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７０代の女性が首の不調で来院されました。前日まで何ともなかった首が朝起きたら右にも左にも上にも下にも動かなくなっていて…と視線だけ私の方に向けられて仰います。いつもと同じ生活リズムで特に変わったことはしていないと仰いますが、原因がないのに可動制限がかかるような不調は出ません。施術を受けられながらあれかな？これかな？と原因となるであろう事を思い出されていました。３時間ほど草取り、お友達と１時間ほど顔を真横に向けてのおしゃべり、そして２時間リクライニングソファーでのテレビ観賞などが考えられました。おそらく?それ?というものではなく?それら?が積み重なって起きたものと推測されます。どれも首や肩に負担がかかるものです。元々酷い肩こりに悩まれていたそうで、それも良くないですよねと苦笑いされていました。今後同じようなことにならないように『草取りはこまめに休憩を入れる』『長い時間おしゃべりする時は相手の正面で話す』『リクライニングソファーにはなるべく座らない』などアドバイスをして施術開始。施術後は首の可動域もグッと増え、当日は首の不意な動きに注意しながら、でも安静にし過ぎない程度普通に過ごしてもらうようにしました。翌日来られた時には「おかげさまで運転が普通にできた」と喜んでおられました。また同じようなことにならないよう注意してくださいね。

６０代の男性が右ヒザの不調で来院されました。階段の下りで痛みが出て悪い時には夜間に疼きがあるとのこと。また仰向けに寝ても右脚はしっかり伸びず伸ばそうとするとヒザの皿の内側に痛みが出ます。本人は気付いていませんが立位でも右脚はしっかり伸びきっておらず少し曲がったまま歩いています。ヒザが伸びきらないということは、太ももなど脚の後ろ側の筋肉が縮まっていると推測できます。イスに座っていただきヒザ裏を軽く押して痛い部分を探していくと「あっそこが痛い」という部分が見つかりました。そこの筋肉を伸ばせるようにその周辺までアプローチしていきました。５分ほどかけてゆるんだ事を確認できたため仰向けに寝てもらうとすっかり右脚は伸びきっていました。しかし本人は自覚がなくこちらから「ちゃんと伸びてますね」と声をかけるとようやく気付かれました。それだけムリなく脚が伸びたということですね。毎月病院にヒアルロン酸の注射を打ちに行っているそうで「このまま治療していけばもう注射は打たなくて済みそうだね」と言われていました。あと何回か来ていただければ痛みは消失するはずです。

左股関節に痛みが出たものの仕事が忙しくケア出来ない期間が続いて悪化し、夜寝ていても疼いて仕方がないと４０代の女性が来られました。股関節の左右のバランスがかなり崩れており、習慣になっている横座りをしないようアドバイスしました。そんな座り方で今の状況になってしまったことにとても驚いておられました。夜勤のある仕事なので、疲れや痛みを回復させる機能も低下していたことでしょう。股関節周囲の筋肉もかなり硬い状態でした。しっかりゆるめて股関節の位置を調整して様子をみていただくことに。１週間後に来られましたが疼きはなくなっていました。とても感謝されたのですが、まだ原因がすべて解消されているわけではない事をお話し、もう大丈夫という状態まで良くしときましょうとしばらく通っていただきます。これは強制ではないですが、しっかり現状をお伝えし納得していただいた結果です。痛みが無くなった＝完治したではないということですね。この方はもう疼きは嫌なのでと快く通われます。

