股関節症』と診断を受けました。このまま進行してしまうと手術が必要になると告げられました。それから指示通り治療とリハビリに通われていたようですが徐々に歩く事もできなくなり杖が必要になって、夜は痛みで眠れなくなり当整体院へ来られました。とても痛々しい歩き方でとても辛い顔をされています。それだけ痛みが強いと感じました。整体でもできない姿勢があり、できるだけ楽な姿勢を選びながら施術をしていきます。主訴の右側は手を添えてでないとヒザを曲げることもままなりません。長時間の施術は体への負担が大きいため、短時間で終了。しかししっかり効いたようで帰られる時に｢随分良いようです｣とちょっと安心したご様子でした。２回目の今日は｢調子良いです。まだ杖は要りますけど歩けるし眠れるようになった｣と笑顔でした。股関節は負担が大きく大事な役割を担っている関節です。可動域が広い分もろい部分もあるため良くなるまでに比較的時間や施術回数がかかる場合がほとんどです。しかしこの方のように一度の施術でも大きく改善できる場合もあります。

定期的にケアに来られていた女性が３ヶ月ほど見えられませんでした。心配していましたが久しぶりに予約がありました。心配が的中し、交差点での追突事故に遭われ救急車で搬送されたようです。不幸中の幸いで様々な検査でも異常がなかったため入院はしなくて済んだようです。しかしご存知のように事故は直後よりある程度時間が経った時に様々な不調が出る事が多いものです。この方の場合も直後に感じる痛みや不快感とは別に不調があちこちに出てきたようです。痛みだけでなく気分の問題などもあり病院での治療も困難なものもあります。また古傷のヒザ痛も再発してしまい、しばらく保険内治療でケアされた後、当整体院でのケアを再開されました。再開された直後は、首、腰から背中、左ヒザとそこから指先までが主訴でした。車の左側から衝突されたそうである程度身構える事ができたと仰っていますが、車が大破するほどのその体への衝撃と、心にかかる恐怖心はすぐには解けないと思われます。少し時間をかけてしっかり良くしていくことを確認してケアを再開しました。毎回良くなっていく感じで順調に快方に向かわれています。「随分良いです」と明るい表情で仰います。今残っているのは左ヒザのみ。それも早く回復してもらいたいですね。

６０代の男性が３年前からのヒザの不調ケアに来られています。右ヒザが歩行時、イスからの立ち上がり、寝ている時にも痛みがあり、時々耐えがたい激痛が走るという状態です。関西地方に旅行に行かれた時、かなり歩きまわられた後から痛み出したという経緯です。それから良かったり悪かったりあったようですが、しばらくすると痛みがずっと続くようになって病院を受診され、治療とリハビリを続けてこられました。しかしそれでも悪化していく状態だったため保険外治療でケアできる所を探され当整体院に来られたのでした。初めのうちは施術中でも少し動かすと痛みが出る状態で、軽く手技をかけるだけでも痛みが出るかなり厳しい状況でした。それでもなんとか治りたいという気持ちから通院され、かなり時間がかかりましたが１ヶ月過ぎる頃から好転し始めました。それまで右のヒザ全体に感じていた痛みも徐々に減ってきて多くの変形性膝関節症の方が痛む皿の内側だけに狭まってきました。歩き方も随分良くなられ、長時間運転されたり、家族で旅行に行かれたり行動範囲が広がっています。変形がかなり酷いので完全に痛みがゼロになるかは現段階では分かりません。しかし「出来る限り」とご本人も仰られていますので、まだ改善できている途中ですからいけるところまで回復していただきたいと思います。気持ちは完全回復です。。。

