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７０代の女性が初来院でした。１年半前に脊柱管狭窄症により手術をされています。この方を紹介してくださったＫさんはずっと定期的にケアに来られているのですが、そのＫさんからその手術をする直前に相談されていたので会ったことはなかったのですが「友人で狭窄症の手術をする方がいるけど手術する前にここに行かないかと言ったんだけど…」と話だけは伺っていた方です。Ｋさんから手術後も芳しくない、やっぱり手術しなければよかったと言っているとお聞きしていました。そんな時病院から股関節も手術をする必要があると言われていると相談されたＫさんが当整体院に予約を入れられたのでした。手術後から左脚が痛くてシビレていることも気にしつつ、今は両股関節の手術を回避したいと切実に訴えられていました。股関節がどの程度悪いのかお話を聞きながら実際に動かしたりして確認します。手術が必要と言われているだけあってかなり可動域が制限されています。股関節が曲がらず靴下が履けない、車に乗り辛い、階段の上り下りが困難など生活の中でもできないことが少しずつ増えているご様子。ただこの方も私も想いは同じです。?手術は絶対したくないさせたくない?初めての施術でしたが股関節の動きが少し良くなり「靴下まで手が届く」とご自分の体の変化に希望を持たれたご様子でした。今からしっかりサポートして毎回動きを良くして絶対手術を回避できるようにします！！

５０代の男性が辛そうに入って来られました。電話では分からなかったのですが脚の運びが不自然なほどぎこちない。どうされたかその場でお聞きすると「疲れ過ぎて…」と仰います。記入用紙に一通り書いていただき詳しくお話を伺いました。ずっと体が疲れている状態で過ごされていて、睡眠障害や自律神経を調整する薬なども飲んでありました。それでも仕事には行かれていてそのうち自分の脚が自分でコントロールできない状態になってしまったようです。今までの経過は詳しくは話せませんが、相当いろいろな不調を我慢されています。薬の影響か、単なる筋肉の硬さとは違うものを感じました。安心されたのか施術を受けながらどっぷりと眠られました。歪みも大きくそれぞれの関節の動きも小さくなってしまっています。これだけ状態が悪いと長時間の施術での体の大きな変化は良い状態に変化してもマイナスになります。少しずつ負担なく改善していくのが最良です。整体したのは約２０分、最低限のケアで終了。しかし睡眠もとれたのも良かったのかスッキリした表情で足取り軽く帰られ、翌日も仕事休みということで来られました。「今朝起きたら脚がまともに動くようになっていました」と明るい表情で教えてくださいました。まだ根本的には解決していませんが、安心できたことで快方に向かえると思います。今後もケアを続けていきます。

以前股関節の不調で通院されていた女性から約２年ぶりに電話がありました。また股関節が悪化したのかなと頭をよぎりましたが今回は股関節ではなくヒザでした。股関節はこの２年何の問題もなかったとお話しくださいました。良かった良かった。しかし問題の左ヒザは脚を引きずりながら歩行されるような重症。特に左脚に体重をかけて曲げていくと顔をしかめるほどの強い痛みが出ます。しかも１年前から不調は始まったそうで発症して随分経っています。その間は病院で溜まった水を抜いたり、電気や温める治療を続けられていました。しかし１週間前に左ヒザをかばっていた右ヒザまで痛み出し連絡をいただいたという経緯です。また直近での診察では「まだ手術するほどではない変形」と言われ?手術?という言葉に頭が真っ白になり不安いっぱいになったと話されていました。かなり酷い状態だったので「(良くなるまでには)長くかかると思います」と話していました。しかし３回目の今日いきなり「ヒザは良くなりました。もう全然痛くない」とこちらが驚く回復ぶりでした。いろいろ確認しましたがどの動きでも痛みは出ませんでした。今日はヒザが気にならなくなった分、肩こりが…と笑っておられました。あれほどの重症が驚きの回復ぶりでした。良い驚きです。。。