６０代の女性が腰から右の下肢にかけての激痛で来院されています。初めて来院される予定だった先週の予約日は激痛で歩けなくなり、日にち変更の電話がありました。それほどの重症な状態です。２年ほど前の病院での診断は?脊柱管狭窄症?です。それからリハビリや痛み止めなどで過ごされていましたが、徐々に悪化し家の中を歩くことも困難になってきたところで心配された娘さんが当整体院を探されて来られることになったようです。院内に入って来られる歩き姿も痛々しくあぶら汗が出るような状況でした。どんな姿勢でも痛いということで早々にベッドに寝てもらいましたが、同じ体勢でしばらくいると太もも、ふくらはぎまでズンズンとした強い痛みが襲って来ます。出来得る限りを施しましたが、同じ体勢が長くできないため難しい施術になりました。２日目は１日目とは違う方法で立位と座位のみで施術。これがかなり良かったようで３日目には歩く動作が随分と自然な状態に近づいていました。３日目は立位で痛みが強くなり途中でイスに座って休む必要がなかったのでスムーズに腰部、下肢とアプローチできました。施術後歩いてもらうと「最近の中で一番いい調子です。歩いてもほとんど痛くないです」と院内を何往復も歩かれていました。帰り際に「このまま歩けなくなるかと心配でした。まだ６０代で早すぎますよね」と仰るのでちゃんと十分ケアすれば生涯歩き続けることが可能だと伝えるととても安心され「良かった」と何度も仰っていました。脊柱管狭窄症でも椎間板ヘルニアでも痛みの原因を取り除けば痛みは減らしていくことは可能です。痛みのない体で生涯過ごしたいですね。

顔を左に向けると右の首筋に痛みが出て左を向けないという女性が来られました。肩こりが年中あり疲れ、ストレスは当たり前と笑っておられました。顔を４０度左に向けると痛みが出る状態でした。その痛い部分に手を当てると筋肉が硬い硬い。ここに疲労物質やカルシウムが溜まって痛みを出しています。その硬い部分にアプローチし３０秒後には左に目いっぱい向いても痛みは出なくなりました。「あれっあらっ…」今まで痛かったものが１分も経たないうちに消失して困惑気味でした。その後体の歪み調整や筋肉の過緊張をゆるめ、全身の調整をして終了しました。あまりのあっけない回復にちょっと困惑した表情で帰って行かれました。無事に良くなって良かった。

６０代の女性が約５年ぶりに来られました。以前は自営業でお忙しく毎日を過ごされ、肘が痛い、腰が痛い、首や肩がこったなど様々な不調を一緒に克服してきました。しかしある時から突然来られなくなったのです。とても心配していましたが、とても久しぶりに電話がありました。やはりある事情でお仕事も辞められ、家族の介護をしなければならなくなったそうです。ここ何年かは難なく過ごされていたようですが、右ヒザ⇒右股関節⇒左股関節と痛みが増え、それが自力で解消できなくなってきたところでの来院でした。床にしゃがむ動作や階段の下り、靴下を履く動作などでそけい部(脚の付け根前面)に強い痛みが出ます。股関節の検査では左右で差異が出ておりバランスの悪さもみられました。筋肉をゆるめ、股関節を正しい位置に導きます。施術後にはほぼ気にならない程度まで改善されましたが、股関節はとても重要な関節であってもろい関節でもあるのでしばらく通われることになりました。いろいろな動きで確認され｢脚が真っすぐ上がる、しゃがめる(曲がる)｣と嬉しそうでした。自己療法もお教えしたのでより早く回復されると思います。介護は大変ですが自分の体も大切にして欲しいですね。

当整体院には?薬だけに頼らない??自分で積極的にリウマチに立ち向かう?関節リウマチの方がたくさん来院されています。そのなかのＫさんは５０代の女性です。２８年の８月末に初めて来られました。手首や足首、肘の痛みと腫れ、倦怠感、肩の熱感、座骨神経痛、自律神経の乱れなどを訴えられていました。当時は病院で処方されるメトレートという薬を５錠(１０ｍｇ)飲むだけのケアでした。しかしこのままではいけないと思い立ち、自由診療の当整体院に思い切って相談されたのでした。顔色が悪く、元気がない、超マイナス思考…という第一印象でした。当然ですよね、関節リウマチは大変な疾患ですから。しかし良くなっていく事をしっかりお話し、段階を踏みながら快方へ一緒に向かっていきましょうとスタートしました。体の変化も少しずつ出て、血液検査の数値にも改善がみられ、とうとう今月の４日に薬をすべて止めるところまできました。もちろん５錠⇒４錠⇒３錠…１錠⇒０という段階を経ています。病院の先生も回復ぶりに大変驚かれたとか。「なんだか騙されているよう」と仰ったそうです。一般的にはリウマチになり副作用等の不具合がなければ薬はずっと飲み続けなければいけません。しかしなかにはＫさんのように積極的に自分でもケアして薬を止めても病勢をコントロールできる状態にまで良くなる方もおられます。本当に嬉しいです！！良かったねＫさん！！！