股関節に不調を抱える方も多いと思います。股関節の不調で病院で診断される一番多い疾患は変形性股関節症です。股関節は大腿骨(太ももの骨)と骨盤が繋がる関節です。上半身と下半身のつなぎ目で歩く、立つ、座る、体を捻じるなどあらゆる動作で活動する大切な関節です。人体の関節の中でも大きな関節です。それだけ大切で重要な関節は上半身をしっかり支えるためにその関節を取り巻く筋肉やじん帯はとても強靭です。そこが簡単にずれたり外れたりすれば一大事ですから強靭に固められています。その反面、股関節は肩同様にグルッと自由に回せる広い可動域なのが特徴です。そのためしっかり骨盤に収まっている面積が少ないのです。強く固められているがもろい部分もあるのです。また日本人は骨盤側の受け皿のへこみ(臼蓋)が先天的に浅い方が多いようで、特に女性はその日本人特有の骨盤の形状や筋肉量の少なさ、ホルモン分泌の変化など体内部の要因と、床に座った時にする横座りによる筋肉やじん帯の悪いクセなどにより、多い疾患で手術を宣告されるケースも多々あります。その変形性股関節症の怖いところは痛みが出たり、消失したりしながら徐々に軟骨の減りや変形が進んでしまう進行性であることです。?痛みがある時もあるけどしばらく我慢すれば痛みもなくなるから?とケア開始が遅れる傾向にあります。実際はジワジワと進行し、いよいよ痛みが消えない、酷い痛みに襲われる、ジッとしていても寝ていても痛いという悪い状況になって初めて病院を受診した時にはかなり変形が進行していて「かなり変形しています」「このままだとゆくゆく手術が必要になる」といった将来が不安いっぱいになってしまう状況になってしまうのです。とにかく明らかに右脚と左脚の感じが違う場合は早めに検査を受けるなりケアを開始するなり股関節を守る行動を開始してください。

腰痛を改善したいと６０代男性が来られています。もう随分前から来られていることもあり現在は腰は全く問題ありません。趣味の海釣りはかなり本格的にしてあるため、長崎への移動、船での瀬渡り、２日間みっちり釣りをすると腰はボロボロになる…というのが今は大丈夫になったことが継続してケアをされている理由です。しばらく通われているうちにこの方がばね指と手根管症候群であることを言われました。ばね指や手根管症候群は整体では治らないと思ってあったようでずっと言われていなかったのです。それから腰痛予防とあわせてばね指と手根管症候群の改善も試みることに。今日は「ばね指は良くなったよ。ビンッとならなくなった」と仰いました。手根管症候群の具合も仕事を頑張りすぎると指に力が入りにくくなるそうですが、それ以外の時は問題ないくらいに改善されているとのこと。それも徐々に良くなっていくことでしょう。継続は力なり！！

部活動でテニスをしている男子中学生が来ました。スイングすると利き手である右の肩に痛みが走ります。数週間いつも行っている整骨院に通っていたそうですが、治療後は良くなるもののテニスをするとすぐに痛くなるという繰り返しだったようです。以前この子のお兄ちゃんがやはり中学生の時に最後の大会(九州大会)前に腰痛を発症し、整体に来たことがありました。強豪校になるとやはり練習もハードで、ライバルも多いため少々痛みがあっても我慢して続けてしまうのでしょう。テニスもそうですが、ゴルフやバドミントンも利き手を酷使し反対側はあまり使わないというアンバランスが強く出ますね。そうすると体のバランスが悪くなり、歪みや筋肉の突っ張りなどが出てきます。以前みた子は右手と左手を万歳した時、５?ほど長さが違っていたこともありました。それほど繰り返し片側だけを酷使すると差異が出てくるのです。体の歪みを整え、できるだけ筋疲労をとりました。その場ではあまり感触が分からなかったようですが、後日お母さんから｢あの時一回で痛みが無くなって今はバンバン練習してます。こんな事なら早く行けば良かったねって話してたんです｣と言われました。いつも一回で不調が消失するとは限りませんが子供の場合は大人に比べれば早く良くなることが多いです。私もずっとスポーツをやっていてケガはしょっちゅうだったので、子供たちにはなるべくケガなく思いきりスポーツを楽しんでもらいたいと思っています。もちろん練習など辛いことも多いですが…。あとは練習時や練習後のアドバイスをしました。痛みが再発しないよう定期的に整体を受けようと親子で話されているようで嬉しく思います。

今日１１月６日にドラッグストアモリの三輪店に献血バスが来ています。定期的にしているので私には事前に自宅にその旨のハガキが送られてきていました。さっそく昼休みに行ってきました。１７回目だったか…？その間にいろんな事が少しずつ変わって、今日は採血中に行う体操の紙を渡されました。それを行うことで血液循環が良くなりより早く終了することができるようです。私も４〜５回目くらいまでは看護師さんに「血管は太いのですが血液の出はあまり良いとは言えませんね」と残念なことを言われていました。また自宅で測ると１００％基準値内の血圧も決まって上が１５０くらいあるのです。注射が怖くてドキドキしているのですかね（笑）。ただ回数を重ねる毎に血液が出てくる速度も速くなり、今日も言われましたが最近では「順調ですよぉ。もう半分終わっています」と言われます。血液の出が悪いという事はドロドロ血だということだと思うので、その点は改善されているということで安心しています。さらに今日は検査時、採血後も血圧はバッチリ基準値内に収まっていました。血液の濃さも丁度良いと教えていただきました。献血はそういうことが分かって良いですね。新しい血液作るためにバランス良く食べなければ。もし午後からドラッグストアモリ三輪店を通る方で時間がお有りの方はどうぞご協力なさってください。