首、肩、背中、腰、ヒザに不調を抱えてある７０代の女性が初来院されました。私は常に入って来られてイスに座られるまでその方の姿勢や動きを観察します。この方は骨盤が後傾しヒザが曲がり猫背で頭が随分と前に出た姿勢でした。一目で腸腰筋(お腹から太ももに伸びている筋肉)が縮こまっていることが見て取れます。そうなると臀筋が硬くなります。股関節の動きに関係する臀筋が硬くなると股関節の動きは制限され、腰痛やヒザ痛の原因になるのです。そんなことを頭の中で推測しながら迎えるのです。体の事を記入していただく用紙にはやはり腰やヒザの不調に○がついていました。そしてお話を伺っているとお腹がぽっこり出ているのが気になります。それも骨盤の状態が悪いのが原因です。お話を伺うと体も良くなりたいが、実は姿勢の悪さの方が気になっていると仰いました。でもそれはとても良いことで、姿勢が良くなれば痛みを作らなくなるし、ぽっこりお腹もへこみます。そんな話をしながら施術開始。腸腰筋をゆるめて一旦立ってもらうと｢姿勢が良くなったわ｣と嬉しそう。施術を一通り終え、また立ってもらいました。｢なんだかお腹がへこんだみたい｣と少女のような表情で何度も自分のお腹を触ってありました。骨盤が本来の状態になったことでぽっこりお腹が解消したのです。｢これを維持したい！｣そう力強く仰いました。

１０年間毎週のようにマッサージに通っていたという７０代の女性が来られています。その１０年の間には腰痛や肩こりだけではなかったそうですが、それでもその期間諦めずにずっと通われていてどんなに体を大切にされているか頭が下がります。またそれだけ辛かったのでしょうね。どんなマッサージを受けていたのかザッとお聞きしたのですが、私の施術とはほぼ真逆の感じだと仰います。「痛いのを我慢するのは当たり前」「これだけ筋肉が硬ければそれ以上の力でほぐす」といったような事をお聞きしました。マッサージを受けた日の翌日は揉み返しが当たり前で、この方もそれが効いている証拠だと思っていたと仰います。しかし揉み返しは悪い反応です。１０年そのようなケア(？)をされてきた方に私の施術を理解してもらい受け入れてもらうのは至難の業です。何せグイグイ押したり揉んだり叩いたりは全くしませんから…。今までそのような強い刺激の治療を受けた方は?こんな優しくでいいの？??これで本当に良くなるの？?と必ず思われるようで、この方もそうでした。しかし揉み返しがなくても体がどんどん軽くなる、痛みやコリの不快感がない日が長続きするにしたがい信じてもらえます。もっとも強くされないと良くなる気がしないという方には当整体院のケアは合いません。でもこの女性のように本当に良くなる事の意味を知り「ここにお世話になってみて良かった」「マッサージは翌日の揉みごわりがすごいのよ」「こんなに調子が良いことが続くことはなかった」と喜ばれる方もおられます。同じお金や時間を使うなら本当に体のために良い使い方をしてほしいと思います。

孫守りでずっと抱っこしていたら翌日から左の首や肩、肩甲骨周辺が疼きを伴う痛みが出て…と６０代の女性が来られました。座って話をしているだけでもズンズンするということでさっそく施術開始。肩甲骨周辺は筋肉がとても筋肉のような弾力がなく、鉄板を触っているように硬くなっています。肩こりは以前からあったようですが、こんなに酷い状態になったのは初めてだと仰います。それはそうでしょう、こんなにガチガチに頻繁になっていたら困ります。いきなり患部にアプローチせず遠くから徐々にゆるめていきます。このように悪い状態で疼きもあり、刺激に対してとても過敏になっていますから遠くからアプローチしていくのが鉄則です。随分良い状態まで回復しましたが、また翌日も孫守りがあって…とご本人から明日も施術を受けたいということで今日も来られました。ジッとしているだけで痛いのは消失しダルさが残っているだけと報告を受けました。今日の施術後には本来の軽い体を取り戻され一安心です。しかし孫守りは時々あるとのことでその時にまた来られるとのことでした。孫守り…大変ですねぇ。。。