体力を使う仕事をしている２０代そこそこの男性が来ました。ハードな仕事なので体のどこかが痛み出すと来ています。とても素直でアドバイスもちゃんと聞いてくれます。今回の不調は車のドアがある原因で動き、それが右肩に激しくぶつかったことによる痛みです。内出血などはないようですが、腕から肩にかけては寝ている時以外は常に重ダルく、仕事にも支障が出ています。さらに先日来院されたこの方のお父さんに「今仕事がピーク」とかなり忙しい時だと聞いていたので尚更心配ですね。今回はこの不調の話ではなく体の柔軟性のこと。お母さんも話されていたのですが、この男性は幼児の頃から体がとても硬く、オムツの交換が困難だったと話されていました。学校でも体育座りをすると股関節が硬いためゴロンと後ろに倒れてしまう…それで体育教師に「お前ふざてんのか！」と冗談ではないことが分かるまで怒られていたようです。それで股関節など体の柔軟性を向上させるストレッチを前回来た時に２種類教えていました。今回久しぶりでいつものように股関節の左右差をみるための検査である動きをすると、とてもスムーズにできるようになっていました。?ちゃんとコツコツストレッチやってるな?と感心しました。本人に伝えるととても嬉しそう。やはりコツコツ地道に取り組めば体はちゃんと応えてくれますね。。。

これはとても大事な部分だと思います。『痛みがなくなった』ことが『治った』とは言えない事。例えば虫歯で痛みが出た時に応急処置として痛み止めで痛みを一時的に痛みを感じなくしても『痛み』は消えていますが、虫歯そのものは何も治療していないので『治った』とは言えません。それを体の痛みに置き換えると、痛み止めやシップ、注射で一時的に痛みが無くなっても、原因である筋肉の緊張や体の歪みは解消されていないので『治った』とは言えません。当整体院ではそこまで回復してほしいと説明してケアに取り組んでいます。しかし一部の方は「痛みがなくなったから様子をみさせてください」とケアを一旦中止されます。しかし、先ほどの話のように痛みが出なくなったレベルでも原因が消失した状態までいっていなければ、また再発するのはほぼ確実です。『治った』と思って自己判断でケアを中断される人は、また痛みが再発しケアを一からやり直さなくてはならないのでとてももったいないですね。?もう大丈夫?というところまでしっかり回復させましょう。

一年半前に奥さんに連れられて６０代の男性が来られました。約１ヶ月で３回来院されています。腰から下肢にかけての激しい痛みで、仰向けや横向きいろいろ体勢を変えていないと同じ姿勢が５分も続くと激痛で顔をしかめられるほど状態が悪い方でした。３回を終えて痛みは半減していましたが、スタート地点の体の状態があまりに悪かったためそのまま通われる予定がパッタリ来られなくなっていました。それから１年半、久しぶりに来られました。あれからの経過をお聞きすると３回終了後の翌日から痛みが嘘のように消え、この１年半全く気になることはなかったそうです。時々あるのですが、施術直後は痛みが残っていても治癒力が徐々に働き痛みが消失すること。このパターンだったようで安心しました。今回は激痛になる前に来られたので終始笑顔で施術を受けられ帰って行かれました。良かった良かった。