腰痛もその人々によって様々です。朝が一番悪い、朝は調子が良いが午後から悪くなってくる、前かがみが悪い、後ろ反りが悪い、腰の上の方が痛む、お尻付近が痛い…など腰痛はひとくくりにはできません。今日は朝が一番悪い腰痛の話です。こういった方は、ほとんどの場合睡眠中に無意識に行う寝返りの回数が極端に少ないことが推測されます。健康な方では一晩に２０回前後寝返りをしているというデータがあります。しかし慢性的な腰痛の方はその寝返りの回数が半分以下という方が多いようです。そうなると同じ姿勢を長時間していることと同じなので、筋肉や関節は固まり、関節液や血液の循環も滞りがち、靭帯は緩みなど動き始めに症状が強く出てしまうと考えられます。寝ている時に寝返りを増やすなどはムリな事なのですが、対策としては寝具を慎重に選んでほしいと思います。柔らかいマットで寝ると、体が沈んで寝返りが打ちにくくなるとともに、腰付近が沈んで骨格上よくありません。しかし逆にフローリングに直接寝るような硬すぎる場合もよくありません。沈み込みが少なく、かつ硬過ぎず寝返りがスムーズにできるマットがお勧めです。できれば購入する前に実際に寝てみて寝返りを打ってみて労力がかからずスムーズに姿勢を変えれるものを選んでほしいと思います。人生の３分の１は睡眠時間です。寝具選びは慎重に。。。

もう８年ほど定期的にケアに来られている６０代の女性がおられます。来院のきっかけはヒザの不調だったのですが、無事に回復されてその後は維持予防、そして大好きな編み物や裁縫で出てしまう背中や肩のコリのケアに継続して来られています。生徒さんに教えるほどの腕前です。しっかりケアされているのでほとんど不調を訴えられることは無いのですが、出品や催し物がある時には納期に間に合わせるために集中して長時間やり続けます。そんな後は決まって「肩が痛い」「背中が張っている」と言われます。それは一時期なのでケアをすれば解消できるので本人はあまり深く考えておられません。私も一応毎回ムリをしないようお伝えするのですが、好きなことをやるのも日頃のストレス発散になるので強くは言いません。今日も「わかっているけどやっちゃうんです」と笑っておられました。今回は展示物の作品を仕上げるために起こった背中と肩のコリ。ちゃんとケアしているので大丈夫。いつまでも楽しめることをちゃんと楽しめる体でありたいですね。

あることがきっかけで自然に眠ることができなくなった５０代の女性が来られました。精神的な強いストレスがかかる出来事があった数日後から全く眠ることができなくなったそうです。病院で処方される薬で眠ることができていますが、薬による慣れがあるのかしばらく飲んでいるとその薬では眠れなくなり、徐々に強い薬に変わっていくことが怖いと仰います。脳がギラギラして眠れない長い夜を過ごすのも苦痛ですが、薬に依存してしまうことも怖い…そう仰いました。そんな状態が続くと今まで感じたことがないような体のダルさや気力の低下が現れ始め、将来をとても不安に思うようになったようです。何とか薬を飲まずに済むように日中に無理やりたくさん運動したり、早くから消灯してみたり色々試されていますがなかなか改善できていないご様子。夜眠れない分日中に眠くないかお聞きすると眠くはないがとても体が重く、頭が働きにくいとのこと。薬は毎日飲まないようにされていて３日ほど我慢されている辛い状況です。それでも昼寝をしようと試みますが寝ようとすると逆に頭が冴えてきて眠れないようです。不眠の方は色々複雑な原因はありますが、頭に熱がこもっている場合が多く、自律神経も乱れてオンとオフの切り替えができなくなっているのです。体の修正点はたくさんあります。施術はできるだけリラックスできるように心掛け、やさしい手技をよりやさしく施します。施術途中からどんどんリラックスされ終盤には寝息を立てて眠られていました。「私寝てましたね。わぁ凄い。昼寝なんて全然出来なかったのに。何だかちょっとスッキリしたようです」と仰います。根本的に良くなるにはまだ時間がかかりますが、薬なしで、しかも日中に眠れたことに驚かれていました。薬から離れられるようになるといいですね。