数年前から左股関節に違和感や可動域の制限を感じるようになり、病院や整骨院にしばらく通われたという４０代の女性が来られました。普段気にならない時もあればしばらく不調が続くこともあるようです。最近は不調の時の方が多くなってきたそうで思い切って自由診療の治療院を探されていました。来られた時には極端に左脚が重く歩くのも億劫だという事でした。お尻の筋肉が硬く硬直しているのと太ももの筋肉が外側に引っ張られていました。いろんな病院で「かぶりが浅い」「変形している」「軟骨が減っている」など将来が不安になることを言われて落ち込み、さらにあるところでは「治療する方法がありません」と絶望的な言葉を言われたそうです。医者の言葉は絶大でとても重いものです。もっと前向きになれる言葉をかけていただきたいものですね…。お尻の筋肉を十分にゆるめ、太ももの筋肉のクセを修正すると左脚がとても軽くなったと不思議そうでした。「逆に右脚の方が重たいです」そう言われました。今の状態をキープできるようになればそれが当たり前になり手術は回避できます。絶対大丈夫！！

７０代の女性が背中の痛みで来院されました。「猫背が酷くなってきて背中の痛みが出てきたような」と仰っていました。立ち姿を見ると背中が丸くなり、両肩は巻き込み、頭が随分と前方に出てしまっています。これではいろんなところの筋肉の負担は相当なものです。首からお尻までの筋肉はカチカチに硬くなっています。みなさん背中が丸まった姿勢を治そうと一生懸命背筋を伸ばそうとされますが、猫背を改善するためには腸腰筋というお腹から太ももにかけての筋肉の縮まりが原因ですからそこを十分に伸ばす必要があります。その腸腰筋を伸ばさないといくら姿勢を正そうとしても定着はしません。そこの調整を念入りにして全身調整。立ちあがってもらうと頭は体の上にちゃんと乗り、胸は開いたきれいな姿勢に。「呼吸が深く出来る。それより姿勢が良くなったみたい」ときれいなバランスになった体を実感され、何度も確認されていました。腸腰筋の調整で股関節がしっかり機能する体は見た目にも体の動かしやすさにも影響します。

昨日お話しした５０代の男性が今日まで仕事が休みという事で続けて整体を受けられました。来院されすぐに「随分良いです」と体も表情も軽やかな感じが見受けられました。大きく歪んでいた体の歪みもほぼ無い状態に保てていて「動かなかった下半身ももう問題ない」と仰っていました。定期的に来られていた時には感じにくかった健康というものが、この長く空いた来院間隔のお陰で改めてこまめにケアをする事の大切さや、普通に動いてくれる体の有難さをまた思い出させてくれたようです。「あそこまで体の状態が落ちると自力で良くなるまでには相当な時間がかかると実感しました。でも整体を受けると良くなるスピードは全然違いますね」と仰られました。しかし私達がお手伝いできるのは体が回復しやすい状態にしてあげることだけです。整体も魔法ではありません。今回はそれまで定期的にケアされていた?貯金?があったから回復が早かったのだと思います。それにしても前日とは別人のように回復されてこちらが驚きました。自然治癒力恐るべし。。。

５０代の男性が３ヶ月ぶりに来院されました。それまでは毎月来られるのですが１月に来られてから来られていませんでした。それまでは何年も定期的に来られていたので何かあったのではないかと心配しておりました。その心配はやはり的中していて、ご自身のヤケド、鹿児島の実家の方の不幸といろんなことが重なり来れなかったとお話しくださいました。もちろん整体が久しぶりだということもあるでしょうが、体の歪みは酷く、筋肉は全身硬直し「下半身がうまく動かない感じがする」とも仰います。座ることが多かったとかあるでしょうが、それだけでは体がうまく動かせないという状態になることは考えにくいですね。精神的なストレスが過多になるとこうまでも体に影響するのかと改めて感じました。急激にかかったストレスが自律神経を乱し、交感神経優位に立たせ、筋肉を硬直させています。その状態が続くとこの方のように体が動きにくくなったりするように多大に影響します。ストレスは誰にでもあり、それをゼロにすることは不可能です。日頃から急激にまた持続的にかかるストレスに耐えうる体のケアを心がけたいものです。